基本的なルール

Last-modified: 2016-10-05 (水) 06:56:19

ゲームの準備

使用するキャラクターカードを10種類決め、プレイヤー全員に初期デッキとなる10枚のカードを配った後、次のカードをプレイ人数に応じた枚数だけ表向きの山札にして並べる。
使用するカードやプレイヤー同士の合意により、御神札神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~を使用する場合はそれらも並べる。
使用しないカードは箱等にしまう。

プレイ人数2人3人4人
共通カードお賽銭46枚39枚32枚
奉納米40枚
御神酒30枚
(御神札)12枚
勝利点8枚12枚
マイナスカード10枚20枚30枚
キャラクターカード勝利点8枚12枚
それ以外*110枚

こうして並べた山札全てをサプライと呼ぶ。

初期デッキ

使うカードやプレイヤー同士の合意により、全員の初期デッキを

のどちらにするかを決める。
同じゲームでもう一方の初期デッキは使わない。*2

ゲームの進行とフェイズ

配られた10枚のカードを裏向きにしてよくシャッフルし、山札とした後にその山札からカードを5枚引き、手札とする。
適当な方法で一番目にプレイするプレイヤーを決定する。
各プレイヤーは自分のターンに以下の3つのフェイズを順番に実行し、実行し終わった後は左隣のプレイヤーのターンになる。

アクション(Action)フェイズアクションカードを1枚使用できる
購入(Buy)フェイズリソースカードを好きなだけプレイエリアへ配置する
プレイしたリソースから出るコイン以下のコストのカードを1枚サプライから購入、獲得できる
クリーンアップ(Clean-up)フェイズプレイエリアに出ているカードと手札を全て捨て札に置く
山札からカードを5枚引く

アクションフェイズ

  • アクションフェイズでは手札からアクションカードを1枚だけ使用することが出来る。
    • アクションカードを使用する時は、手札から1枚アクションカードを選び、使用するカード名を宣言しながらプレイエリアに分かりやすく出し、カードの指示に従い上から効果を処理する。
    • カードは実行できない効果があっても使用できるが、効果は可能な限り実行しなければならない。
    • 続けて他のアクションカードを使用する、あるいは購入フェイズに入る前に、使用したカードの効果は全て実行し、処理を完了させなければならない。
  • プレイエリアに出したアクションカードは、基本的に後述するクリーンアップフェイズまでプレイエリアに表向きのまま残る。(プレイエリアに出ている)
  • アクションカードが使用できない、あるいはアクションカードの使用をやめた場合、アクションフェイズは終了となる。

購入フェイズ

購入フェイズはさらに「リソースの使用」を行うフェイズと「カードの購入」を行うフェイズに分かれている。

リソースの使用

  • 購入フェイズの開始時、リソースカードを好きなだけ使用することが出来る。
    • リソースカードを使用する時は、手札からリソースカードを選び、プレイエリアに1枚ずつ分かりやすく出す。
  • プレイエリアに出したリソースカードは、基本的に後述するクリーンアップフェイズまでプレイエリアに表向きのまま残る。(プレイエリアに出ている)
  • リソースカードが手札にない、あるいはリソースカードの使用をやめた場合、カードの購入を行うことになる。

カードの購入

  • カードの購入を始めた場合、リソースの使用は出来なくなる。
  • 使用したリソースカードから発生したコイン、およびアクションカードから発生したコインを合計し、発生したコイン以下のコストの、サプライにあるカード1枚を獲得することが出来る。
    • 獲得したカードは指示が無い限りは捨て札置き場に表向きにして置く。
  • アクションカード等の効果でカードを2枚以上購入することが出来る場合、購入するカード全てのコストの支払いに発生したコインを自由に割り当てることが出来る。
    • 例えば5コインで2枚までカードが購入できる場合、2コストと3コストのカードを1枚ずつ購入しても良い。当然5コストのカードを1枚だけ購入しても良い。
  • それ以上カードの購入が出来ない、あるいはカードの購入をやめた場合、購入フェイズは終了となる。

