山城臨港鉄道D200形ディーゼル機関車

Last-modified: 2021-09-07 (火) 02:15:57

山城臨港鉄道D200形ディーゼル機関車(やましろりんこうてつどうD200がたディーゼルきかんしゃ)は、山城臨港鉄道が保有するディーゼル機関車である。

D200形2号機
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概要

山城県の麗紅港に鉄道路線を持つ山城臨港鉄道が保有するディーゼル機関車である。
1971年の同鉄道オリジナルの形式で、現時点で1-3号機の3両が在籍する。
同車両は箱日本国有鉄道のDE10形ディーゼル機関車と同タイプの機関車で、山城臨港鉄道が直接発注した自社発注車両となっている。

形式名YRD5200形の「YR」は山城臨港(Yamashiro Rinko)、「D」はディーゼル、「5」は動輪の数(5軸)を意味する。

 

車体・主要機器

車体はDE10形と同様のセミセンターキャブ機であり、運転室を中央に、その前後に長さが前後非対称のボンネットを配置する。
最大寸法は、長さ14150mm、幅2950mm、高さ3965mm。自重は65.0トン。

DE10形500番台と同じ仕様で製造された自社発注機の1・2号機はDML61ZAエンジンを搭載、定格出力は1250PSである。
軸配置はAAA-Bで、台車は3軸台車と2軸台車で構成される。

 

運用

D200形は山城臨港鉄道の自社線内のほか、柑橘本線経由でJMR線に乗り入れることもある。

 

検査

山城臨港鉄道では機関車の検査のうち、全般検査を最大出資先の深久鉄道に委託している。
工場の入出場時には甲種鉄道車両輸送が行われる。
なお、YRD200形が全般検査を行っているときは深久鉄道よりD1000形4号機が貸出される。

全般検査時の甲種輸送の様子
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