【みんな、ありがとう!】

Last-modified: 2025-11-13 (木) 02:26:24

SEB

一見すると「ただのお礼かなにかのセリフ」に見えるこの一文。
ところが使用された場面を見ると、ちょっと珍しい特徴を持っている。
 
このセリフは以下の特徴を持つ。

 
これだけの特徴を持ちながら、実は⋯

  • 発言者が2人おり、場所もシチュエーションもまったく違う

という珍妙な共通点がある。
 
その発言者とは、【ディーヴァ ナンバー5】と、【アメイヤ アシュリン】である。

D5編

私、歌えたよ。みんな、ありがとう!

博物館で見た新曲データがまさかの禁止楽曲だったため歌唱機能を封じられてしまったところからスタートした彼女の旅路は、【コンスタンティン】率いるチームと共に心を取り戻す旅へ出る。
各地の世界を回ることですこしずつ心を取り戻していった彼女だが、すべてが終わったと思った矢先にコンスタンティンが本性を見せる。
楽曲の正体は【クィススタティアム】の陣営が使用する、世界の統合や分離のための兵器である【生まれし苦悩】の起動コードだったことで、両者は全面対決へ突入する。
そして決戦の最中に歌唱機能の封印が解除されたことを仲間から指摘され、歌を起動させながら戦いにも勝利する。
そのまま彼女は念願のライブ活動に復帰し、ラストバトルで歌ったこの新曲を大勢の観客の前でそのまま披露した。
セリフは歌い終えたときの舞台上での一言。

アメイヤ編

「ヴァッハ神エンド」で見ることができる。
魔女試験を終えて【プールクーラ】に帰るやいなや、そこは災厄がもう限界まで広がってしまった状況。
そこに現れた【灰色の魔女】の策略で周囲の陣営から孤立させられる。
さらに【みまもりびと】の力の独占によるプールクーラ完全占領を食い止めることに成功した彼女は、その絶大な力を光の塔でプールクーラ再生に充てようとするが、最初に彼女を助けた【ヴァッハ神】から横槍が入る。
魔法力を周囲の世界から吸い取り、その力を使って災厄を自ら起こす魔女の生き方は、世界全体で言うと魔力バランスをただ崩す行為でしかなく、それを立て直す行為はとても看過できるものではなかった。
両者の価値観から完全対立へ至った末にヴァッハ神を最終的に討ち取った彼女のもとへ、母も含めた全陣営の魔女たちが祝福にやってきた。
そして皆の前でこの一言を言うところで物語は終わる。
 
彼女のエンディングは全キャラクターでもかなり長いものが多いのだが、最終決戦へ至るエンディングはどれも簡素なもの。
絵に描いたようなハッピーエンドだから他に何かを語る必要はないということだろうか?