【聖杯】

RS1

非売品の一点もの。【アムト】の神官【アグネス(RS1)】がかつて用いた。
隠しパラメータの【慈善値】が10以上の時に、【エスタミル下水】にある【カタコーム】の墓石を調べると入手できる。
気の術法【破邪法】同様、種族属性【死者】を有する敵のみにダメージを与えることができる。
ザコ敵としては悪魔系・骸骨系全てと、【マッドゴーレム】【ウリスク】【サンドビースト】【ブルベガー】を除いたゾンビ系が該当する。
入手した時点では優秀な攻撃力で、しかも全体攻撃なので重宝する。
しかし特効が入っているためにSFC版ではバグが発生するため、1ダメージという事もあるのが難。
どの道【ヴァンパイア】相手ではこれが輝く前に勝負が着く事も多いが。
　
技も回復の水・毒消しの水は水の術法の代替になるので役立つ。
こちらも少々変わった仕様があり、使い手の火術の習得数に応じて効果が増減する*1。
火術と両立できるとはいえ、相性が良くないように作ってあることがわかる。
最後に覚える奇跡の水は、戦闘中に使用回数・MPを回復する唯一の手段なのだが、他の武器の秘技5回分程度の使用回数を消費してしまうため、使いどころが難しい。
【幻体戦士】などの【召喚キャラクター】に使わせれば消費を踏み倒せる。【リフレッシュドリンク】によるアフターケアも有用。
　
移植版では特効ダメージが正常に機能するため、通常攻撃の安定性は増した。
入手直後から戦術に組み込める。

RS3

【聖王】の血を受けた杯。
通常攻撃を含めて自発的に使える技がなく、汎用技を使う媒体にもならないが、【WP】の自動回復というパッシブスキルがある。
次作SF1の【マクスウェルシステム】のようなものであり、単独だと無いよりマシ程度に留まる。
しかし技の達人に持たせると効果が合算されて毎ターンWP+2となり、消費WP2以下の技なら使い放題と話が違ってくる。

回復タイミングはターン終了時。そのため、技を使って敵を全滅させると当然、回復しないまま戦闘が終了する。
聖杯の回復をあてにしてザコ狩りで大技を乱発しても回復しないままになりがちな点には注意。

入手時にアイテム欄がいっぱいだと入手できないままイベントが終了してしまう。
こうなると【レオニード】も加入しなくなる。
聖杯をレオニードに持たせたままレオニードを外すと、二度と加入できない。狙わなければ絶対に発生しないが。

MS

RS1から仕様が大きく変化し水の術具となった。が、それでもなお異彩を放つ武器。
まず術具の仕様上、使いたい水術は事前に覚えておく必要がある。RS1と違って振り回していれば回復に使えるわけではない。
そして術具でありながら耐久力を持ち、LPの代わりにそちらを消費する形となっている。
　
素振りだったアンデッド・魔族へのダメージ効果は固有技の【聖なる輝き】に変化。
RS1から比べると格段に威力が上昇。はっきり強力と分かる4桁ダメージを連発し、ヤワなアンデッドや魔族は成す術無く蹴散らされる。
もう一つの大技だった【奇蹟の水】も当然続投。【オーヴァドライヴ】や【クイックタイム】連打には欠かせない。
　
非常に強力だが、そのケアは大変。
その辺の宿では耐久力は回復せず、【カクラム砂漠】地下のニーサの祭壇を詣でる必要がある。
敵が出現する地域を相当な距離を歩かされるので非常に面倒。
今回も【幻体戦士】などの【召喚キャラクター】に使わせれば消費を踏み倒せる。
生身での運用はここぞという時に。
　
入手は【カタコーム】にて、【ヴァンパイア復活】のイベント発生中だけ。
これを持っていると【ヴァンパイア】の反応が変化し、敗北すると即座にゲームオーバーとなる。
対ヴァンパイアには有効な武器であるだけに、悩ましいといえば悩ましい。

ES

イベント【Romancing Sa・Ga3 ZERO】で【白銀の皇帝】が【ビューネイ】本体との戦いに備えるため使用。
聖杯の力で過去の【聖王】の肉体に意識を宿して、聖王軍とビューネイの戦いを追体験した。