クリーンアップフェイズ

  • 使用したアクションカードとリソースカード、および手札を全て捨て札に置き、その後山札からカードを5枚引く。
    • 厳密には手札は全て同時に、使用したカードは1枚ずつ、それぞれ好きな順番で捨て札に置く。
  • カードを5枚引いた後、左隣のプレイヤーのターンになる。

ゲーム全般のルール

カードの指示

ここでは多くのアクションカードに登場する指示を紹介する。

「+Xカードを引く」

  • 山札から1枚ずつ、合計でX枚のカードを引く。
  • 山札が足りず、指示された枚数を引くことが出来なかった場合、捨て札をシャッフルして新たな山札とし、残りを引く。それでも足りない場合、山札にあるだけ引く。
    • 山札がX枚だけあり、丁度引けた時は捨て札をシャッフルしない。これは「公開する」または「見る」時も同じである。
    • クリーンアップフェイズにカードを引くときも同様の処理を行う。

「+Xアクション」

  • アクションフェイズに使用できるアクションカードの枚数がX枚増える。

「+X●」

  • 購入フェイズに使用できるコインがXコイン増える。
    • リソースカードを獲得する効果ではない。

「+1カードを購入」

  • 購入フェイズに購入できるカードが1枚増える。

「捨て札にする」「捨て札に置く」

  • 指定のカードを指定された枚数だけ捨て札置き場に置く
    • 山札全てを捨て札置き場に置く、あるいはクリーンアップフェイズにカードを捨て札置き場に置くのは「捨て札に置く」であり、「捨て札にする」と厳密には違う。
  • 手札からカードを捨て札にする時、全て同時に捨て札にする。
  • 2枚以上のカードを捨て札にする場合、捨て札にしたカードの枚数は明確にしなければならないが、捨て札にしたカードを全て見せる必要はない。
    • 後述するように捨て札の一番上は公開情報であるため、少なくとも1枚は見せることになる。

「獲得する」

  • 断りが無い限り、指定されたカードをサプライから取り、捨て札置き場に置く
  • カードの獲得は1枚ずつ行う
    • 後述する獲得時効果も1枚ずつ処理を行う

「廃棄する」

  • 指定のカードを指定された枚数だけ廃棄置き場に置く。
  • 手札からカードを廃棄する時、全て同時に廃棄する。
  • 廃棄置き場に置かれたカードは基本的にゲームから除外された扱いとなり、サプライにも含まれない。

「公開する」

  • 指定のカードを指定された枚数だけ全てのプレイヤーに見せ、その後指示が無い限りは元にあった場所へ裏向きに戻す。
  • 山札からカードを公開する時は1枚ずつ公開する。
  • 山札からカードを公開する際、山札が足りない場合はカードを引く場合と同様に処理する。

「見る」

  • 指定のカードを指定された枚数だけ自分だけが見て、その後指示が無い限りは元にあった場所へ裏向きに戻す。
  • その他ルールは「公開する」と同様。

「脇に置く」

  • 指示が無い限りは、分かりやすい場所に表向きにして置く。

「プレイエリアに出ている」

  • 使用したアクションカード、リソースカード、持続している持続カード(後述)のうち、プレイエリアに残っているものの状態を指す。
    • 脇に置いたカード、山札・手札・捨て札・サプライ・廃棄置き場のカードはプレイエリアに出ていないとみなす。

カード全般のルール

キャラクターカードの中には一般的なカードと違う効果やルールを持つ物が存在する。

リアクションカード

  • 公開してもよいと書かれたタイミングで公開することで、リアクションカードとしての効果が発揮される。
    • リアクションカードの公開はアクションカード等の使用と違い、必ずしも自分のターンである必要は無く、アクション回数も消費しない。
  • リアクションカードは条件さえ満たしていれば、好きな順番で何枚でも公開することが出来る。

持続カード

  • 基本的に使用したターンではなく、使用した次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
    • 厳密には持続カードに書かれた効果を全て実行したターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • 複数の持続カードの効果が同時に発生する場合、好きな順番で効果を解決する。
  • 前のターンに使用した(現在のターンのクリーンアップフェイズに捨て札となる)持続カードと、現在のターンに使用した持続カードは明確に分けなければならない。

