創作シリーズ/創作キャラクター/超人学園ゴウカイザー

Last-modified: 2020-01-20 (月) 00:30:53

超人学園ゴウカイザー

かつて多くのロボットアニメ作品のロボデザイン・監督などを務めたアニメーター大張正己氏がデザインを担当した異色の格闘ゲーム。
倒した相手の必殺技を『トレース』し習得できるという2D格闘ゲームとしては珍しいシステムを持ち、『学園モノ+メカニックヒーロー』という作風も(90年代当時では)斬新であったが、小説化・漫画化などのメディアミックス展開が上手くいかなかったことや、本作の発売後すぐにテクノスジャパンが倒産してしまい別会社が後を引き継いだ移植版もいまいち出来が悪いなど、何かと不遇な作品である。
現在ではプレイすることすら難しいレアな作品なので、テクノスジャパンの権利を保有しているアークシステムワークスが今後ネオジオorネオジオCD版を何とかswitchなどでアーカイブ化してくれることをただ祈るのみである。

※ゴウカイザーキャラ専用システム(プラトニックツインズは使用不可)

  • 任意の相手を撃墜後5秒以内にアピール:トレース技習得
  • 方向キー+A+B:トレース技使用
    ゴウカイザーキャラを使用して相手を撃墜した時、一定時間内にアピールを成功させることで撃墜した相手の必殺技を習得することができる。
    使用できる技は1キャラクターにつき1種類のみで、元キャラのコマンドと同じ方向キー入力+A+B同時押しで使用できる。ゴウカイザーキャラは【TR】表示のある技がトレース対象技。
    (例1:マリオ→ファイアボール:コマンドはニュートラル+A+B)
    (例2:サムス→ボム:コマンドは↓+A+B)
    そのため例えば4人での乱闘の場合は最大で3種類の必殺技を習得できるが、途中で新しいトレース技を習得すると元のトレース技は上書きされ、自身が撃墜されるとリセットされる。元のキャラクター性能と上手くマッチした技を習得できれば乱闘を有利に運べるが、習得元のキャラクターの使う技よりは意図的に性能を弱くしているので大抵は魅せ技か死に技になることが多い。
    原作同様非トレース時に所持していない武器による攻撃もトレース時は使用できるが、キャラチェンジ技、ゴウカイザー各キャラのイメージ的に合わない技、生物構造的に使えない技などは絶対に習得出来ない(ゼルダの変身、カービィのすいこみ、クッパのスピニングシェルなど)
  • 同キャラを撃墜後5秒以内にアピールor自滅後の復帰直後の無敵時間中にアピール:自己トレース
    『自分で自分をトレースする』ことにより、一部の必殺技が強化版の必殺技となるゴウカイザーキャラ専用の隠し要素。スマブラでは同キャラ戦以外でも自滅することにより「自分を自分で倒した」として自己TRを解禁できる。うっかりミスしてしまった時はこれで少しでも次機の必殺技を強化しておこう。

ゴウカイザー

本作の主人公。高校2年生の凱座勇人(かいざいさと)が偶然手に入れた秘石「カイザーストーン」により変身するバーニングヒーロー。初変身した時の戦闘で敗北したヘルスティンガーの導きにより『ベルナール学園』に転校し、学園に潜む超人たちとの戦いに身を投じる。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

ゴウカイザーキャラの大半に言えることだが、通常技などのリーチが長い代わりに必殺技はややオーバーアクション気味で乱発・連射に向かない。それでもゴウカイザーは主人公らしく一通りポピュラーな性能の技を持っているので、相手に当てられる状況を見極め、連続技を組み立ててしっかりと技を当てていくことが基本となるだろう。上Bが少し特殊な技なので、おすすめのトレース技は対空技。

  • 上スマッシュ:カイザーストライク(右腕で炎の突き上げを放つ)
  • B:バーニングスラッシュ
    高速の回転ハイキックから脚を地面に叩き付けた衝撃で地面に炎の波を走らせる火炎属性の飛び道具。ヒットすると相手を燃焼させながら吹っ飛ばせるものの、弾が出るまで遅くかつ撃った後の硬直も長いので近距離では使用を控えよう。
  • (空中で)B:ハイアースラッシュ
    動作はバーニングスラッシュと同じだが、こちらは叩きつける地面が無いため火炎弾は斜め下に飛んでいく。地面に着弾した時点で炎が消えるので攻撃範囲は狭い。空対地で下攻撃ではリーチが足りない場合に使える程度か?隙は地上B同様大きめなので復帰中に暴発しないように気をつけよう。
  • 横B:バック・ファイヤー・エルボー
    炎を纏った腕を掲げ、突き出した肘で前方を攻撃する突進技。スマッシュ力や発生の早さ、突進速度に優れており奇襲や相手の空振りに対してのカウンターに向いているが、シールドで防がれると長い硬直ができるため反撃は必至。また攻撃判定がゴウカイザーの上半身にしかなく相手の下段攻撃には競り負けしやすい。スマッシュ入力して出すとヒット回数とダメージが増えるが移動距離は伸びない。
  • 上B:トリックスターキック【TR】
    ハイジャンプで跳び上がり、地面に着地した直後に素早く回し蹴りを放つ奇襲技。蹴り直前に無敵が発生し、相手の攻撃に対してカウンターを決めることができる。ジャンプそのものには接触判定も攻撃判定も無くあくまでも着地後の蹴りのみがダメージを与えられる。着地時に相手(複数の場合は最も近い距離の相手)のいる方向を自動で向いて攻撃するため空振りはしにくいが、上手くジャンプで相手の近くに着地しないと攻撃としては意味が無いので注意。ジャンプで跳び上がった後着地できない場合は崖つかまりとなり、つかまる崖も無い場合はそのまま尻もち落下になる。
  • (自己TR状態で)上A+B:ハイパートリックスターキック
    自己トレースを成立させた状態で使用できる隠しトレース技。トリックスターキックを強化したような技でジャンプ跳躍距離が伸び、更に着地後突進してから蹴りを放つので相手を追いかけやすくなる。ただし着地後のダッシュの距離は一定なので距離が離れすぎているとやはり空振りしてしまう。崖や地面や無い状況では尻もち落下となるのは上Bと同じ。
  • 下B:カイザー・エクスプローラー
    構えから前方にタックル、接触すると追加入力で連舞に繋げるマーベラスコンビネーション系の必殺技。横Bでハイキックや回し蹴り、下Bで下段蹴り、上Bでカイザーストライクによる打ち上げ。タイミング良く繋げられれば下B→横B(×数回)→下B(×数回)→上B(フィニッシュ)と連撃を決めることも可能だが、実戦では下B(始動)→横B(回し蹴り)→上B(フィニッシュ)ぐらいが一番手軽に決めやすい。ちなみに追加上Bは間に挟んだ攻撃の回数が多いほど威力が高くなる。
  • 最後の切りふだ:バーニィ・サモナー
    全身を炎に包みつつ空中に浮き上がり、滞空した後ステージに飛来して着地点を中心に火炎で攻撃する突進攻撃型切りふだ。飛翔時と急降下時の両方に攻撃判定があり、スマブラでは攻撃範囲も大幅に強化されており使った後の隙も殆ど無い。ただし相手をサーチする事はなく攻撃範囲は限定されているので、安易に使うと攻撃範囲外に逃げられてしまう。地形などを利用して確実に当てられるようにしよう。

・登場演出
腕に装着されたカイザーストーンを掲げ、勇人の姿からゴウカイザーに変身「行くぜ!カイザー・ゴー!」
・アピール(全方向共通)
サムダウンポーズで挑発「へっ、どうしたぁ!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:腰に手を当ててポーズ「よっしゃぁ!」
勝利ポーズ2:拳を掲げて叫ぶ「だぁーっ!」
勝利ポーズ3:腕のカイザーストーンを手前に掲げてポーズ「おまえの魂、この拳に刻んだ!」

ヘルスティンガー

音楽のエリート一家で育った少年カッシュ・ギュースタンが謎の男より手渡されたカイザーストーンにより変身した破壊の貴公子・ヘルスティンガーが参戦。
元々交響楽の天才的な才能を持っていたがカッシュ本人は退屈を感じていたらしく、ヘルスティンガーになってからはスラッシュメタルに転向、エレキギターと悪魔の翼を携えたヘビメタスタイルで闘う。自らのカイザーストーンより送られる思念に従い、他のカイザーストーンの持ち主を倒すために行動するゴウカイザーのライバル・ダークヒーロー的なポジションのキャラクター。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

