那須野・葵

Last-modified: 2023-09-21 (木) 03:22:06
 

「屠龍心影流正統伝承者、那須野家が長女、那須野葵…貴殿に『死合い』を所望致します。」

Aoi・Nasuno

プロフィール
シンボル刀と苦無で表された閉じた眼 RWBYOC:N(PM).png
種族人間
武器紅焔鋼製居合刀『紅月景正』&鋼糸付き飛苦無『雀蜂』?
性別女性
年齢17歳
外見
服の色茄子紺、本紫等の日本伝統色の紫系
アクセサリー翡翠の帯留め
肌の色血色が良く健康的な白肌
身長168cm
髪の色菫色
瞳の色紺色(但し、盲目の為滅多な事では開眼しない)
モチーフオオムラサキ(日本の国蝶)+侍+鳶
センブランス『制空圏』
ステータス
所属ビーコンアカデミー1年生
元所属屠龍心影流剣術道場
職業学生
チームEVNY
-エリュテイア・スィー デーン
-ヴィオレッタ・シュヴァルツ
-ヤミー・ピンク
パートナーヤミー・ピンク
関連人物那須野・与一(弟、葵の失明により那須野家と屠龍心影流の跡取りとなったが、病弱な為剣を振るう事が出来ない。)
作者:シユウ?

外見

RWBYOC『EVNY』:N 那須野補足(小).png
菫色のショートボブに欧米系のセクシー女優顔負けの豊満なプロポーション、その上でこれでもかと肌が露出し、局部が露出しない最低限面積の和服ナイズな非常に際どくけしからん衣装。
木綿織の足袋に藁を手編みした草履履き、手造りされた翡翠の帯留めと、片田舎の辺鄙な村でも機械加工と近代文明の衣服が主流のRWBYOC世界に於いてすらも非常に珍しい古風な出で立ち。
無論、下着の類は後述の能力の関係上一切纏っていない。
煽情的と清楚さが同居する風体に似合わず『常在戦場』を体現する様に、常に腰に得物『紅月景正』を帯刀し、帯や手甲裏、脚裾の裏側に鋼糸付き飛苦無『雀蜂』を忍ばせている。

人物

代々『屠龍心影流』という様々な武器や徒手空拳の特殊戦闘術を継承する一族であり、その道場の跡取りとして厳しくも大切に育てられていた。
が、父親との修行中の事故により重傷を負って昏倒、奇跡的に目覚めはするものの、事故によって負った怪我が原因で視力を喪失し、盲目となってしまう。
大切な娘の視力所か人としての真っ当な未来すら奪ってしまったという自責の念から父親は病の床に伏し、家族の献身的な看病の甲斐も無く呆気無く亡くなってしまう。
当の葵も一時は亡くなった父の後を追っての切腹自害を考えるも、遺された母親と弟の説得に加え、病床の父の
『某の後を追おうなどと考えてくれるな。己の不始末で娘の眼より光を奪ったばかりか、後まで追わせたとあれば某は那須野家末代までの恥晒しとなろう。某死して後まで那須野家に恥を上塗る様な真似は決してしてくれるでないぞ。』
という言葉に自害を思い止まり、暗闇の中でも相手の気配を察知して斬るという『盲剣』の修行を基に、想像を絶する程の厳しい修行の末、遂に視覚以外の総ての感覚を用いて有視界以上の超感覚と察知能力を体得する。
後述のセンブランス『制空圏』の覚醒もあり、志半ばで死した父の代わりに『屠龍心影流』を世に知らしめ、その頂点を極める為にとビーコンアカデミーへの入学とハントレスの道を志すに至る。
が、アカデミー登録時、うっかり日本式の姓名で登録してしまい、イニシャルが本来のAOIの『A』ではなくNASUNOの『N』になってしまった。
また、失った視力を補う為に修行によって他の感覚が鋭敏化している為、どうしても肌に一定面積の露出が無いと感知範囲が狭くなってしまう。
その為常に煽情的且つ際どい服装で出歩く事になる上、能力発揮の関係上服を脱ぐ事が多く、純で初心な相手とコミックス倫理規定の天敵である。
後述の能力の項目から判る通り、EVNY内でもトップクラスの戦闘能力と戦闘技術の所有者である。

失った物:視力

性格

いつ何時も常に物腰柔らかく、淑やかな態度と立ち居振る舞いを崩さぬ文字通りの『大和撫子』を体現する貞淑な女性。
非常に情け深く優しい人情家であるが、物事の善悪に対して非常にシビアで厳しい裁定基準を併せ持っており、殊更に与太者、無法者等、既に言い逃れ出来ない犯罪を犯した人物に対しては(油断を誘う手口との見極めも兼ねて)
非情に徹して罪人を捕らえ、必要とあらば手厳しい尋問(傍目からすれば拷問に等しい)も辞さない。
一応自身の容姿に関しての羞恥心は人並みの良識と常識を持っており、十全な能力の発揮の為とは言え、まるで痴女や変態趣味の様な今の容姿や脱がねば本領を発揮出来ない能力に不満とコンプレックスを抱いている。
また、趣味と能力修練の一環として釣りを嗜んでおり、釣った魚を手ずから捌いて料理し、EVNYの面子やクライアント、依頼の護衛対象等に振舞う事を密やかな愉しみとしている。
因みに料理の腕前はかなり高く、当番制を用いてはいるものの、EVNYの食事の調理を担当するのは専ら葵である。

