スイスの路線アドオン。世界遺産にも登録されたレーティッシュ鉄道の山岳路線。
基本情報
アドオン名 | Albula Line: St Moritz - Thusis Route Add-On |
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国 | スイス |
開発元 | Thomson Interactive |
軌間 | 1,000mm |
電化方式 | 架空電車線方式 |
価格 | 3,980円 |
配信日 | 2016年9月1日 |
販売先 | Steam |
解説
実物解説
レーティッシュ鉄道(RhB)はスイスの私鉄の1つで、スイス東部のアルプス山脈に路線を有する軌間1000mmの狭軌鉄道である。特にアルブラ線とベルニナ線の2路線は鉄道自体が2008年にユネスコの世界遺産に指定されており、観光路線としての知名度も非常に高い。
日本の箱根登山鉄道と姉妹提携を行っており、RhBに「箱根登山電車」と書かれた機関車があったり、箱根登山鉄道に「ベルニナ号」・「アレグラ号」といったRhBにちなんだ愛称の電車も走っている。
アルブラ線は1900年代に開業した路線で、クールとサンモリッツを結ぶ鉄道として建設された。アルブラ渓谷に沿いながら急勾配を抑えるような線形となったため、グルっと回って高低差を稼ぐループ線も各所に設けられた。
アーチ橋で有名なランドヴァッサー橋もこのアルブラ線にあり、世界一遅い急行と評される「氷河急行」もこの路線を通る。
アドオン解説
アドオンではサンモリッツとトゥージスの間が再現され、電気機関車のGe 4/4 III形と氷河急行用の展望客車が収録されている。アドオンの開発元は、イギリスのスコットランドに拠点を置くサードパーティーのThomson Interactiveである。
ベルニナ線はサンモリッツ駅やサメダン駅でBernina Passのアドオンとしてポスキアーヴォまで、ポスキアーヴォから先の終点ティラノまでがBernina Line?のアドオンで繋がる。
紹介映像
収録車両
Ge 4/4 III形
Ge 4/4 II形の後継機として1993年に登場した電気機関車で、1999年までに12両が製造された。交流電動機とGTO-VVVFインバータ制御を採用。スイス国鉄の標準軌機関車であるRe460形と似通った仕様である。
車両形式の「G」は狭軌の機関車、「e」は動力源が電気、「4/4」の最初の「4」は動軸数が4軸、後ろの「4」は動軸を含むすべての軸数が4軸、IIIはこの仕様の機関車の第3世代であることを示す。車両番号は641から652までの連番が与えられている。
このアドオンでは、トンネルなど架線の高さが低い区間でパンタグラフが架線の高さに追従するスクリプトが実装されている。
客車
氷河急行用の客車が収録されている。
貨車
コンテナ貨車のLb-vが収録されている。
シナリオ
7件のキャリアシナリオと1件のFree Roamシナリオを収録する。
- Spring Commuter Service
- GEX Summer Ascent
- St. Moritz Runaround
- Thusis Container Delivery
- Summer in Filisur
- Locomotive Tutorial
- Autumn Afternoon Duties
- GEX Winter Descent
3件のRailfanモードシナリオも収録。
- Toua Tunnel
- Solis Viaduct
- Landwasser Viaduct
このアドオン独自の機能として、自動で動く列車の乗客として視点を眺める「Passenger」モードシナリオがある。
- Bergün/Bravuogn to Preda
別売アドオン
路線アドオンに対する別売拡張はEnhancement Packの形で配信されている。
- RhB Enhancement Pack 01 - Ge 4/4 III形のユネスコ塗装、RhB標準客車、貨車はタンク車と材木車を収録。