滑空はできないもののジャンプ力に優れており(スマブラでは上Bに復帰性能が無いため2段目のジャンプの上昇距離と時間が長くなっている)、空中からの攻撃手段も豊富なため自然と空中戦がメインとなるだろう。火力の高さも合わさり勢いに乗れば相手を圧倒できるが、地上での移動性能がやや低く、長身で攻撃を受けやすい上に体重も軽いので回避をミスるとあっという間に撃墜されてしまう。乱戦では立ち回りに気をつけよう。おすすめトレース技は高度上昇を伴う技か、出の早い飛び道具系。

  • B:ライネック・スウィンガー
    構えたギターをバットのように振ると共に前方にブーメランのように飛ばす飛び道具。戻ってくるギターに攻撃判定が無く、かつギターが戻ってくるまではヘルスティンガー本体は動くことも防御することもできないため外した時は攻撃され放題になってしまう。スマブラでは空中でも使えるが、硬直の長さからあまりオススメできない。この技の唯一の長所は相手の飛び道具などとぶつかっても攻撃判定が消失しないという点であり、正面からのアイテム投げ、飛び道具単発ぐらいなら掻き消して貫通できる。さすがに最大溜めチャージショットなど高威力の飛び道具は消すことまではできないまでも、最悪でも相討ちには持ち込める。威力も高いので使い道さえ誤らなければとどめのスマッシュにも十分利用できる。
  • 横B:トレッド・ア・ゴーゴー
    片膝に光を纏いながらゆっくりと前進、ヒットすると相手を連続で蹴り上げながら自身も上昇し一定の高度まで昇っていく打撃判定の投げ技。蹴り上げ中はボタン連打で攻撃回数がアップし、通常は蹴り飛ばしであるフィニッシュ技も一定回数以上の連打に成功するとメテオ判定つきのギターによる殴り落としに強化される。
    始動の膝蹴りがあまりにもゆっくりなため、生出ししてもまずシールドで防がれてしまう。他の技とたまに織り交ぜて相手のミスを誘うように使っていこう。空中でも使用できるが、地上での成功時より連打の判定がやや厳しくなってしまう。
  • 上B(空中では下Bでも発動):ビーティッド・ニードル
    曲線を描きながら斜め下に急降下し、ヒットすると相手をロックして蹴りで追撃する奇襲技。ヘルスティンガーは上Bに復帰性能が無いどころか下降を伴う技になるので普通のキャラと同じ感覚で使わないように気をつけること。空対空でヒットするとロック後の攻撃回数が増えスマッシュ力もアップする。ジャンプで逃げ回る相手へのトドメとしては狙いやすいだろう。例外的に尻もち落下状態にならないため、ジャンプ1段目後の使用の場合は空中ジャンプで下降をフォロー可能。
  • 下B:ボルテージ・クラック【TR】
    ギターをかき鳴らすと共に自身を中心にエネルギースパークを放つ範囲攻撃技。持続が長く攻撃判定も見た目より広いため、周囲を囲まれた時や百人組み手で特に有効。ただし発生がやや遅いため相手が近寄り過ぎ無い内に早出しする必要はある。またバリアーのような見た目に反して飛び道具に対しての相殺判定は無いので、飛び道具に対しては通常Bをぶつけるようにしよう。ちなみに他キャラにトレースされた場合はギターは使わず、アピールポーズを取るとスパークが出る演出になっている。ヘルスティンガー使用のものより前隙が更に増えているためやや使い難い。空中では使用できず、上Bと同じ技が発動する(トレース版は各キャラの空中下B技が発動)。
  • (自己TR状態で)下A+B:ボルテージ・エクスプロージョン
    自己トレースを成立させた状態で使用できる隠しトレース技。ボルテージ・クラックを2連続で放つが、1発当たればその時点で相手が吹っ飛ぶため通常は2連続で当たることはない。のけぞらないボスなどが相手の場合は強力なダメージを与えられる。隙の大きさが改善されているわけではなく、空中での使用もやはりできないので注意。
  • 最後の切りふだ:ナイトメア・ギグ
    垂直上昇から急降下し、ヒットした相手をロックして連撃を浴びせとどめにボルテージ・クラックで吹き飛ばす乱舞型切りふだ。最初の突進のみ複数人巻き込み可能。同じような動きのゴウカイザーの切りふだと比べると動作スピードが全体的に早いものの突進攻撃で捕えられる範囲が狭いので確実に撃墜したい相手を狙って使うほうが成功しやすい。

・登場演出
カッシュが地面に手をつくと光の柱が噴出、光が消えるとともに上空からヘルスティンガーに変身した状態で着地。「ハイパーボルテージ…カモーン!ヘルスティンガー!」
・アピール(全方向共通)
腕を組み前方を睨む「イェーイ!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:画面手前に背を向け、悪魔の翼を広げつつ腕を組み片手はサムズアップ「フフッ!」
勝利ポーズ2:ボルテージ・クラック同様ギターを鳴らすポーズ「Good bye friends!」
勝利ポーズ3:画面手前に向けてサムダウンポーズ「ボクには勝てないよ」

シャイア

ゴウカイザーからヒロインの一人、シャイアが参戦。フルネームはシャイア=シュー=シルヴィアーヌ、地球で名乗っている名前は菱崎シャイア。その正体は宇宙人であり、宇宙連邦直轄機関・第78観測圏内機動警邏隊より地球の警護および潜入捜査のためにベルナール学園に派遣された婦警なのだが、地球の文化を気に入りそのままベルナール学園のスクールアイドルになってしまった。戦闘時はコスチューム(自称『シャイア仮面』)を纏い、護衛用のボール型戦闘ユニット「ボールボーイ」を操って表向きは任務のため、そして本音はアイドルとしてより目立つために闘う。
カラーチェンジでゴウカイザーEDに出てきた同僚ロザリーも使用できる。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

オプションキャラのボールボーイが攻撃のほとんどや防御を担当しているというのがキャラとしての大きな特徴である。ボールボーイは普段シャイアの傍らに浮いており、シャイアの合図により中~遠距離を飛び離れた相手を攻撃できるため攻撃リーチはゴウカイザーキャラ中最長。
またボールボーイは相手の攻撃で撃墜されることがないので、戦闘の過程でアイスクライマーのように弱体化することはない(ただし相手の攻撃などを受ければのけぞってシャイアから距離が離れ、戻ってくるまでシャイア本体は攻撃手段が限定されシールドも出せなくなる)。シャイア自身は体重が軽く、移動速度もそれほど早くないため同じ軽量級のヘルスティンガーと比較しても動き回って戦うことは苦手となっている。
スマブラでは上Bで飛ぶことができるので原作に比べると幾分間合いは取りやすくなっており、リーチや飛び道具を活かした砲台タイプと言える。相手の技をトレースした場合も蹴り技と移動を伴う突進技はシャイア本体が行うもののそれ以外のタイプの技(パンチ技・投げ技・飛び道具etc)はボールボーイが担当する。シャイア本体の貧弱な能力を補う意味でも、トレースは移動を補える技やキック技がおすすめ。

  • 下スマッシュ:ちくたく・ぼむ
    ボールボーイが地面を転がり時間を置いて爆発。ホールドで転がる距離と爆発位置を調節可能。
  • B:スマッシュ・バンバン
    拳銃を取り出し自分の足元から前方の地面に向けて射撃を3連続で放つ。射撃が苦手な設定を反映してかへっぴり腰で顔を背けながら撃つので前後の隙が大きく、積極的な牽制に使えるとは言い難い。そもそもボールボーイによる強攻撃の方が早くてリーチも長いので通常は敢えて使うこともないが、この技はシャイア本体が攻撃するのでボールボーイの状態に関わらず使用できる。ボールボーイが離れて無防備な状態を狙われそうな時の接近防止の威嚇としては使えるだろう。スマブラでは空中でも使えるが射撃回数が1回となる。
  • 横B:スリーウェイ・ビーマー【TR】
    シャイアがターンしてポーズを取ると、ボールボーイがシャイアの眼前~中段~足元の高度に一発ずつ横方向に光弾を撃ちながら降下していく飛び道具アシスト技。
    攻撃範囲は広いのだが一発目はしゃがまれると大抵のキャラに当たらず、二段目と三段目はジャンプであっさりかわされてしまう。無闇に連発すると癖を見抜かれて簡単に懐に潜りこまれてしまう。
    攻撃中はシャイア本体は完全に無防備(スマッシュ・バンバンやキックも出せない)ので誰も周りに居ないなど完全に反撃されない状況以外は使うべきでは無い技。空中では使用できず空中Bが発動する。またトレース技で使用した場合は発動後キャラが強制的にアピールポーズを取ってしまうのでシャイア使用時以上の死に技となる。
  • (自己TR状態で)横A+B:マッドネス・ボールボーイ
    自己トレースを成立させた状態で使用できる隠しトレース技。ボールボーイが前方に突撃し、ヒットするとパンチ連打→体当たりで相手の足元に潜りこんで突き上げパンチ連発→炎の体当たりでふっ飛ばす特殊な飛び道具技。
    ダメージやボールボーイの突進速度は申し分無いが、出るまでの隙が長い上にスリーウェイ・ビーマー同様シャイア本体は技中無防備なので最初の突進をかわされるとやはり反撃確定となる。
  • 上B:F.B.B(フライング・ボールボーイ)
    スマブラオリジナル技。シャイアがボールボーイを両手で持ち、ボールボーイが飛行すると共にシャイアも一定時間移動する。スネークのサイファーのような性能で移動中は無防備なのも変わらない。
  • 下B:B.B.B(バーニング・ボールボーイ)
    シャイアの指示と共に炎に包まれたボールボーイがアッパーを放ちながら上昇する。一応通常技や上スマッシュ技にもボールボーイが突進して上方向を攻撃する技があるが、こちらの方が発生速度が早いので対空や連続技にはこちらが向いている。ボールボーイがシャイアからあまり距離が離れないのも利点のひとつ。
  • 最後の切りふだ:すーぱーしゃいあ人
    ダジャレパロディのようだがれっきとした原作での正式名称。全身を金色の光に包み、ボールボーイを両手で持って突き出しながら横方向に飛んでいく突進攻撃型切りふだ。スマブラではマリオファイナルよりやや速い程度の速度で飛んでいき、相手を押しだした場合は相手のみを撃墜することができる。切りふだ終了後は自動で発動時の位置に戻ってくるので場外落下の心配もない。
    切りふだにしては発生が遅く、距離が離れている場合は突進を回避されてしまうことも。始動時の光がヒットした場合は突進のヒットが確定となるので確実に当てたい場合はギリギリまで引きつけてから出すようにしていこう。ちなみにボールボーイの状態に関わらず発動でき、例外的にスリーウェイ・ビーマーやマッドネス・ボールボーイの無防備時間にも切りふだを発動できることができる。

