RS1
比較的古くから開けた地域。
以前は確固たる騎士道精神のもとで1つにまとまっていたが、最近はその支配がゆらぎつつあるようだ。
地名
イベント
防具
MS
『ミルザの遺志を継ぐ者たちの地』
- 『風土』険しい山地に囲まれて
ユーエン大陸の東部、イナーシーの西岸に位置する地域。
名前のとおり「銀の騎士団」の領土だ。
騎士団は王や皇帝などを戴いた君主制ではなく、騎士たちによる合議制という独自の統治体系を有している。
おもな都市に首都ミルザブール、第二都市オイゲンシュタットがある。
風土は険しい峰が連なる山地ばかりで平野部はわずかしかなく、気候も比較的寒冷。
もともと人が住むには適さない不毛な土地であったが、騎士団の尽力によって開拓され、多くの城塞都市が建設された。
もっとも、少しでも街道を外れれば、そこにはモンスターが巣食う未開の山岳地が広がるのみである。
- 『文化』騎士たちの文化が発達
騎士団領は騎士たちに興された土地だけあって、騎士が持つべきとされる「誇り、献身、武勇」を基調とした、質実剛健な文化が根づいている。
武具の研究には定評があり、とくに長剣、盾、両手大剣の品質は折り紙つきだ。
変わったところでは、騎士団お抱えの術法士を多数輩出している都市、バイゼルハイムが挙げられる。
この町は騎士団からディステニィストーンを託された火の術士が治めており、店であつかわれる品々も術を使う者に配慮したものが多い。
この地で信奉されているのは戦神ミルザだ。
騎士たちにとってミルザはあがめる神であると同時に、仕えるべき主君でもある。
- 『歴史』変容する騎士団
この地域の歴史は、騎士団の入植からはじまる。
AS10年頃に初代オイゲン公が、彼の盟友であった英雄ミルザを慕う者をまとめ「銀の騎士団」を創設。
騎士団の人々をひきいてこの地に入植し、人が住むには適さない荒野の開拓に尽力した。
騎士たちはミルザの志を受け継ぐ者として、開拓のかたわら心身の鍛錬にいそしみ、民衆の守り手として活躍。
伝説では、その志に感銘を受けた一匹の竜が、オイゲン公に師事したと語られるほどだったという。
しかし近年では騎士たちの世俗化が進み、民衆を守ろうとする意識の低い者が目立っている。
AS928年に起きたミルザブールの戦いでは、ミルザ以来の武勇をつかさどるはずの騎士団がクジャラート軍に苦戦し、ローザリア王国に救援を求めるという醜態をさらしてしまっており、騎士団の権威は著しく低下しているのが実情だ。