2017年11月16日、Train Simulator 2018(TS2018)が従来のTrain Simulator 2017からの更新により登場した。
紹介映像
TS2017から変わること
Train Simulatorは毎年1回タイトルの年号が変わるのが通例となっていて、2017年11月16日にTrain Simulator 2017からTrain Simulator 2018への更新が行われた。これまでは9月中旬に移行するパターンが多かったが、今年はTrain Sim Worldの開発との関係もあってか11月になった。
TS2018に移行してから全く新規に本体を入手すると、TS2018で標準の路線が付属する。TS2017を保有済みの場合、本体機能はTS2018仕様になるが、2018標準の路線は無料では追加されないため、必要な場合は例年通り上書き購入が必要になる、というのも例年通りな模様。2017時代の標準付属路線はDLC扱いとなり、今後も引き続き使える。
グラフィックはこれまで通りのRailWorks系であり、Train Sim Worldとの互換性はない。
今回の更新では、Dovetail Live?との連携が行われている模様。
収録路線
TS2018では、イギリス、ドイツ(とオーストリア)、アメリカの各1路線が標準で付属する。
- 【独】Mittenwaldbahn: Garmisch-Partenkirchen – Innsbruck
- 【米】Peninsula Corridor: San Francisco – San Jose
- 【英】North Wales Coastal: Crewe – Llandudno & Conwy Castle
ドイツ、アメリカの路線は既存のDLCが標準で付属するが、イギリスの路線はTS2018と同時でのみ入手可能となる。
【独】Mittenwaldbahn
ドイツ南部バイエルン州のアルプス山麓の都市ガルミッシュ・パルテンキルヒェンから、国境を越えてオーストリアに入り、チロル地方の都市インスブルックへ至る単線電化の山岳路線。ドイツ鉄道やオーストリア国鉄の都市間列車、近郊列車、貨物列車が走る。
車両はドイツ鉄道の連接式低床近郊電車「タレント」の442形と、オーストリア国鉄の貨物用ディーゼル機関車2016形「ヘラクレス」が付属する。
【米】Peninsula Corridor
米国西海岸、カリフォルニア州北部の都市サンフランシスコから、カリフォルニア半島を南へ進みサンノゼへ至る非電化近郊路線。通勤列車「カルトレイン」が運行され、ユニオン・パシフィック鉄道の貨物列車も走る。
車両は近郊列車カルトレインのMP36PH-3Cディーゼル機関車と2階建てのバイレベル客車、ユニオン・パシフィック鉄道のGP38機関車と貨車が付属する。
【英】North Wales Coastal
英国イングランドのクルーから西へ向かい、ウェールズの北岸沿いをスランディドノ、コンウィキャッスルまで進む沿岸非電化路線。既存アドオンの収録ではなく、当面はTS2018本体入手者限定の路線となる。
車両はヴァージン・トレインズの221形振り子式気動車「ボイジャー」と、アリーヴァ・トレインズ・ウェールズの175形・158形の各気動車が付属する。
221形はヴァージン・トレインズ社の商標許諾を得た最初の車両となった。今後の単品アドオンでヴァージンの車両が複数登場する見込みである。
エディション
複数のエディションが用意されている。
Train Simulator 2018
上記で解説した路線が入る標準版。
UK Classics Edition
イギリスの旧作路線を3路線セットにした地域特化版。「Train Simulator」の本体機能は含まれるが、「Train Simulator 2018」の標準路線は付属しない。
German Classics Edition
ドイツの旧作路線を3路線セットにした地域特化版。「Train Simulator」の本体機能は含まれるが、「Train Simulator 2018」の標準路線は付属しない。
US Classics Edition
アメリカの旧作路線を3路線セットにした地域特化版。「Train Simulator」の本体機能は含まれるが、「Train Simulator 2018」の標準路線は付属しない。
関連リンク
- 【TS公式】 Introducing… TS2018!