・登場演出
ボールボーイが分裂して作った三角形の光のカーテンにシャイアがジャンプして隠れ、姿を再度現すとコスチュームが変わる。「行くわよ、ボールボーイ!」
・アピール(全方向共通)
マイクを取り出し、前方にマイクアピール「フィーバー!アーユーレディ?」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:一回転してポーズ。ボールボーイは手を合わせてニッコリ「イェーイ!」
勝利ポーズ2:一回転するまではポーズ1と同じだが、更に投げキッスも行う「応援してねっ♪」
勝利ポーズ3:通常Bで使っているものと同じ銃を構えてポーズ「もう、顔にキズがつくところだったじゃない!」

かりん(GOW)

『ほのぼの斉天大聖』ことかりんが参戦。中国人で本名は孫華鈴(スォン・ファーリン)。やや天然ボケであざとい性格。中国四川省の山村で普通の女の子として暮らしていたが、ある日父より自分が斉天大聖・悟空の末裔であることを告げられる。正式に133代目斉天大聖を襲名するための試練として、ベルナール学園に潜む巨悪を退治するため日本に向かい学園に転校した。ゴウカイザーに一目惚れしているが、その正体が凱座勇人であることは知らないらしい。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回(条件を満たせば4回)不可能不可能不可能不可能不可能

如意棒・筋斗雲・髪の毛分身といった『西遊記』の孫悟空を彷彿とさせる術を使いこなす。同じ女性キャラのシャイアと比べるとこちらはスピードと重量があるがリーチの長さと火力では劣る。自身をコピーして援護させる「化身転髪(化身操法)」というユニークな技を持ち、一部のCPU敵には非常に有効に作用することもある。後述する横必殺技との併用により復帰力は高いので、吹っ飛ばされてもぼちぼち粘り強く闘えるのも長所である。

  • B:如意棒撃
    通常短いバトン状にして持っている武器・如意棒を前方に伸ばし攻撃する遠距離技。強攻撃・スマッシュ攻撃でも伸ばすのだが一番遠くまで伸びるのはこの技。スマッシュ力は低いがスマブラではヒット時に相手との間合いが離れるので接触さえすれば反撃は受けないようになっている。ただし背後、足元は隙だらけで硬直も長いのでリーチに依存して無闇に連発しないように。
  • 横B:筋斗雲操法
    かりんの背後上空から筋斗雲を呼び出し跳び乗りつつ、直進する雲に騎乗した状態から斜め下に如意棒撃を放つ突進技。移動速度は速いが騎乗→如意棒撃発生までが遅く相手の飛び道具などに当たると撃ち落されてしまうこともある。またジャンプキャンセル可能でその場合は雲を乗り捨ててジャンプする(乗り捨てた雲はそのまま前方に進み、触れた相手に弱威力のダメージを与える飛び道具として機能)。B押しっぱなし+左右で転回後退しB+下で緊急降下も可能なので迎撃されそうな場合などは素早くブレーキをかけて間合いを離そう。
    空中で使用した場合は雲に乗った時点でジャンプ回数がリセットされるので、この技を使用することで実質4段のジャンプが可能になる。かりんの復帰基本テクニックとして覚えておこう。
  • 上B:飛燕烈脚
    軽くジャンプしつつ左かかと落とし→右足振り下ろしの回転キックで攻撃する多段キック技。使用後尻もち落下となるが発生が早く、弱~強攻撃から簡単につなげられるので対空や接近戦では使いやすい技。跳躍高度が短く復帰補助には不向き。上記の4段ジャンプでどうしても届かない時にダメ押しで使う程度にしよう。
  • 下B:化身転髪【TR】
    手に乗せた髪に息を吹きかけるとミニ化と同じ大きさの分身を作る特殊技。分身は弱攻撃・強攻撃・ジャンプ攻撃のみ使用し、プレイヤーの操作とは別に自動で動き援護してくれる。制限時間は無い代わりに攻撃力・耐久力は~軍団のザコレベルしかなく、弱攻撃相当の威力でもダメージを受けると吹っ飛ばされてしまう(相手の撃墜数にはカウントされない)。そのため火力補助として使えるとは言い難いが、CPU乱闘やボス相手なら作りだした分身の方を優先して狙ってくれることもあるのでかく乱に使用でき、対人戦の場合も「近距離の相手を追いかけて攻撃する」タイプの必殺技・アイテム・アシストフィギュアなどからかりん本体をターゲットから外す目的としては十分に利用できる。技前後の隙は大きいので安全を確保した状態で使用するようにしよう。スマブラにおいて、この技では1体までしか分身を出せないように調整されている(後述参照)。
    トレース版は使用キャラに応じて生成される分身も変化し、援護してくれる技の内容も変化する。余談となるが、シャイア使用時はボールボーイまではコピーしないので分身の攻撃力が著しく低いという欠点がある。
  • (自己TR状態で)下A+B:化身操法
    自己トレースを成立させた状態で使用できる隠しトレース技。「化身転髪」では1体しかステージに出せない分身を同時に2体生成する。純粋な下Bの強化版なので条件が整えば積極的に使っていきたい。「化身操法」で出した分身が1体倒された場合は「化身操法」でしか2体目を追加で出せない。その為自己TR状態が切れると2体分身を出すことはできなくなるのでTR技の切り替えの際は注意しよう。
  • 最後の切りふだ:火炎連峰
    如意棒を地面に突き立てると共に前方の地面に連続で炎柱を起こしていく範囲攻撃型切りふだ。ゴウカイザー原作と違い予備動作は切りふだ発動時の演出に組み込まれているため攻撃判定の発生は比較的早く、近距離であれば回避されることは少ない。横方向無限攻撃では無く一定回数爆発が終わると終了なので広いステージだと相手を巻き込めないことも。崖際でなるべく相手を引きつけて行う使い方か、逆に壁際まで相手を追い詰めた場合に狙うとよいだろう。ふっ飛ばし方向は上空なので押し出しはできないが、地面の無い空中からも火柱はちゃんと出るので崖際追い詰めの使用でも威力が下がることはない。

・登場演出
両掌に光を集め発光すると共にレオタードと金の輪を装備した戦闘服に変身する。「斉天大聖・見参!」
・アピール(全方向共通)
お尻を叩いて挑発「へへ~ん!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:片足でとび跳ねながら前方を指差し、如意棒を持ったもう片方の腕をクルクル回転「弱すぎるぅ~!」
勝利ポーズ2:如意棒を頭上で回転させて下ろしポーズ「もう一回、するぅ?」
勝利ポーズ3:如意棒を後手で構えながら、片膝を上げてポーズ*1「わーい、勝っちゃった!」or「ゴウカイザー様ぁ、どこですかぁ?」

