PROLOGUE
3052年・・・
2年前のフィギュア界への亜空軍の侵攻・・・通称「亜空の使者」
亜空軍の侵攻を止めようと多くのファイターが集まり、亜空軍と勇敢に戦ったがそれも空しく、亜空軍のボス「タブー」によりファイターたちは負けてしまった。
・・・その後、亜空軍に反抗したファイターのほとんどが捕まり、牢屋にぶち込まれ、状況が分かるように小型チップ「i-pod」をファイターの体に埋め込まれた。
そして、民は亜空軍の奴隷や軍として道具のように扱われた。
・・・それから、かれこれ2年。
ファイターたちは囚われの身になりながらも亜空軍への決起をうかがっていた。
民も同じだった。
しかし、亜空軍も馬鹿ではない。 いろいろと対策を練っていた。
・・・また、新たな多くの犠牲を伴う戦争が始まろうとしている。
そのようすを同じようにとらわれの身になった神々はただ見守るだけだった・・・
第1話 世界
カツン・・・カツン・・・ポツン・・・ポツン・・・
人々の心に残り誰もが忘れない「亜空の使者」から2年後・・・
光のない闇の牢獄。
そこには、強き光のファイターらがいた。
しかし、今はみすぼらしい衣服をまとう亜空軍上での犯罪者。
亜空軍はファイターをとらえてから、こくこくと世界を占領し今では世界の人々が恐れる「亜空帝国」となった。
そんな中でも捕えられたファイターらはあきらめてはいなかった。
全員離れ離れでも気持ちは同じだった。
「世界は破滅させてはいけない。亜空帝国を滅ぼし平和を取り戻そう」
全員決起のチャンスをうかがっていた。
しかし、現実はそれほど甘くない。
2年たった今まででチャンスが訪れたことはなかった。
第2話 占領
こちらは機械都市:ミナガルデ
このミナガルデを帝国は全力をかけて占領しようと考えていた。
帝国軍が集まり占領しようとする理由・・・それは雪山の崖にあるクリスタルだった。
ただのクリスタルではない。 内部に獣のようなモンスターが眠っているのだ。
帝国はそれを何かに使おうとしているが、クリスタルは不思議な力を使い、人を寄せ付けないようにしているため手が出せない状態だった。
▲
ある日、都市の警備をガードナーは行っていた。
民はみな目覚め、活動している時異変が起きた。
あるガードナーは高いところから目を凝らし、外を見た。 その時!
遠くから帝国軍の一員がマシンに乗ってこっちに来ていた!
「帝国だぁ!帝国が来たぞぉ!」
その張り裂けるような声ではなく、内容に民は驚き、逃げ惑った。
ズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシン・・・・・・・
帝国が来ている間にガードナーは集まり都市の門を閉めた。
同時に戦闘態勢に入った。
ズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシン・・・ガチャン
霊夢「私の名は博麗霊夢。帝国軍、ミナガルデに検査のために参りました。通してください。」
レックス「あぁ~、ちがうったら。 わが名はレックス!帝国軍、ここに参った!通せ!」
リンク「ついでにわが名はリンク!通せ!」
ガードナー「お前達は占領のためにきたのだろう!帰れ!」
一同「そうだ!帰れ!」
霊夢「通してください。悪いことはしません。」
レックス「そうだ!しないぞ!」
リンク「そうだ!しないぞ!」
ガードナー(ナベアツ)「しなくても無理だ!帝国軍はとお3!」
レックス「ならば・・・・・・問答無用!」
帝国軍のレックスはそう言うと、門越しでマシンを動かした。
レックス「これでも・・・喰らえ!」
マシンの音がする。 同時に・・・
ズドーン!
