ここではRS1・MSの古代の種族のひとつを解説。
RS1・MS
【サルーイン】より前の時代、【マルディアス】創世記に【マルダー】と【サイヴァ】が戦っていた頃に栄えていた人々。
戦いがあまりに激しくなり、世界そのものが滅亡へ至ることを察知した【ニーサ】に導かれ、【カクラム砂漠】の地下空間へ逃げ込んだ。
その後、戦いが終わって地上へ戻ると、ニーサは【エロール】と共に新たな神々を多数誕生させ、それらに世界を再生させるよう指示をする。
おかげで世界は蘇ったが、創造主が違えば被創造物も違うのは当たり前で、動植物は何もかも違っており、完全に浦島太郎状態になってしまった。
作中では、これに対して2通りの生活様式を選んだそれぞれの部族が登場する。
- 地上で新しい生活を始めようとしたのが、現在【ニザム】を族長とする【タラール族】。
- 現在の地上に失望し、地底での生活を続けようとしたのが、【ジェフティメス】率いる一派。作中で特に地底人と指定した場合、狭義ではこちらの部族を指す。本項では主にこちらを扱う。
新たな世界のあり方を否定しているため、ニーサ以外の神々に対して存在自体を拒絶する。
しかし神々への敬意は持っており「【サルーインを叩き殺す】」というような発言は咎められる。
現行の人類とも創造主が違うことから、基本的に決して心を開こうとしないが、ニーサへの信仰のあつさから、ニーサの土属性を持つ【トパーズ】を携えた者に対しては「ニーサの戦士」として尊敬する。
タラール族の【アイシャ】を見たジェフティメスがトパーズを持たずとも一定の反応をしたのも元が同じ部族だからであり、MSでアイシャの【恩寵値】の初期値がエロールよりニーサのほうが高いのもこういう過去があったため。タラール族が別の部族と結婚できないのも、部族としての独立を保つためではなく、種族が異なるからである。
MS版【皇帝の奇病】で【シリル】からエリスのシンボルを手に入れようとする際に言われる一言も、ほかの主人公なら「エロールの子よ、我に何用だ?」である場面が、アイシャ編だけは「ニーサの子よ、我に何用だ?」となっている。