京介

心優しき復讐鬼、京介が参戦。フルネームは紫紅京介(しぐれきょうすけ)。唯一の肉親である姉を義兄により殺され、復讐のために旅を続ける高校3年生。義兄がベルナール学園の学園長となっていることを突き止め、学園の生徒として転入する。呪法(この力の操り方も義兄より教わった)により狼・鴉・猿の式神を召還し使役することができる。ゴウカイザーの学生キャラの中では唯一変身を行わない。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

木刀( 念をこめた木刀:駆愚羅(くぐら))を装備しているため攻撃リーチが長く、また式神を用いた攻撃は呼び出しの手間が必要なものの一度呼び出してしまえば関連技は総じて隙が少なく使いやすい。ジャンプ力の低さが最大の欠点だが、スマブラでは式神を用いたオリジナル技によりフォロー可能。できれば空中での推進力や上昇力に優れた技をトレースしておきたい。

  • B:式神召還
    木刀の剣先を地に叩きつける構えから式神のオプションを召還する(一応この時突き立てた剣先にも攻撃判定がある)。通常は3体の内からランダム選択だがB直後に方向キー入力することで任意選択可能。キャンセルを除き任意選択すると発生時の隙が少し長くなる。
    呼び出したオプションは京介の立ち位置の近くで待機し通常or横必殺技で援護するが各式神一定量のHPが設定されており、相手の攻撃やステージトラップなどでHP数値以上のダメージを受けると消滅し一定時間再召還が不可能となる。
    • 上:鴉の式神・摩虎羅(まこら)を召還。
    • 左:狼の式神・宮毘羅(くびら)を召還。
    • 右:猿の式神・伐折羅(ばさら)を召還。
    • 下:式神を召還している場合は消して無召還状態に戻る。無召還状態だと何も起こらない。
  • (摩虎羅召還中に)B:摩虎羅刹那天
    京介の斜め上に羽ばたいて待機している摩虎羅が斜め下に体当たりを放つ。突進速度は早く相手に迎撃されにくいが相手と京介の間合いが近い場合は当たらない場合もある。ダメージは低く相手を吹っ飛ばせない。
  • (摩虎羅召還中に)横B:摩虎羅爆炎翼
    摩虎羅が斜め下に降下→降下と同じ軌道で上昇の動きで飛び、飛行中に相手に接触した場合は摩虎羅が相手を掴み爆発でふっ飛ばす特殊な打撃投げ。刹那天より威力は高いが場所によっては空振りしてしまうのは変わらない。京介本体の隙は両者の技で変わらないが、こちらの方は攻撃後摩虎羅を再使役できるまでの時間がやや長いという違いがある。
  • (宮毘羅召還中に)B:宮毘羅無音撃
    京介の合図と共に宮毘羅が前方に突進、ヒットした相手をダウンさせる飛び道具。発生が早く使いやすいが地面の無い場所で使うとその時点で宮毘羅がストップしてしまう。また強制ダウンを奪うため相手を吹っ飛ばせない。
  • (宮毘羅召還中に)横B:宮毘羅電神峰
    宮毘羅が前方にジャンプ(スマッシュ入力の有無で距離調節可能)し、地面に触れるとその地点に待機しつつ相手が触れると痺れさせる電撃を帯びる。地面に触れた時点で攻撃判定が発生するので段差のある場所で使えば斜め上に宮毘羅を置くことも可能。技中宮毘羅は無敵ではなく相手の攻撃で取り除かれる上ダメージも受けてしまう。
  • (伐折羅召還中に)B:伐折羅跳躍宴
    丸まった体勢の伐折羅が上空にボールのように跳ね上がり少し離れた地面に落下し体当たりを放つ。飛び道具としてはあまりにも遅く使いづらいが始動時の上昇を対空技として使う分には問題なし。
  • (伐折羅召還中に)横B:伐折羅絞叉檻
    伐折羅が前方にジャンプ(スマッシュ入力の有無で距離調節可能)し、相手に触れると顔にとびつき視界を防ぐ。ダメージは無いが張り付き中はスマブラでは相手の操作が上下左右逆になる効果を与える。ただしこちらも伐折羅跳躍宴など他の使役技は使えない。
  • 上B:式神飛空術
    スマブラオリジナル技。召還している式神の力を借りてジャンプ以上の高さに舞い上がるハイジャンプ技。ジャンプ技でキャンセルできるが攻撃を出した時点で上昇は止まる(尻もち落下にはならない)。以下の通り式神の召還状態に応じて技の内容が変化する。
    • 無召還状態or摩虎羅召還中:摩虎羅が京介を掴み飛行して持ち上げる。上昇高度は式神の中では最もあるので、状況によっては一度式神をリセットしてから上Bを入力してもよい時もある。
    • 宮毘羅か伐折羅召還中or摩虎羅召還不可状態:宮毘羅or伐折羅が京介をリフトアップする。空中で使用した場合は一度式神が落下して消滅した後、着地後に再召還される(足元が無い状態で使っても式神が落下撃墜となることはない)。
    • 全ての式神が召還不可状態:アイスクライマーの単独ゴムジャンプ同様、あまり浮き上がらない。できればこの状態になることは避けたいところ。
  • 下B:影走り【TR】
    唯一式神が関わらない必殺技で、木刀を突き立てて離れた地面から影の波を発生させる中~遠距離技。各式神技より威力は高いものの硬直が長いので積極的な牽制には使えない。何らかの式神を出した上で追撃や連続技で用いるのが基本。スマブラでは空中でも使用できるが影の伸びる射程が少し短くなる。
  • (自己TR状態で)下A+B:火影走り
    自己トレースを成立させた状態で使用できる隠しトレース技。発生させる攻撃が影の波から炎の波となり、通常前方だけの攻撃判定が京介の頭上まで覆うようになり、スマブラオリジナルの空中版は京介の周囲を炎の障壁で覆うようになる。威力・判定は強化されているものの発生の遅さは相変わらずなので対空迎撃で使う場合は少し早めに読んで使用する必要あり。
  • 最後の切りふだ:骸羅召還
    木刀を地面に突き立てると共に自分を中心に巨人の式神の上半身を発生させ、触れた相手を燃焼させ上空にふっ飛ばす。かりんの切りふだ同様発生時の隙はある程度解消されているので発生を潰されることは無いが横方向への攻撃判定はやや狭い。なるべく自分の近くに相手が集まっている状態を狙って発動するようにしよう。使用すると摩虎羅・宮毘羅・伐折羅のHPが最大まで回復するおまけつき。

・登場演出
木刀・駆愚羅を取り出して中段に構え、気を通わせる「闘気捻出!」
・アピール(全方向共通)
立てた指を自分の方へ向け挑発「…来い」or「いざ!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:画面手前に背を向けて振り向くと、学ランが風になびく「悲しい性だな」
勝利ポーズ2:木刀を横一閃に振る「立ち去れ…追いはしない」
勝利ポーズ3:ポーズ2と同じだがこちらは式神が1体現れる「妖刀・駆愚羅に三匹の式神…俺の前に敵はいない」

ブライダー

改造番長・ブライダーが参戦。ベルナール学園を含む一帯のエリアをその腕力とカリスマで仕切る総番長・立花一輝(たちばないっき)が交通事故に巻き込まれて瀕死の重傷を負った際、謎の男に改造手術を受けた姿。その姿は一言で言えば「『スーパーロボット大戦』風にデザインされた『仮面ライダー』」であり、使用する技も(他キャラの持ち技トレース時を除き)肉弾戦による格闘技が中心。硬派な性格のためブライダーに変身した姿を嫌っているが、心の中では満更でもないらしく戦闘中はすっかり正義のヒーローになりきっている。後に正体を見られた後輩を無理矢理ブライダー2号に改造して、自分の仲間として協力させている(カラーチェンジで2号も使用可能)。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

リーチの長い通常技からの連続技を得意とするキャラクター。重量は重めでふっとばされにくいがやや動作が全体的にもっさりしており、有効な遠距離攻撃を持っていないため遠くから飛び道具を撃ちまくる相手や遠距離戦の得意な相手は苦手。何とか有利な近距離の殴り合いに持ち込めるように立ち回ろう。おすすめトレース技は飛び道具、または飛び道具反射技。

