警笛は、列車の接近を周りの人に音で注意を促すものです。駅の入線や踏切などで鳴らされます。
概要
圧縮空気を使ってラッパから大きな音を出すタイフォンが主流。ホイッスルを使う場合もあるほか、蒸気機関車は蒸気を用いた「汽笛」になります。
「沿線の人々に列車接近の注意を促す」という点は万国共通でありますが、鳴らし方は国によって様々な差があります。国別に解説していきます。
Train Simulatorではスペースキーで警笛を鳴らせます。隠し警笛やボーナスはなく減点もありませんが、あまり無闇に鳴らしすぎると運転終了後の報告画面に「警笛を鳴らしすぎ」的なメッセージが出てきます。
英語圏の方によるSteamの有志ガイドも参考になります。
イギリス
イギリスのディーゼル・電気車両には、1つの車両で高低2つの音程の警笛を併設しています。更に音量の差異もあり、音程の高低と音量の大小で計4つの鳴らし分けが可能です。
377系など一部の車両には、車庫入換用のホイッスルが併設してあります。
- 線路際の人への警告 - 大音量・高低
- 警笛鳴らせ標識(丸に「W」と書かれたもの) - 大音量・低音
初期のアドオンはスペースキー1回で高音と低音が1つの音源ファイルのものが多かったのですが、近年のアドオンは鳴らし分けが可能になったものが多いです。
蒸気機関車の場合は、主にホイッスルが搭載されています。
アメリカ
アメリカの機関車では、警笛に加えてベル(鐘)が併設されています。警笛も踏切を通る度に鳴らす義務があるため、高頻度で警笛を使用します。
TSではスペースキーで警笛、Bキーでベルを作動できます。警笛を鳴らすと正面のライトが2個交互に点滅する物もあります(ディッチライト)。
踏切の1/4マイル(約400m)手前に「W」と書かれた汽笛吹鳴標識があり、ここから踏切まで警笛を長・長・短・長(ファーン、ファーン、ファン、ファーン)の順に鳴らしていきます。スペースキーを押し続けていると鳴り続けます。最後の警笛は踏切と交差するまで鳴らしましょう。
ベルは列車の到着発車時、踏切通過時などに鳴らします。警笛を鳴らすとベルも同時になる車両もあります。基本的に機関車列車のみの装備で、電車にはベルはありません。
下の動画は、実際の列車で警笛を鳴らす例です。
ドイツ
沿線の人に注意を促す際に警笛を鳴らします。
日本
日本でも線路周辺の人への注意喚起、見通しの悪い場所、保線作業時の注意喚起など、危険だと判断した場所で警笛を鳴らします。
警笛鳴らせの標識は、黄色い四角の中に「×」が書かれています。