【極意】

RS3

覚えた【技】や【見切り】を、封印してもメニュー画面から簡単に再セットできるようになる機能。
再セットするにあたり【閃き】は必要としないし、なんなら全キャラ共通で使い回せるようになる。
いわば、RS2の【技道場】のシステムをメニュー画面に組み込んだもの。
　
普通、覚えた技や見切りは本人にしか使えないし、封印したら再び閃かないと使えなくなるが、極意化させれば別。
会得方法は、技を使用した・見切りが発生した瞬間に極意取得判定が行われ、その状態で戦闘に勝利すると取得できる。
1回の戦闘で得られる極意は4つまで。
　
キャラクターが覚えることのできる技・見切りは合計8つまでなので、
はやめに極意を習得することで初期の技やすぐに必要のない見切りを安心して【封印】できる。

技の場合、極意は下記の条件を満たすと会得可能。

• 乱数(0～255) ≦ 30-((消費WP)*7/4)

例えば、以下の確率で極意を取得できる。

• キック(消費WP0)なら30以下の約12.1%
• ライトニングピアス(消費WP5)なら23以下の約8.6%
• 黄龍剣(消費WP12)なら9以下の約3.9%

この式は、【達人】・【魔王遺物】・【龍神降臨】等の補正を受け、消費WP17以上になると境界値が0となり極意修得率は0となってしまう。
そのため、龍神降臨を使用してから技を使用すればすべて12.1%の確率で極意取得可能。
消費WPが最も多い【龍神烈火拳】などの消費WPの多い技の極意を取得する場合は有効。

見切りの場合、見切る技ごとに消費WPに依存した確率が設定されている。
適当に技を振っていれば運が良ければそのうち極意を得る技と違い、何度も同じ敵と戦う必要があるためかなり面倒。
そもそも制限プレイなどをしない限り、その使用道は薄いためコレクター向けと言えるだろう。

リマスター版

新装備【達人の指輪】や【極意の指輪】を利用することで極意の取得率を上げられるようになった。
　
極意の指輪は、極意修得に関わる境界値が1.5倍になる効果で上記の30の場合は45になる仕組みとなっている。
更に達人の指輪の消費WP半減の効果も加わることで極意の境界値を上げることができるほか、魔王の武器防具による【消費ポイント増加】?を相殺することもできる。
【心眼でたらめ矢】の極意でこの技を自由に覚えさせられるようになった。
(SFC版では極意取得は可能なものの習得は無理だった。)
ただし、消費WP18で上記計算式だと取得確率0%なので、極意取得には達人の指輪か龍神降臨が必須。

余談

このように覚えた技を自由に他キャラクターへ流用できるシステムは、実はサガシリーズとしては異例のことである。

• 原則的に年代経過で登録される技道場(技&見切り)・開発で登録される術法研究所(術)で可能なRS2
• 極意を得れば可能(技&見切り)なRS3
• 覚えた瞬間にプレイヤーノートに登録され、即使い回しが可能(技&術)なSF2

以上の3作品にしか採用されていない。