  • 上投げ:ブライダーきりもみシュート(つかんだ相手を上空に投げ上げジャンプキックで追撃する)
  • B:電光ブライダーパンチ
    拳に電撃球を纏いストレートパンチを放つ電撃属性技。ヒットした相手を痺れさせて浮かすのでクリティカルヒットの場合はそのままジャンプキャンセルによる追撃が可能。空振り時のみ長い硬直ができてしまうので、最低でも相手に触れるように放つのがポイント。スマブラオリジナルの空中版でも正面に拳を放つ。
  • 横B:ブライダー卍キック
    横方向にジャンプキックを放ち、ヒットすると通常は1回、スマッシュ版は3回蹴りで追撃する突進技。発生が早いので中距離からの奇襲に使おう。この技も相手に触れさえすればシールドで防がれても硬直時に反撃されることはない。スマブラでは空中でも使用でき横方向の復帰距離を稼げる。
  • 上B:ブライダーハリケーン
    右アッパー→左アッパー→右蹴り上げ→左蹴り上げの4段攻撃に繋げながら上昇する対空技。発生が早く、地上からの連続技や対空、さらに攻撃吸い込み範囲も広いので近距離前方の相手なら対地でも使える。ブライダーの主戦力技…といいたいところだがそれはあくまでも原作(ゴウカイザー)の話で、スマブラでは空中で尻もち落下状態になってしまい、地上着地時にアピールを取ってしまうので多人数戦で囲まれている時に適当に使っていると技後の隙を狙い打ちにされてしまう。使用後の状況をよく考えてから使うようにしよう。
  • 下B:ダブルブライダーキック【TR】
    地面に手をつくと相棒のブライダー2号が登場、2人が揃って同時に横方向にジャンプキックを放つ。威力は大きいが発生前後の隙が大きすぎるので普通に使ってもまず当たることはないファルコンパンチ系。後から登場した2号については完全無敵なのが唯一の長所で、1号が飛び道具などで出がかりを潰されても2号は蹴りを中断しない。近距離での同じような前隙の大きい技の打ち合いなら多少有利に働くかも?空中では使用できない。トレース版は操作キャラクターとブライダー2号がダブルキックを放つ。
  • (自己TR状態で)下A+B:ダブルブライダー卍キック
    2号を呼び出すまでは下Bと同じだが、こちらは2人揃ってブライダー卍キック(スマッシュ版)を放つ。発生の早さが持ち味だったブライダー卍キックが最初の演出のせいで始動が遅くなってしまいあまり旨味のない自己トレース技になっている。一応この技も2号は無敵となっているがだからどうしたという感じである。ブライダー卍キックと異なり空中での使用不可。
  • (空中で)下B:ブライダー月面キック
    斜め下に降下しながら蹴りを放つ急襲技。攻撃判定の発生がやや遅く地上スレスレで出すとキックを出す前に着地してしまう。ブライダーは機動力が低いので空中での使用時は自滅に注意しよう(ダブルブライダー卍キックを使いたいなら別だが)。
  • 最後の切りふだ:ブライダーブレイク
    切りふだを発動すると画面外に退場、ブライダーバイクに乗ってステージに現れ一定時間その状態で操作できるようになる。原作では突進からバイクを乗り捨ててぶつける技だったがスマブラでは他キャラの差別化として乗り物搭乗型切りふだに変更。ランドマスターとワリオバイクを足して割ったような感じで、ランドマスターより速く小回りが利く代わりに追突時の威力は低く、飛び道具も放てない。相手の攻撃に対して無敵で無限ジャンプ可能だがステージ外にはみ出すと自滅してしまう。また時間切れの時にはバイクを乗り捨て、前方の相手を巻き込める飛び道具として放つことができる。

・登場演出
拳を掲げ、光に包まれるとブライダーの姿に変身する「超・変~身ッ!」
・アピール
上アピール:サムズアップ「応援してくれ、チビッコたち!」
横アピール:前方を指さすポーズ「許さん!」
下アピール:しゃがんで両手を広げるポーズ。上B着地後は必ずこのアピールを取る「来いっ」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:指先を伸ばして肩に近づける「1号ポーズ」の後手を下ろして握り拳を作る「RXポーズ」で決め「成敗!」
勝利ポーズ2:上記のポーズを左右対称に2回繰り返す「正義は勝つ!」
勝利ポーズ3:拳を前方に突き出してポーズ「この世に悪の栄えたためしは無い!」

キャプテン・アトランティス

超古代の無敵のヒーロー、キャプテン・アトランティスが参戦。ベルナール学園の考古学専修学生ランディ・リックスが校外活動中に発掘したオーパーツの仮面を被ることにより変身する。変身前は運動が苦手な文系の青年だが、一度変身すると2mの筋骨隆々の巨人に変貌し、マントと仮面を纏ったいわゆるアメコミスタイルのヒーローの姿で様々な平和活動を行う(キャプテンに変身している間ランディは記憶を失っているため自分とキャプテンが同一人物であることを知らない)。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

ボスを除くと最も長身で、ブライダー以上の重量とパワーを持つ。マントを装着しているせいかジャンプ力・復帰力は意外と高いが、落下速度が遅めなので着地時を相手に迎撃されやすい。スマブラでは必殺技発動に溜めを必要としないので割と積極的に攻めていけるが、各技はどれも出が遅く硬直が長いので無駄打ちは避け的確に重い一撃を叩き込むのが基本となる。

  • B:キャプテン・スプラッシュ
    拳で地面を殴ると眼前から気柱が吹き上がる技。気柱の発生は遅いが遮蔽物などにぶつかるまでは上方向の射程無限。かみなりのように段差上の相手を攻撃できないのは歯がゆいが、遠距離上空から飛び道具・急降下攻撃を仕掛けるような相手には有効なバリアとなる。空中で使用すると拳が地面に触れないので気柱が出ないが、パンチそのものが強いメテオ性能を持つようになる。
  • 横B:キャプテン・シューター
    アトランティスマークのついた円盤を前方に投げる飛び道具。パワーキャラでありながら牽制用の飛び道具が使えるのは利点と言えるが、投げた後の硬直が長くあまり気軽には使えない技。空中でも使用でき、これも正面に投げる。
  • 上B:キャプテン・スマッシャー【TR】
    パンチを繰り出しながら飛行ポーズで前方に突進する。一定距離を進むまでは相手やシールドにぶつかっても止まらず突き抜ける性質を持つので距離をきちんと計算すれば相手から反撃も受けにくい。斜め入力で正面以外の方向にも飛べるが地上・空中を問わず使用すると尻もち落下状態になる。トレース版は斜めに入力しても正面にしか突進できないようになる。
  • (自己TR状態で)上A+B:キャプテン・ニトロスマッシャー
    より大きな光のエネルギーを拳に纏いながら突撃する上Bの強化版。当たり判定が縦に広くなり通常上Bで当たらない相手にもこの技なら巻き込むことができる。使用後尻もち状態になるのは変わらず、またこの技は斜めに突進することができない。
  • 下B:キャプテン・サイクロン
    振りかぶってから前進しつつパンチ3連打、とどめにアッパーカットでふっ飛ばすパンチ技。空振りでも3発前進パンチ→アッパーまで放つので当然誰にも当たらないとただ隙を晒すだけになる。また背丈の低い相手だとしゃがまれるだけで全部空振りしてしまうこともあるので小型キャラ相手には特に慎重に使うべき技である。スマブラでは空中でも使用でき、この場合前進はしないがアッパーカットを放つまでは動けないので落下中に暴発しないよう注意しよう。
  • 最後の切りふだ:キャプテン・スプラッシュサイクロン
    見た目はBの強化版のような切りふだ(ただし空中でも気柱が出る、柱が段差貫通性能を持つなど性能的には強化されている)で、下向きパンチ乱打と共に光の柱を左右方向に次々と発生させる。発生させた柱はある程度前進していくのでキャプテンの至近距離以外の相手も攻撃可能だが、中距離以上離れていると間合いの外に逃げられて全く当てることができない。できるだけ相手を引きつけて放つか、通常B版と異なり段差の貫通能力があることを利用して段差越しに打ち上げるようにして使おう。

・登場演出
ランディが仮面を被るとマッチョ化しキャプテン・アトランティスに変身「キャプテン・アトランティス!」
・アピール(全方向共通)
ボディビルのポーズと共に歯を輝かせる「カモォーン!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:正面に歯を輝かせながらサムズアップ「イェーィ!」
勝利ポーズ2:笑顔でマスキュラーポーズを繰り返す「暴力はダ・メ・ダ・ゾ!」
勝利ポーズ3:ポーズを変えながら腕の筋肉を誇示「見たまえこの肉体を!」

不動丸

忍術宗家出の国家エージェント不動丸が参戦。不動丸という名はコードネームで本名は不動鸞峰(ふどうらんぽう)。日本政府を『日ノ本幕府』と呼び、拳銃などの近代兵器を持たず自作の忍者スーツ『鎧影(がいえい)』を身に纏い戦国時代の忍者のように隠密活動を遂行し、時には武士の情けで標的を見逃すなど古風な考え方と嗜好を持つ。ベルナール学園を探る任務のために学園の古典教師として潜入するが、学園生活で生徒たちを教育することも秘かな楽しみらしい。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