能力

・センブランス『制空圏』
葵の半径10m圏内の『あらゆる存在』をリアルタイムで感知、範囲内ならば壁の向こう側に這う一匹の蟻の存在や、地形も地面に転がる小さな小石一つまで把握可能という強力な感知、探索系センブランス。
聴力による感知と違って雑音の影響を受けず、幻影等にも惑わされないが、オーラ由来の分身や生成物体の判別が出来ない(=本物と同じ様に感知してしまう)のと、
素肌で感じる感覚から周囲を把握している為、肌に一定以上の露出が無ければ効果が激減する事、センブランス発動中は鋭敏な感覚を必要以上に酷使する為、展開持続時間が3分と短いのが弱点。
然し、これら弱点を加味しても非常に強力なセンブランスであり、後述の居合術と鎧組打ちの技術と併用する事で、センブランス発動中は難攻不落の『牙持つ盾』と自らを変じ、あらゆる攻撃をいなし、弾き、斬り落とす。

・居合術『屠龍心影流居合剣―盲剣の型』
数ある屠龍心影流剣術の中で『全く光の無い暗闇の中でも相手の気配を察知し、正確に対象を斬る』という技術『盲剣』に、同じく屠龍心影流剣術の一つ『居合剣術』を併せた葵のメインアーム。
本来は夜襲や夜半の屋内での不意打ち等で灯を失い、目が暗闇に慣れない内でも相手の位置を把握し、目が慣れるまで万全に立ち回る為の技術であるが、葵は修行によって常時周囲を気配を察知し、
まるで目が見えているかの如く立ち回れるまでに鋭敏化、相手の一挙手一投足を見切り、先の先、後の先を取る神速の居合に昇華した。
その間合いは本来ならば『一足一刀の間合い=凡そ2m』が精々であるが、特殊な歩法による深い踏み込みの一足と、全身のばねを駆使して伸び上がる様に斬る独特の初太刀から、その間合いは0~6mと優に通常の三倍以上のキルゾーンを持つ。
抜刀居合いの後もその剣閃は鋭く、そして迅(はや)く、センブランスとの併用によって戦場を選ばず、また多人数を相手にしても十二分に立ち回る事が出来る。

・投擲術『屠龍心影流飛刀術』
柄部分に鋼糸(鋼鉄製の硬質ワイヤー)を仕込んだ苦無(くない、棒手裏剣とも)を投擲し、刀の間合いの外に居る標的を攻撃、捕縛する総合投擲術であり、葵の持つ唯一の遠距離攻撃手段。帯内に7本、両手甲内に4本、両脚裾内に4本の計15本の『雀蜂』を忍ばせている。
葵の持つセンブランス『制空圏』と超感覚によって、複数個の同時投擲であっても視界を有する常人以上の正確さで対象を射貫き、壁等に縫い留めて無力化する事が可能。
飛苦無『雀蜂』の鋼糸は柄内部の収納から凡そ30m程の長さを有し、その収納スペースの都合上通常の苦無よりも持ち手の後部がやや長く太い造になっている。(雀蜂と呼ばれる所以はこの独特の造を雀蜂の腹に見立てた所から来ている。)
葵はこの『雀蜂』とその鋼糸を駆使してこの飛刀術を振るい、間合いの外の標的へに対する純粋な投擲による刺突と即時回収、鋼糸を対象に巻き付けての捕縛や無力化、複数個の雀蜂から引き出した鋼糸の『網』による防御、
投擲攻撃以外にも渡河や登攀等の足掛かりの為のロープ張り、スコップの様に地面を掘る、壁に刺してよじ登る為の足掛かりにする等、多種多様な場面で『雀蜂』を利用し、様々な状況への対処を可能としている。

・鎧組打ち術『屠龍心影流透誅術』
鎧組打ちとは、御互いが甲冑で完全武装している状態の上で、徒手空拳での組み打ちを行う日本古武術の一つである。この点はRWBYOC世界に於いても御互いが鎧兜で武装している状態で打ち合う事に変わりが無く、
人間やファウナスの装備する防具や一部のグリムの持つ甲殻や外骨格等によって、必然と此方の世界では『防具や甲殻の内部に打撃を伝播させ、相手の肉体や内臓にダメージを与える術』が大半を占めている。
現代の鎧兜であるボディアーマーやヘルメット、ライオットシールド等の一般人でも入手可能な防具から、ハントレス達が対グリム、対人、対ファウナス用にカスタマイズした甲冑やバリアジャケット等のハンター専用装備に至るまで、
あらゆる鎧に対して打撃を『透(とお)し』肉体を『誅(う)つ』事に特化した徒手空拳の格闘術。それが葵の持つこの『透誅術(とうちゅうじゅつ)』である。
原理は我々の世界に於ける一部の日本古武術や中国拳法等に存在する『鎧通し』や『浸透剄』等に代表される『打撃を身体内部に打ち込み内臓系に直接ダメージを与える打撃』に準じており、
狙う場所や強弱によって相手を気絶させる、逆に気絶から回復させる、心臓等の最重要器官に直接ダメージを与えて死に至らしめる、心停止して間も無い相手の心臓を衝撃でマッサージして蘇生する等、極めれば活殺自在を可能にする、
云い方を変えれば『極める事で如何なる相手も誅する(=殺害する事が出来る)殺人拳に出来得る』危険な格闘術とも言える。