カラムの物語/The Tale of Vel Karam
見出し | テキスト | 記述元 |
第1節 | "銀色の塔の上、最も明るい木々の上、ヴェル・カラムの伝説が謎の中に漂っている。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第2節 | "ヴェル・カラムの名は静かな恐怖とともに語られ、街が変われば話も変わり、その詳細は常にぼやけている。" | スキルツリー/筋力強化 |
第3節 | "魔女だといわれるときもあり、クラウケンといわれるときも、ネクロマンサーや悪魔だといわれるときもあり、人間には理解できない存在だといわれるときもあった。" | スキルツリー/精神力強化 |
第4節 | "ヴェル・カラムの実体は歴史の中に埋もれていったが、誰もが口をそろえて言ったのは、彼女が海から生まれたということだった。" | スキルツリー/精神力強化 |
第5節 | "彼女があなたの町に来ればその年は豊作となるが、彼女は銅貨ひとつ求めず、ただ休む場所がほしいという。" | スキルツリー/精神力強化 |
第6節 | "だからあなたの町は、光の使者として彼女を歓迎する。 しかし彼らの信頼と愛を感じると、彼女は夜のうちに姿を消す。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第7節 | "そして彼女が去って13日が過ぎると、灰色の霧が発生し、悲劇が町をおおう。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第8節 | "灰色の霧の中で起きるのは、干ばつまたは凶作。子供らは手首の先を失い、不具となって残される。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第9節 | "子供の傷は刃ではなく、暗き魔法によるもの。 そして同じ魔法の力でその傷は閉じられ、血は止められる" | スキルツリー/魔力強化 |
第10節 | "近くの村にも遠くの村にも闇は広がり、ヴェル・カラムが残した傷跡は何世代にもわたって受け継がれた。" | スキルツリー/精神力強化 |
第11節 | "鍛冶屋も商人も農民も高貴な者も、片手を欠いて生きていた。 ヴェル・カラムの残した影のために。" | スキルツリー/魔力強化 |
第12節 | "数十年が過ぎ、この話は広く知られるようになったが、彼女は歩みを止めることなく、何も知らぬ町に歓迎され、その町に悲劇をふりまいた。" | スキルツリー/技量強化 |
第13節 | "そしてある町に英雄が生まれた。 自らの運命を知らぬ彼は、農具を持つ代わりに剣の修練に明け暮れた。" | スキルツリー/筋力強化 |
第14節 | "英雄の名前はエガッリ。ノート・ハメロ族の男。 魔女が残した傷跡を、彼もまた受け継いでいた。彼は片手を欠いていた。" | スキルツリー/体力強化 |
第15節 | "彼は自らの不幸を嘆くことなく、過去にとらわれることもなかった。 彼は魔女にやられたわけではなく、ただ魔女の負の遺産を受け継いだだけだったから。" | スキルツリー/筋力強化 |
第16節 | "そしてエガッリはよく修練し、一人前の男となった。片手を欠いていても、彼が恐るべき剣士であることは確かだった。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第17節 | "19歳になったとき、エガッリは旅に出た。 剣を持ち、鎧を着こみ、食料を持って、闇の中へと旅に出た。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第18節 | "彼は森を抜け、深い谷を抜け、恐ろしい音に満ちた夜をすごした。危険なのは昼も一緒だった。" | スキルツリー/筋力強化 |
第19節 | "エガッリはクロスボウを作り、獲物を狩った。そしてキノコやベリーや木の根を集め、それを食べて生き延びた" | スキルツリー/技量強化 |
第20節 | "暗い森を2週間歩き、彼は開けた場所に出た。 遠くに塔が見えたが、彼はそれがなにか知っていた。" | スキルツリー/魔力強化 |
第21節 | "しかしその瞬間に、彼の背中に矢が突き刺さった。木々の中から叫び声が聞こえた。 待ち伏せだ。 彼は襲撃されたのだ" | スキルツリー/技量強化 |
第22節 | "片手で剣をかまえたエガッリは、眼前の脅威に相対した。木々の間に目をこらした彼は、10人の蛮族を確認した。" | スキルツリー/技量強化 |
第23節 | "あらゆる方向から矢が放たれたが、彼の鎧によってはじかれた。 彼は剣の嵐と化し、あたりに血が吹き荒れた。" | スキルツリー/体力強化 |
第24節 | "エガッリは1人ののどを切り裂き、1人の身体を貫いた。 3人4人と倒すうちに、地面は血で染まった。" | スキルツリー/筋力強化 |
第25節 | "ダガーとこん棒をかわしながら、彼は斬って斬って斬り続けた。 耳に鼻に腕に脚、ナイフを持ったまま手は落とされた!" | スキルツリー/精神力強化 |
第26節 | "蛮族は次々と逃走し、ついにはふたりだけとなった。 エガッリのクロスボウから放たれるボルトは常に正確だった。" | スキルツリー/精神力強化 |