ゴウカイザーキャラの中で唯一カウンター技を持っており、しかもスマブラでは空中技・地上技・足払いの読みは必要なく全て1種類で対応可能。カウンター技や飛び道具牽制による守りが硬く機動力もあるが、これといった決定打になる技を持たないのが弱点なのでスマッシュはアイテム等に頼ったほうがいいかも。またカウンターを考慮しない素の防御力は低く体重もゴウカイザー男性キャラの中では軽め。トレース技はなるべくスマッシュ力の高い技を選ぼう。

  • B:雷電筒
    地面または相手に触れると電流を放つ筒を投げる電撃属性の飛び道具。放物線軌道で投げるので距離が近すぎると相手の頭上を越えてしまうこともある。
  • 横B:炎舞筒【TR】
    地面または相手に触れると炎が広がり触れた相手を燃焼させる火炎属性の飛び道具。通常Bよりやや遠くに投げ、スマッシュ入力で更に遠投可能。通常B同様すり抜けさえ気をつければ硬直も短く使いやすい技。雷電筒にも言えるが、ダメージは与えられるがふっ飛ばし力はなくスマッシュには向かない。
  • (自己TR状態で)横A+B:爆炎筒
    手前~奥に同時に炎舞筒を3本投げる強化版飛び道具。不動丸の近距離~中距離をカバーできるが同時には一回分しかヒットしないので威力の上昇が殆ど無く、炎舞筒のように距離調節ができないので相手に見切られやすい。
  • 上B:抜刀霞切り
    忍者刀を抜き、残像が見えるほどの速度で周囲に振り回す斬撃技。スマッシュ入力で前方に滑りながら放つようになり、B連打数で攻撃回数が増える。出は早いものの相手を吹っ飛ばす性能はこれまた低い。上B技だが突進方向は前方で上昇を伴わないので地上使用時は混乱しないように気をつけよう。
  • (空中で)上B:流浪斬
    抜刀霞切りを上向きに放つような動きで斬り上げつつ上昇し、巻き込んだ相手に空中で連続斬りを浴びせる対空技。スマッシュ版がクリーンヒットした時のみフィニッシュがメテオ叩き落としになる。ヒットの内容に関わらず使用後は尻もち落下状態になる。
  • 下B:不動陣
    印を結んだ構えで相手の攻撃を受け止め、逆方向の向きに投げ飛ばすカウンター投げ。原作では打撃限定だったがスマブラでは飛び道具も防御でき受け止め後背後に投げ飛ばせる。そのまま反射することはできないが背後から別の相手に攻められた時に意表を突く使い方が可能。つかみを伴う技は防げず、また投げの通じないボスや巨大化した相手は防御するだけとなる。
  • 最後の切りふだ:不動裂空剣
    巨大な八方手裏剣を広げて炎を纏わせて回転させて斬り刻んだ後、前方に炎の渦を飛ばす飛び道具型切りふだ。「やや予備動作の長いマリオファイナル」のようなイメージで、最初の手裏剣回転時にも攻撃判定はあるものの離れている相手に通じず、回転後に飛ばす炎は射程に限度がありある程度飛ぶと消失してしまう。至近距離からがっつりクリーンヒットさせれば十分に吹っ飛ばせる破壊力はあるので、遠距離の相手はカスって少しでもダメージになればラッキー程度に考えよう。

・登場演出
地面に煙筒を投げ、煙幕が晴れると地面の影から鎧影を纏い現れる「不動丸、推参!」
・アピール(全方向共通)
印を結び、小刀を片手で回す「愚かな…」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:両拳を握り両腕を広げた構えで気合いを入れる「ふっ!」
勝利ポーズ2:片手で印を結びながら、頭巾を剥ぎ素顔を見せる「是、天命と知れ」
勝利ポーズ3:煙に包まれ、教師の姿に戻る「たわけめ!先生は悲しいぞ!」or「遊んどらんで勉学に励まぬか!」

マリオン

ベルナール学園の風紀委員と科学部により学園内に配備された警備用ロボット、マリオンが参戦。正式名称は『DES/CO-PIV“MARIONETTE”』。二足歩行型自律型ロボットで自我を持っており、性別の概念は不明だがボールボーイに恋愛感情を持っているらしい。戦闘時は6本の腕と飛行能力などの武装を駆使して戦う。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回(2回目はフライングモード)不可能不可能不可能不可能不可能

2回目のジャンプが「フライングモード」となり、脚部からジェット噴射し初段のジャンプより高度に浮遊が可能というゴウカイザーキャラの中では独特なジャンプ能力を持つ。鋼鉄製ボディーのおかげか背丈の割には重量もあるので粘り強く戦えるのがセールスポイント。スマブラ独自の必殺技として「自己学習機能」があり、なんと相手を倒さなくてもゴウカイザーキャラのトレース技を習得できる。習得技を任意で選べるわけではないので運の要素は絡むが、他のゴウカイザーキャラより少しは多彩な攻め方をしやすくなっている。

  • B:グランドウォッシャー
    自分の手前の地面~正面に胸部から砲弾を連射する飛び道具。射程はあるがいきなり真正面には弾を飛ばさないので初弾をジャンプでかわされやすく、また掃射中はマリオン本体は硬直しているので空中技で反撃されやすい。ジャンプ中はフライングモード時のみ使用できる。空中版は掃射時間が長くなっており斜め下に放つため空対地で相手の上空を取っている場合は有利となるが、同高度~上空の高度にいる相手の迎撃に弱い。地上・空中版ともにヒットが確定する状況以外では連射は避けよう。
  • 横B:グライディングモード
    前方に滑り込みながら光る腕でストレートパンチを放つ突進技。発生は早いが外した時の硬直が長いので基本的には近距離シールドガードorその場回避後の反撃で使う。空中ではフリーフォールアタックが発動する。
  • (空中で)横Bor下B:フリーフォールアタック
    体を丸めた体勢で横Bで斜め下、下Bで真下に降下しながら体当たりを放つ。スマブラでは通常ジャンプ後でもフライングモードでもどちらでも使用できるので織り交ぜて使うことで攻撃タイミングをかく乱可能。尻もち落下状態にはならないが着地できなかった場合後隙ができるので空中での使用後は落下や相手の反撃に注意。
  • 上B:アンブッシュ・リフター【TR】
    体を丸めた体勢で斜め上に体当たりを放つ対空技。スマブラではフライングモードからも使用できるので最後にこの技に繋げれば復帰距離を大きく稼げる。尻もち落下状態となるためヒット後追撃はできないが、発生の早さ・判定共に対空としては十分に使える性能。トレース版はマリオンのように浮遊から使える訳では無いので、普通の2段ジャンプ持ちのキャラが使うにはやや上昇距離がもの足りなく感じるかも。また攻撃判定はキャラの大きさに依存する。
  • (自己TR状態で)上A+B:アンブッシュ・スカイネット
    アンブッシュ・リフターの動きで上昇した後、斜め下に回転タックルを放って降下する連続技。降下を伴うので上Bと異なり復帰には利用できず地上で連続技用に使っていく技と言える。この技は下Bでは習得できない。
  • 下B:自己学習機能
    アピールポーズを取りつつ光り輝くことでゴウカイザーキャラの必殺技をランダムで1種トレースするラーニング技(【TR】マークの技が対象)。地上でしか使用できず、また習得後は同コマンド入力でも再習得できない(ダウンを奪われた時に一定の確率でトレース技を失うので、失った状態に戻らないと再習得は不可能)。
  • 最後の切りふだ:ハイパーグランドウォッシャー
    グランドウォッシャーの強化版のような切りふだで、自分の手前から前方に向けて爆発を3連続で起こし爆風に触れた相手を上空にふっ飛ばす広範囲攻撃型切りふだ。類似の性質のかりんの切りふだと比べると、こちらは攻撃1回当たりの判定は広いが攻撃回数が少なくなっている。この技も相手と距離が離れていると爆風に巻き込むことは難しいのでマリオンの前方に相手を十分に引きつけてから発動するようにしよう。

・登場演出
屈んだ待機モードから排気しつつ立ち上がり、6本の腕を伸ばし戦闘モードに移行する。
・アピール(全方向共通)
首がびっくり箱のように伸びて左右に揺れ動く。
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:しゃがみこむと、マリオンのボディから大きく排気される「ターゲットハ戦意喪失」
勝利ポーズ2:腕を突き上げガッツポーズ「アナタノ戦闘能力ハCランクデス」
勝利ポーズ3:フライングモードで上空から降下「ワタシノ戦闘コンピュータハ最強デス」

神龍

『バトルマスター』の異名を持つ殺人拳の使い手・神龍(シェンロン)が参戦。若い頃に圧倒的な力の差を見せつけられ敗れたある男の力に嫉妬し、彼を超えるために二十年もの間壮絶な修行と命を懸けた真剣勝負を繰り返し、人の身でありながら超人の域に達した孤高の格闘家。学生でもなければベルナール学園の職員でも無い一見はただの部外者のようだが、実は本名:凱座轟一郎(かいざごういちろう)でゴウカイザー(凱座勇人)の実の父親という設定がある(が、互いのストーリー上で絡むわけでもないので取ってつけた感が強い)。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能不可能

