【ミッション】『お前も鬼にならないか？』

「　『来るんじゃねぇ』って、言ったね？　」

それはつまり、『近づかれたくない』ということだ。

そこから察するに、相手はおそらく『運はいい』が、『投げる豆』と『遠隔操作の鬼』以外は『不得手』。

となると、おそらく『今、持っている運を使い切ったら、ただの人』なのだろう。

すると、この場合で『最適なカード』は……【飽和攻撃】だ。

　　【相手の限界を超えた攻撃】

　　【人力では対処しきれない、圧倒的な力と状況で押し、相手が運というカードを切り続けざるを得ない状況を作り出して、相手の運を半強制的に使い切らせて、叩き潰す】

　　【それに必要なのは瞬間火力だ】

　　【大神の『魔法』は10秒しかもたない。　だから、この後のことを考える意味はない。　この『魔法』がもつ間に全資源を投入した方がマシだ】

　　【ゆえに、今持つ全火力を、この一撃に投入する】

大神はそのまま『奇面の男』めがけ、赤剣を構えて、突撃する。

さっき『男は腕を振って豆を投げたところ』であるし、返す手で豆を手に取り、『数発の豆』を投げて来ても、マントのような『偽の毛皮』で防げばいい。

『偽の毛皮』は『かなり丈夫』で、そこから『運』が奪われても『解除』できる。

防御はこれでよし。

……で、その上で現時点の最大火力となると……

　　　そう！　　大神が持つ『真実の毛皮で作られた灼熱の1刀、炎剣・煉獄』　と　『偽の毛皮で作られた激辛ソースボトルの2刀、魔剣・ツインデスソース』である　！！！

「いくぜ！！！　　　『超融合』！！！」

　　　その３刀が今１つになる！！！

　　　そして、爆誕する！！！

　　　スゲー熱い剣によって！！！

　　　デスソースのボトルが爆発しながら！！！

　　　爆発力とともに、クソ熱い剣が迫ってきて！！！

　　　それで切られると！　裂傷が痛いところに！　熱い火傷ができて！　その上、デスソースを傷口に塗り込まれる！

　　　それは、灼熱の炎柱、爆音の音柱、毒の蟲柱を混ぜたような、『終末の剣』！！！

　　　名付けて！！！

　　　　　ﾗｸﾞﾅﾛｸ
「　　『神々の黄昏』　！！！」　　　　　　　　　　　　　　　　　（なお原義のラグナロクは剣ではない）

大神は、男に突撃し、『全部混ぜた一刀』を打ち込む。　　　　　つまるところ、『接近して、10秒以内に今持っている全火力を叩き込む』。

『4つの目がついた仮面』の形をしたスタンド
豆を当てた相手から『福』を奪い、『鬼』として使役する能力を持つ

このスタンドを装着した状態で豆を投げると、当てられた対象からは『福』が奪われる
『福』を奪われた対象は運が悪くなり、運が絡む行動が失敗する可能性が高くなる
また、残存する『福』の量が一定値を切ると、その対象は『鬼』となる

『鬼』は粗野な仕草と野卑な外見をしており、おとぎ話の鬼をそのままイメージした様子である
基本的に自らの意思で行動する事はないが、本体の命令に対しては素直に従う
『鬼』のパワーやスピードは基本的に元になった対象の体格に準拠する
そのため、人間が『鬼』になると人間相当のスペックを持つ『鬼』となる
『鬼』は『福』を奪われた存在であるため、運が非常に悪い
簡単なトラップをしかけるだけでも容易に引っかかる事だろう

『鬼』となった人間は『福』を補充する事で元の姿に戻す事が出来る
方法としては、『福』を吸収した豆を食べたり、恵方を向いた状態で恵方巻を食べたり
その他、伝統的に縁起のいい事をすれば『福』を補充して元の姿に戻れるだろう
（これには本体の認識も関わっている）

『オウガバトル』
破壊力：－　スピード：Ｂ　射程距離：Ｅ（能力射程：20m）
持続力：Ｄ　精密動作性：Ｃ　成長性：Ｂ