第27節 | "すっかり血にまみれたが、その目に光を宿した彼は、月明かりの下で傷の手当をした 旅を続けるのに問題はなかった。" | スキルツリー/回復ポーション |
第28節 | "さらに3日歩き続け、塔が目の前に迫ったとき、エガッリは確信した。 それが魔女の巣であることを。" | スキルツリー/筋力強化 |
第29節 | "塔の門をトゲがおおい、それらは複雑にからみあっていた。 エガッリは正義の怒りを感じながら、それらを切り落とした。" | スキルツリー/クラス2戦士 |
第30節 | "古より放置された、冷たく湿った石床の上に踏み入れたエガッリは、塔の階段を上り始めた。一段一段着実に。" | スキルツリー/精神力強化 |
第31節 | "階段は空の近くで終わった。ここはヴェル・カラムの廃墟。 エガッリは切られた手で飾られた扉の前にやってきた。" | スキルツリー/魔力強化 |
第32節 | "その手は暗黒魔法の力により、今でも生きているかのようだった。 トリスティンにカダニア、あらゆる土地の者の手がそこにあった。" | スキルツリー/魔力強化 |
第33節 | "エガッリは扉のノブに手をかけ、苦もなくそれを回転させた。 扉に飾られた手が動き、弱々しく彼に触れようとした。" | スキルツリー/精神力強化 |
第34節 | "部屋の奥のとても暗く、とても不吉なその場所にエガッリが見つけたもの。 こんなに恐ろしいものを彼はそれまでに見たことがなかった。" | スキルツリー/クラス3軽装備 |
第35節 | "床にはかごが並べられ、旗には糸が通されていた。 かごの中に積み上げられ、糸でつなぎ合わされていたのは、切断された無数の手だった。" | スキルツリー/体力強化 |
第36節 | "触れられた手はびくりびくりと動きながら、泣いているかのように音を立てた。 魔女が奪ったのは単なる血肉ではなく、生命のかけらだったのだ。" | スキルツリー/魔力強化 |
第37節 | "部屋の隅に布をかぶり、腰をかがめ、安楽椅子に揺られる者がいた。 あそこに座っているのはヴェル・カラムなのか? 彼女なのか?" | スキルツリー/精神力強化 |
第38節 | "「魔女よ私はそなたを冷たい地下にほうむるために来た」 彼はそういい、剣を抜いたが、しわがれた声で「やめて」といわれ、思わず一瞬たじろいだ。" | スキルツリー/体力強化 |
第39節 | "彼は剣をふりかぶり、布をかぶった塊めがけ、力いっぱい振り下ろした。 それは崩れ落ち、骨の塊となったその背後で、誰かが笑う声がした。" | スキルツリー/筋力強化 |
第40節 | "そこに彼女がいた。 その身体に闇をまとい、その肌は恐ろしく白く、銀の髪を持つ若い娘。 空を編んだローブをまとって" | スキルツリー/精神力強化 |
第41節 | "「私の勇敢なる騎士よ、あなたはここまで長い旅をしてきました。 でも、もう休むときです。 ここに来て、私の胸に頭をうずめてください。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第42節 | "しかしエガッリは魔女の魅力に屈しなかった。 彼は鋼鉄の意志とともに前方に突進し、魔女の首を剣で貫いた。" | スキルツリー/技量強化 |
第43節 | "魔女の魔法は強力だったが、もはやそれも役に立たなかった。 傷口から彼女の生命が流れ出し、彼女の力は失われていった。" | スキルツリー/回復ポーション |
第44節 | "若くて新鮮だった彼女の肌は、エガッリの目の前でみるみる老いてゆき、しわだらけになり、灰色に変わった。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第45節 | "「この愚か者め」 魔女は言った。 「お前は私が奪った子供すべてを滅ぼした。我々の命の糸はつながっているというのに」" | スキルツリー/技量強化 |
第46節 | "エガッリは自らがしたことを顧みて、恐怖におののいた。 切断された手たちが腐臭を放ちはじめ、見る間に腐っていった。" | スキルツリー/魔力強化 |
第47節 | "その臭いは耐え難く、彼はその場を立ち去った。 そして故郷に帰った彼は、そこが廃墟と化したことを知った。" | スキルツリー/魔力強化 |
第48節 | "ヴェル・カラムに手を奪われた者たちは、斬られたその部位から身体が腐りはじめたのだった。" | スキルツリー/活力ポーション |
第49節 | "腐敗はすぐに全身にいたり、多くの者の命を奪った。 早くに気づいて身体を切り落とした少数の者だけが助かった。" | スキルツリー/回復ポーション |
第50節 | "この病は急速に広まり、彼らの精神を犯し、空腹だけを知る、獣へと変化させた。" | スキルツリー/信仰心強化 |
第51節 | "その土地は腐った者たちであふれ、生きている者たちはその餌食となった。 魂を食らう腐敗はさらに広がり、世界の終わりを感じさせた。" | スキルツリー/精神力強化 |
第52節 | "そして片腕の騎士エガッリは、破滅をもたらした者となった。 彼はその生涯を償いと、ヴェル・カラムの子供の討伐にささげた。" | スキルツリー/体力強化 |
第53節 | "彼は腐った者を倒し続け、ついに最後のひとりを倒した。そして生き延びた者は語った。 ヴェル・カラムの物語を。" | スキルツリー/筋力強化 |