攻撃の発生が全体的に早く近距離でのラッシュ性能が高いので波に乗れば怒涛の打撃ラッシュで相手を圧倒できる。遠距離技も備えているので間合いを取る相手にも対応できるのだが、移動関連の速度がやや劣り防御性能も凡庸のためスピード自慢の相手や飛び道具中心で戦う相手は苦手。復帰性能も低めなので後半戦は位置取りも重要となる。

  • B:百歩神撃【TR】
    前方に両掌を象った気弾を飛ばしヒットするとオーラの手が掴んだ相手を振り回し上空に投げ上げる。飛び道具始動の投げ技とも言える変わった技。オーラ発射中は動けないもののヒット時の投げ動作中は神龍本体は無敵、シールドガードされた時の硬直も短く回避さえされなければ隙はほとんど無い。ただし投げを伴う性質の技なのでつかみ無効の相手には与えるダメージやふっ飛ばし性能が激減するという短所もある。スマブラでは空中でも放つことができるが気弾がステージから消えるまで操作不能状態となるので暴発に注意。トレース版はシールドガードされた後の隙が増えているため神龍と同じ感覚で使うと反撃を受ける可能性大。
  • (自己TR状態で)A+B:百歩破砕撃
    自己トレース版は気弾速度、およびヒット時通常は手のみ出現するオーラが神龍の全身となり与えるダメージがアップする。百歩神撃より発生が遅くなっているので出の早さを重視する神龍にはあまりマッチしていないパワーアップとなっている。
  • 横B:放影掌
    紫のオーラで作った自分の分身を前方に走らせ、任意の距離を進んだ後でオーラが突きの連発で前方の相手を攻撃する遠距離技。オーラの大きさは神龍とほぼ同じで、ゼルダの横B同様B押しっぱなしにすることで攻撃開始位置を調節できる。ただし攻撃を開始するまでオーラが前方に走っていくのが相手にも見える状態で、更にオーラ操作中は神龍本体は動くことができない。突進中のオーラの攻撃判定は無く相手や飛び道具などにぶつかってもすり抜けるだけとなる。
  • 上B:裂脚昇
    左足を大きく振り上げつつ上昇し蹴り上げを放つ対空技。使用後は尻もち落下状態になる。無敵は発生しないもののオーラを纏った脚は判定が広く激突に強い。発生も早いので無防備な飛びこみにはこの技で大抵迎撃が可能。跳躍高度は低いので復帰に使う場合は注意。
  • 下B:流炎裂脚昇
    赤い炎のようなオーラを纏った裂脚昇を放つ。その場で跳ね上がる列脚昇と異なり蹴り上げ前に少し突進し、かつ蹴り上げ前は全身にガードポイントが発生するのでカウンターのような使い方も可能。上昇を伴うのは上Bと同じだが特に高度が増しているわけでは無く、下B技でありながら空中で使用すると尻もち落下状態になってしまうので注意しよう。
  • 最後の切りふだ:天地咆哮拳
    発動時神龍の近距離にいる相手を捕らえ(正面以外・複数可)シールドブレイク状態にした後、オーラで作った自分の分身が相手に蹴りや突きの連打を放ちとどめに神龍本体が裂脚昇でまとめて蹴り上げスマッシュする。高速突進を伴わないので離れている相手には当てにくい。つかみ有効時間は長めなので相手の突進・反撃に無理矢理ぶつけるという使い方もあり。

・登場演出
着ていた上着を気合いと共にバラバラにふっ飛ばし構える「うらぁぁぁっ!」
・アピール(全方向共通)
腕を組み前方を睨む「このカスが!」
・勝利ポーズ
勝利ポーズ1:片膝を立てて座り、顎ヒゲを片手で撫でる「しょせん人の域!遊びにもならん」
勝利ポーズ2:中腰で構え、全身から紫色のオーラを漂わせる「はぁぁぁぁっ!」
勝利ポーズ3:両腕を胸元でクロスさせ構えるポーズ「戦いの神…バトルマスターとはワシのことよ!」

プラトニックツインズ【ボス】

禁忌の兄妹怪人・プラトニックツインズ(朝比奈亮/鈴)が参戦。スマブラではボスとして登場するが条件を満たすことによりプレイヤーとして使用可能。
男女として互いに愛し合っているが双子の兄妹であるために絶対に結ばれることはないという宿命を背負っており、その『純粋な情炎』をベルナール学園の学園長・王崎に目をつけられる。最初は彼の誘いを断るものの、先天性の病で余命幾許もない鈴の命を延命するために彼からカイザーストーンを受け取る(カイザーストーンにより亮の生命力を鈴にリンクさせ、彼女の病の影響力を弱めることに成功)。その後はベルナール学園に転入して生徒会長・副生徒会長を務めつつ、学園の中心部に迫る者達から王崎を守るために暗躍している。
カイザーストーンの力により変身後は亮・鈴が一体化し、白い異形の怪人となった亮の胸部に同じく怪人化した鈴が融合している姿となる。なので「ツインズ」だが二人一組では無く常に一体のキャラとして闘うことになる。

ジャンプ回数カベジャンプ壁張り付き滑空しゃがみ歩きワイヤー復帰
2回不可能不可能不可能不可能可能

キャプテン・アトランティスを超える巨体と圧倒的なパワーを持ち、原作では単純なスペックではラスボスを超えるのではないか?と言われるほどの強さを持っていたがスマブラ(プレイヤー版)はゲームバランスのため、パワーと重量はあるもののスピードの性能はやや低めに抑えられている。弱攻撃とつかみ(空中ではワイヤー復帰になる)は妹の鈴が主に担当しスピードのある突きや伸長による中距離攻撃を放ち、強攻撃やスマッシュは兄の亮がリーチのあるパンチ・キックで攻撃する。またプラトニックツインズの技を他ゴウカイザーキャラがトレースすることはできるが、逆はできなくなっている(そもそも技トレースそのものが無い)。

  • B:ラピッド・ナックル
    亮が前方に左拳の突きを連続で放つパンチ連打技。ヒットすると相手を浮かして追撃し上空に大きく吹き飛ばす。プレイヤー版は足元に隙があるもののボス版はパンチを一定数繰り出すまで怯まないので、パンチ連打中のツインズ【ボス】には近寄らないほうが無難。離れて飛び道具で攻撃しよう。スマブラではプレイヤー版のみ空中使用可能で、突き中は降下速度が少し遅くなる。空中正面の相手にしか当たらないので空中使用のメリットはあまりない。
  • 横B:サンダードライブ
    PS版メタモルドライブを便宜上オリジナル名称の技に変更。溜めの後、前方に突進しながら亮が電撃を纏った右腕によるストレートパンチを放つ。
    スマッシュ力・突進スピードがありボスはプレイヤーファイターが中距離で牽制しているとこの技で強襲してくるので無駄な牽制は控えよう。回避した後の硬直は長いのでボスがこの技を外したら攻撃のチャンス。
    プレイヤー版も溜めと硬直に注意すべき技で確実に当たる状況以外のぶっ放しは厳禁。空中推進力はあるので少し早めに出して横方向復帰に利用できる。
  • 上B:メタモルドライブ
    亮の胸部に融合した鈴が伸び上空にパンチ攻撃を繰り出す遠距離対空技。ボスは主にこちらがジャンプによるバッタ戦法を使っていると多用してくる。ツインズの技の中では発生が早いものの、正面にいる相手には当たらないのでボスがこの技を使用したときは足払いや突進技などで迎撃可能。
    プレイヤー版はワイヤー復帰性能を持ち伸長した鈴により崖つかまりが可能。ただし攻撃性能が著しく落ちているため積極的なスマッシュにはあまり使えない。下Bと二択をかけて相手を惑わせるなどで工夫しよう。
  • 下B:グラビトン・サンダー【TR】
    亮が地に拳を打ちつけ前方から上空に向けて紫の雷を昇らせる電撃属性の対空技。雷は上方向の射程無限なのでジャンプで飛び越えられない。キャプテン・アトランティスの通常Bより発生が早く、ボスは対空・牽制・バリアとしてよく使ってくる。プレイヤー版は硬直が長くなっているのでボス版ほど気軽に使うのは難しくなっている。また空中では使用できない(ツインズ使用時は空中版ラピッド・ナックル、トレース版は各キャラの空中下B技が出る)。
  • ボス専用技:ナックル・トラップ
    亮が右腕を縦に振り回し、この状態のツインズにプレイヤーが接近する(背後からの接近や上空からの飛び込みも含む)と回転の動きに巻き込んで捕え、左拳のラピッド・ナックルから右ストレートでふっ飛ばす投げ技(回転する腕はシールドで防げない)。腕回転中は完全無敵で発生時の動作も素早いため、近距離でいきなり使われて反応もできず捕まれる…ということもザラにある。対ボス時は常にこの技を警戒しよう。プレイヤーはこの技を使用できず、代わりに上方向投げで類似の動作を行う(最後のストレートがアッパーカットに変更)。
  • ボス使用技(プレイヤー版は最後の切りふだで使用):メガグラビトン・サンダー
    グラビトン・サンダーをツインズの前方から次々と発生させる強化版。ボス版とプレイヤー版(切りふだ)では性能が少し変わり、ボス版はツインズの前方~中距離に固めて雷を発生させ、切りふだ版はステージの広い範囲にランダムで雷を次々と発生させるという違いがある。プレイヤー切りふだ版は他のゴウカイザーキャラの類似切りふだとの差別化として攻撃位置が完全ランダムになっている(スマブラオリジナル)。そのため超遠距離の相手も攻撃できるが、プレイヤー側も狙って当てることはできないようになっている。ボスはHPが少ない時にグラビトン・サンダーの代わりに使用し、純粋に判定と威力を強化したアッパーバージョンの技として使ってくる。ダメージが溜まっている時に食らうと危険だが、後隙が増えているので当たりさえしなければとどめを刺すチャンスにもなる。