門が破壊された。
レックス「帝国に逆らうからこうなるのだ!…乗り込むぞ!」
ガチャンガチャンガチャンガチャンガチャンガチャン・・・・
3つのマシンが逃げ惑うガードナーを踏みつぶしながら、クリスタルのある雪山へ向かう。
ガードナー「くそ、これでも喰らえ!」
ガードナーが毒を仕込んだ煙玉を投げたが、マシンの内部に隠れた3人には効かなかった。
帝国軍の3人は何も言わずに雪山へ向かう。
そのうちにガードナーはいろいろな場所に隠れ、音は風とマシンの音しかしなくなった。
ガチャンガチャンガチャンガチャン・・・ガチャ
ガードナー「今だぁ!」
マシンが止まったと同時にガードナーと警察犬が飛び出した。
しかし、機械には人間は勝てない。そのまま、多くのガードナーと犬がマシンのレーザーにより散った。
霊夢「やっぱり、酷ですわ…」
レックス「仕方がない。帝国の命令だ。」
ガチャンガチャンガチャンガチャン・・・ガチャン・・・
ガードナー(ナベアツ)「あっちは3人!こっちも3人!」
ガードナーのナベアツ率いる3人が小型マシンに乗りながら、上から飛んできた。
レックス「こいつか・・・さっきの馬鹿声を発していたやつは・・・」
霊夢「そうみたい・・・です。」
リンク「邪魔だから、片付けようか・・・しかし、あのマシン、帝国のムスカ大佐が1人で開発したラピュタ号じゃ・・・」
霊夢「今ではそんなことは関係ないでしょう。」
レックス「そうだ、リンク。後で聞けばいい。」
そうレックスは言うとマシンを動かし、ガードナーに向かってレーザーを放った。
が・・・ 小型マシンラピュタ号?は素早く動きなかなか当たらない。
レックス「ちっ、めんどくさいのに遭遇したな。」
ガードナー(ナベアツ)「どうです~。このマシン。当たらないでしょ~。」
ガードナー「1!」
ガードナー「2!」
ナベアツ「しゃん!」
霊夢「今です。」
リンク「あばよ!3人とも。数字の世界でねんねしな!」
そう帝国軍の2人は言うと帝国マシンの最大武器:竜撃砲 を放った。
しかし、その竜撃砲は肝心のナベアツには当たらなかった。
2人のガードナーが鍋圧をかばったからであった。
ガードナー2人「ナベアツ様・・・あとは任せましたよ・・・」
ナベアツ「うおぉ~~~・・・2人ともぉ~~~・・・すまなかったぁ~~~・・・」
レックス「今だ、うて!」
霊夢・リンクがレーザーを放つ!レーザーはものすごいスピードでナベアツに向かう!
当たった!と思った時・・・
ナベアツ「3!」
なんと、鍋圧は渾身の力で声を出し「3」でレーザーを跳ね返した。
3人「「「はっ(えっ)(ちょ・・・)」」」
レーザーがこっちに向かってくる!
レックス「と・・・とにかくよけるぞ!」
霊夢はマシンごと空を飛び、レックスはマシンを動かし、リンクはマシンから飛び出した。
・・・何とか全員よけたが、置き去りにされていたリンクのマシンは当然の如く破壊された。
リンク「亞ぁ~~~~~~~! 俺のがぁ~~~~~~! 」
霊夢「これも運命でしょう。」
リンク「歩いていくの疲れるよぉ~! 」
霊夢「運動しろ、という事でしょう。」
レックス「おい、あいつは・・・?」
霊夢「あら・・・・・・いませんね。」
リンク「逃げたんでしょぉ~~~!!! (涙声)」
レックス「いくぞ!」
リンク「おいてかないでよぉ~~~~!!! 」
レックス「あぁ~もぉ~ 世話が焼けるやつだな。さっさと歩け!」
リンク「分かったよぉ~~~! 」
▲
ガチャンガチャン トコトコ ガチャンガチャン トコトコ・・・
レックス「もうすぐクリスタルのもとに着く。覚悟をしておけ。」
霊夢「ええ。」
リンク「・・・・・・」
数分後・・・
レックス「クリスタルが・・・ない!」
霊夢「どこに行ったのでしょう?リーダー?」
レックス「俺に聞くな」
リンク「・・・それなら ガードナーが洞窟に隠していたよ・・・」
レックス「おい!早めに言ってくれよ!くそ・・・さっさと行くぞ!」
洞窟にて。
レックス「霊夢、感じるか。」
霊夢「ええ。このあたりにクリスタルが眠っている。」
レックス「行くぞ!」
ガチャンガチャンガチャン・・・
洞窟の奥深くまで3人は行った。
霊夢「あの奥に・・・クリスタルがあるわ。」
レックス「あの・・・木で囲まれたところか?」
霊夢「ええ。」
レックス「なら行くまでだ。」
ガチャンガチャンガチャンガチャン・・・
ナベアツ「絶対にここはとお3」
クリスタルにあと1歩で行ける、と3人が思った時あのナベアツが出てきた。
レックス「くそぉ・・なんでよりによってこいつが・・・」
リンク「倒せばいいだじょ」
レックス「リンク・・・だじょ、はやめてくれ。」