小野塚小町/死歌「八重霧の渡し」

Last-modified: 2016-01-30 (土) 10:12:31
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【ストライカー性能】

ストライカー性能が全体的に貧弱な霊属性において、キラリと光る高性能ストライカー。
霊属性で0コストDEF3は、このカードの他には四季映姫・ヤマザナドゥ/罪符「彷徨える大罪」のみ(2016年1月現在)。攻撃範囲も長く、中盤以降にDEF2を叩いたり同時攻撃要因になったり出来るので、なかなか使い勝手が良い。

・・・のだが、後述するスペルカード性能が余りに高すぎるため、これが場に出ているということは「他に出せるストライカーがいない」ことを意味する場合がほとんど。また種族に「幽霊」を持たず、霊属性が誇る超強力カード小野塚小町/霊符「何処にでもいる浮遊霊」とも相性が悪い。
単純な性能は申し分ないものの、色々な事情であまり場に出したくないのが実情。

【スペルカード性能】

リアクションで対象ストライカーを移動出来るという内容なのだが、とにかく強い。
攻撃宣言もスペルカード宣言も、宣言の解決時に対象ストライカーが範囲内にいないと不発に終わるルールなので、移動することがそのまま各種宣言の回避に繋がる。

  • 回避先が宣言の範囲から外れていないと意味が無いことには注意が必要。そのため、大抵は前線ストライカーを後衛に逃がすのに使うことになる。というか、前衛から後衛にストライカーを自由に逃せるのはこのカードくらいのもの。
    • 既にストライカーがいるエリアには逃げられないため、事前に逃げ場を用意しておかなくてはならない。そのため、場をキッチリと埋める3×2の長方形陣形とは相性が悪い。また、相手にラインを上げられてしまうと逃げ場が無くて困ることがよくある。
  • 他にもリアクションで移動出来るスペルカードはいくつかあるが、どれと比べても移動先の制限が緩く、使い勝手が大変良い。
  • 術者コストに霊属性を要求される上に、「術者」「対象ストライカー」「対象エリア」の三者の位置関係が重要なため、ストライカーの配置を間違えると途端に手札で腐る。

一方で、工夫すれば攻撃に転用できる。

  • 例えば、ベースラインに居る味方ストライカーに強化スペルカードを宣言し、それに対するリアクションで「八重霧の渡し」を宣言して前線へ移動させれば奇襲になる。

これだけ非常に強力にも関わらず、なぜか点コストを要求されない。術者が霊属性である必要こそあるものの、明らかに破格の性能である。

  • 第1弾収録の当カードであるが、その第1弾は霊属性カードが非常に少なく、術者になれるストライカーを用意するのが大変だった。なので、そのことを見越してのコスト設定だったのかもしれない。

【相性の良いカード】

蓬莱山輝夜/神宝「蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-」
すべてのストライカーを術者に出来るようになる。位置取りを特に重要視する当カードにおいて、術者を選ぶ必要が無くなるのは強烈。

 

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