・登場演出
亮・鈴が手を組んで光り輝くと怪人の姿に変わる。
「愛の力、見せてあげるわ!(鈴)」「「メタモル・ツイーンズ!!(2人)」」」(※汎用)
「来たわね。炎の男さん…(鈴)」「愛の炎も試してみるかい?(亮)」(※ボス登場時・ゴウカイザー使用時)
「あくまでも闘うというのか?(亮)」「覚悟はよくって?カッシュ…(鈴)」(※ボス登場時・ヘルスティンガー使用時)
「君は見逃してあげても…(亮)」「キーッ、甘いわ!お兄ちゃん!(鈴)」(※ボス登場時・シャイア使用時)
「今ならまだ間に合うわ(鈴)」「我々の元へ来い。ブライダー!(亮)」(※ボス登場時・ブライダー使用時)
・アピール(全方向共通・ボスも稀に使用)
亮・鈴が揃って頭を掻くポーズ「クックックッ…」
・勝利ポーズ(プレイヤー版使用時のみ)
勝利ポーズ1:髪を逆立てて咆哮し、全身から気を漲らせる「オオオオオッ!!」or「ハーハッハッハ!」
勝利ポーズ2:亮&鈴の姿に戻り、二人がそっと抱き合う。「死が二人を分かつまで、俺たちは敗けん!(亮)」「うん、お兄ちゃん!(鈴)」
勝利ポーズ3:人間の姿に戻るまではポーズ2と同じだが、その後のポーズは相手によって変わる。
(汎用)亮が画面手前に背を向け、鈴が亮の肩にそっと近寄る。「愛の力が最強なのだ!(亮)」「これでわかったでしょう?(鈴)」
(相手にヘルスティンガーがいる時)鈴がサインをねだり、亮が怒る。「あのーサインください!(鈴)」「す、鈴!お前ー!(亮)」
(相手にシャイアがいる時)亮がサインをねだり、鈴が怒る。「よかったらサインをお願い…(亮)」「ちょっと、おにーちゃん!(鈴)」

王牙【ボス】

「貴様の力、存分に出してこい!」「ハッハッハッハッ!!」(※汎用)
「覇気が満ちてゆく…よかろう、神の力、存分に味わうがいい!」(※相手がゴウカイザー)
「ふふふ、美しいお嬢さんだ。私とラストダンスはいかがかな?」(※相手がシャイア・女性キャラ)
「フッ、罪の無いその笑顔に免じて一思いに楽にしてあげよう…」(※相手がかりん・美少女・可愛い外見のキャラ)
「愚か者め!私に牙を剥いた罪、死を持って償うがいい!」(※相手がヘルスティンガー・ブライダー・不動丸・プラトニックツインズ)
「そうだ…その心に怨みの炎を灯すがいい。我が願い、お前なら…」(※相手が京介)
「楽しいショーだったよ、ランディ。キミの死でラストを飾ろう…」(※相手がキャプテン・アトランティス)
「まさかこの鉄クズが勝ちのこるとはな…よかろう、スクラップだ!」(※相手がマリオン・ロボットキャラ)
「老いとは悲しいですな、轟一郎殿。あなたの血肉、私が受けましょう」(※相手が神龍)


ゴウカイザーのラストボス、絶対神・王牙がスマブラでもボスとして登場。プレイヤーとしての使用はできない。本名は王崎冰(おうさきしずる)、ベルナール学園の学園長を(表向きは)務めているが本職はあくまでも「絶対神」である。本来の姿を表す戦闘時は仏神のような装束となり、背中から生やした翼で飛行も可能(ゲームでは一部の技を使う時のみ翼を出す)。
かつては仏門に帰依していた若き修行僧だったが『神の域に到達する』ことを欲し呪われた外法の典に手を出してしまう。計画の過程で修行僧1000人の命を奪い、神龍(凱座轟一郎)を倒すことで『四元素を操り、時空を歪ませ、誰も達することのなかった生命未到の神の領域の力』を得た。
だが彼が神の力を得たことで彼のいる地球そのものが宇宙から脅威とみなされるようになり(シャイアが宇宙から派遣されたのもこのため)、このままでは自分の力のせいで地球滅亡の危機に至ることを察知し、「自分を倒す存在」を求めるようになる(あまりにも強大過ぎる力のせいで、最早王牙自身では自分の力や命を絶つことは既にできなくなっていた)。
勇人・カッシュ・朝比奈兄妹に自らの力より精製したカイザーストーンを渡し、義弟の京介に呪法と自分に対しての憎しみを与え、一輝をブライダーに改造したのも全ては自分を倒す戦士を作るためだったのである。


※使用技
・遅い!
前方または後方に瞬間移動する。前方移動時は出現後全身に炎を纏って触れたプレイヤーを燃焼させる攻撃を放つこともある。燃焼攻撃はふっ飛ばし力は無いものの前隙が少なく「瞬間移動で消えられて空振り⇒空振りの隙を突かれて燃やされる」を繰り返されると地味にダメージが蓄積してしまうが、シールドで防げば反撃が可能(攻撃判定発生時間が長くその場回避は無理)。移動距離は一定なので予め王牙の瞬間移動先を覚えた上でその位置に立たないようにすれば少なくとも反撃を受けることは無い。
・通常技
「立ち状態からの掌による突き」「突進しながら左アッパー→右ストレートの2連突き」「しゃがみ込んで足元を光を纏った手で払う」などで攻撃。近距離では掌突きや光の手、中距離では2連突きの頻度が高い。前隙も後隙も異常に少ないのでカウンター技などが無ければ近距離で反撃することは不可能。防御すればシールドブレイクまでハメ殺されることはないので素直にシールドで防ごう。安易にジャンプでかわすと他の技が飛んでくるので注意。
・我、下天照覧せり
炎を舞い上げながら上昇する対空技で、一回だけ攻撃するバージョンと2回攻撃するバーションの2パターンあり。王牙はこの技による上昇以外で空中にジャンプすることはほとんど無い。隙が少なく上昇中は完全無敵、炎の判定も広いので間違っても空中から迎撃しようとは思わないように。空振りした後は次の攻撃に移るまで反撃するチャンスができる。
・君、炎火と舞え
炎の羽根で後に軽く飛び退きつつ前方に王牙の上半身~膝ぐらいまでの大きさの炎を飛ばす飛び道具。炎はこちらの飛び道具とぶつかると更に小さな炎4つになって拡散して散るため飛び道具による相殺ができない(それどころか使うとよけいに回避しにくくなる)。弾速は距離が離れていればジャンプや回避でかわせる程度なので守りに徹しよう。またサイマグネットetcによる吸収・反射はできないが無効化はできるので持っていれば有効に使おう。
・汝、切人懺悔せよ
全身を炎に包みつつ前方に高速突進、ヒットした相手を上空に撥ね飛ばす(原作では壁に叩きつける技だがスマブラで同じ技にすると場外撃墜しやすくなり強すぎるため接触タックル技に変更)。発生が早い、移動速度も速い、威力も高い、おまけに突進中は絶対に怯まないので正面から迎撃するのは不可能に近い。シールドで防御すれば「遅い!(燃焼攻撃)」以下通常技以上程度の短い隙ができるので一応反撃が可能。シールド耐久力が危ない場合はその場回避か遠めの距離からのジャンプで回避しておこう。連発して左右に往復したりすることはないのでその点は安心。

コメント


*1 OVAインターナショナル版の変身時演出のイメージ