複数人が効果を受けるカード

  • 『他のプレイヤーは全員、マイナスカードを1枚ずつ獲得する』等、使用されたカードの効果を複数人が受ける時は指示が無い限りはカードを使用した人から時計回り(ターンの進行順)に処理する。

2つの種類を持つカード

  • カードの種類を条件とするカードが2つの種類を持つカードを対象にする時、どちらかがその種類であればその種類のカードと処理する。
    • 2つとも条件にある種類であれば両方の効果を適用する。

購入時効果と獲得時効果

  • 何らかの手段で『このカードを獲得するとき、~する』のように書かれたカードを獲得した場合、カードの獲得が行われた後に波線部の効果を実行する。
    • カードの獲得時効果はフェイズおよび手番に関係なく発生する。
    • カードの獲得が行われなかった場合、カードの獲得時効果は発生しない。(幽冥の住人チームのリアクションで発生)
  • 『このカードを購入するとき、~する』のように書かれたカードを購入した場合、カードの購入が行われた後に波線部の効果を実行する。
    • 購入フェイズにカードを購入する以外の方法でカードを獲得した場合、カードの購入時効果は発生しない。
    • 購入したカードの獲得が行われなかった場合も、カードの購入時効果は発生する。
  • 購入フェイズにおけるカードの購入と獲得、およびその時に発生する効果の処理は以下の順番で行われる。
  1. カードの購入
  2. 購入したときに発生する効果の処理
  3. カードの獲得
  4. 獲得したときに発生する効果の処理

廃棄時効果

  • 廃棄した際に発生する効果の処理は以下の順番で行われる。
  1. 廃棄されたカードに対する効果、どちらから処理してもよい。
    1. 廃棄されたカードの、廃棄された時の効果の処理(地霊漂う社殿妬符「グリーンアイドモンスター」地獄の輪禍「火焔猫燐」
    2. 廃棄に対してのリアクション効果の処理(語られる怪力乱神「星熊勇儀」
  2. 廃棄したカードの効果の処理(ミニ八卦炉で廃棄したカードのコスト+2以下のコストを獲得する効果等)

公開情報と非公開情報

自分他のプレイヤー
山札の内容非公開非公開
山札の枚数公開非公開
手札の内容公開非公開
手札の枚数公開公開
捨て札の一番上のカード公開公開
捨て札の内容非公開非公開
捨て札の枚数非公開非公開
サプライのカードの枚数公開
廃棄置き場のカードの内容公開
  • 捨て札は一番上のカードを除き、内容も枚数も確認してはいけない。一番上のカードは公開情報である。
  • 自分の山札のカードの枚数を数える時は、裏向きのままでカードの順番を変えないようにする。

ゲームの終了条件

あるプレイヤーのターンが終了した時*3

  1. 6勝利点(紅魔館~豪奢な祭壇~・白玉楼~春めく仏間~・永遠亭~月下の祭礼~)の山が切れる
  2. サプライの山札*4のうち3つ以上が切れる
  3. 10勝利点(神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~)の山が切れる(神々が恋した幻想郷を使用している場合のみ)

のうちいずれか1つ以上を満たした時、ゲームが終了する。
各プレイヤーの山札、捨て札、手札の中の勝利点カードおよびマイナスカードの勝利点を合計し、最も多くの勝利点を持っているプレイヤーを勝者とする。
勝利点が同じであった場合、同点のプレイヤーの中で実行したターンの少ないプレイヤーを勝者とし、実行したターンも同じであった場合はそのプレイヤー同士で引き分けとする。


*1 妬符「グリーンアイドモンスター」は20枚並べる。
*2 プレイヤーAは博麗神社3枚を、プレイヤーBは地霊カードを使うようなことは無い。
*3 プレイングマニュアルの表記ではアクションフェイズにも終了判定が発生するように解釈出来るが、実際はターン中にゲームの終了判定は行われない。
*4 五つの難題の効果で獲得できる褒賞カードはこれに含まない。