基本的な機能

Last-modified: 2014-02-06 (木) 12:09:48

ソフトに標準で備わっている機能を紹介。

タブ表示・画面分割

編集ファイルをタブ単位で表示して編集できる。ドラッグ&ドロップで並べ替えも可能。
また、画面を分割して、複数のファイルを同時に表示することもできる。
HTMLファイルのタグを確認しながらCSSを打つことも容易。

tab.png

タグの折りたたみ

ori.png

タグで囲う範囲が複数行に跨っている場合、行の端にカーソルを合わせると▼マークが表示され、それをクリックすることでタグで囲われた部分を折りたたみ、省略して表示できる。

もう一度押すと折りたたみを解除する。

右クリックメニュー

編集画面上で右クリックを押すと、標準のコピー&ペーストのほか、「ブラウザで開く」、「ファイラで開く」、「フルパスをコピー」、「サイドバーと同期」が可能。

複数行同時編集(Multiple Selections)

Ctrlキーを押しながらドラッグ(またはクリック)することで、複数個所を同時に選択して編集できる。
Ctrl+Dで現在選択しているキーワードと同じ文字を選択。
Ctrl+/でコメントアウト。

デモ動画(画像クリックでYou Tubeへ移動)
You Tube

応用として、

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
<li></li>
<li></li>
<li></li>
<li></li>

となっている場合、「あいうえお~たちつてと」までの文字列を一行ずつCtrlキーを押しながらドラッグして選択後、Ctrl+Cでコピー。
コピーしたら一旦選択を解除する。

その後、liタグで囲われている部分(><の間)をCtrlキーを押しながら1つずつクリックして選択し、貼り付け操作を行うと、以下のように順番に貼り付けることができる。

<li>あいうえお</li>
<li>かきくけこ</li>
<li>さしすせそ</li>
<li>たちつてと</li>

既存テキストへのタグ挿入

Ctrl+Alt+Enterキーを押すと、選択範囲の両端に開始タグと終了タグを挿入するフォームが表示される。
例えばpと打てば<p></p>で囲めるし、そのままの状態だとdivタグが挿入される。
Emmetをインストールしていると、Emmetの表現も使える。
li>a[href=#]と入力すれば、テキストが<li><a href="#">テキスト</a></li>の形で囲まれる。
予めCtrlキーを使い、囲みたい部分を個別に選択しておくと、まとめて挿入することも可能。

tag_ins.png

カッコの補完

""(ダブルクオーテーション)や()(半角カッコ)で囲む場合、「"」や「(」と入力すると自動的に""、()の形で打ち込まれる。「Shiftキーを押しながら2」を2回や「Shiftキーを押しながら8、9」でも、同様に""や()のように打ち込まれる。このように、普通に打つ場合でもカッコがだぶってしまうことはない。

また、文字をドラッグした状態で " や ( 、' 、{、[ などのカッコを入力すると、文字をそれで上書きするのではなく、a → "a" のようにそのカッコで囲った状態で入力される。
カッコ以外の文字を入力した場合は通常通り上書きする。

ブックマーク

Ctrl+F2で行をブックマークに登録することができる(Goto→「ブックマーク」→「ブックマーク設定/解除」でも可能)
F2キーを押すと、一瞬でその行にカーソルが移動する。
複数登録すると、順番に移動する。F2キーで次に移動。Shift+F2キーで前のブックマークに戻る。

選択操作のアンドゥ(Soft Undo)

通常のアンドゥ(Ctrl+Z)とは別に「選択」「カーソルの位置」なども戻すことができる、便利な「戻る」機能を搭載。
コマンドはCtrl+U
デモ動画

サイドバー

sidebar.png

左図のようにフォルダをサイドバーに放り込むことで、サイドバーにそのフォルダと中身を表示できる。
さらにその中のフォルダをサイドバーに放り込めば、一番上の階層として新たに追加される。
複数のフォルダを同時に開いておきたい場合に非常に便利。

開いているファイルは「OPEN FILES」に表示され、そこで閉じることも可能。

sidebar2.png

プロジェクト管理

メニューの「プロジェクト」から「名前を付けてプロジェクトを保存」を選択すると、サイドバーで開いたファイルやフォルダ、開いているタブなど、その時の環境を「プロジェクト」として保存できる。
次からは「プロジェクトを開く」でプロジェクトを保存した時の環境を復元できる。

ファイル検索(Goto Anything)

サイドバーからファイルを選ぶこともできるが、Ctrl+Pでファイル検索モードになる。
フォームにファイル名の一部を入力すれば候補が表示される。脱字があってもちゃんと検索してくれる。

検索フォーム内で使えるコマンド

コマンド意味
@シンボル(IDや関数等)を検索 (Ctrl+R)
:指定の行にジャンプする(Ctrl+G
#ファイル内の文字列を検索

コマンド例
index.html:40
(index.htmlファイルの第40行目という意味)

file_search.png

コマンドパレット

Ctrl+Shift+Pでコマンドパレットを開くことができる。
ショートカットキーを覚えてなくとも、ここで探してコマンドの実行が可能。

command.png

文字列の検索置換

Ctrl+Hかメニューの「検索」から「置換」を選択。
「Find What」欄に検索する文字列、「Replace What」欄に置き換える文字列を入力する。
「Find」で検索、「Replace」で置換。「Replace All」を選択すると、検索フォームに入力した文字が全て置換フォームに入力した文字列に置き換わる。

find.png

フォームを上に引き延ばすことで複数行の置換も可能。その場合、フォームに直接入力するより、あらかじめ入力したものを貼り付けた方がよい。
Ctrl+Enterでフォーム内の改行。

replace.png

ミニマップ

Sublime Textの右側にコードの縮小図が表示され、全体のコードのどこに位置しているか俯瞰できる。
また、ドラッグやクリックで所定の場合に移動もできる。

minimap.png

Hotsave

ファイルを編集した状態でエディタを終了させようとすると「保存しますか?」という確認が出ずにそのまま終了する。勝手に自動保存されたわけではなく、次回、エディタを立ち上げたときに最後に編集された状態が復元される。うっかりウィンドウごと消してしまっても安心。

スニペット

スニペットとは、予めよく使う文字列を登録しておき、特定のキー入力+Tabキーで展開できる機能。
テンプレート機能としても使えるし、部分的なパーツを登録して使いまわすこともできる。
また、各言語のスニペットがプラグインとしても配布されている。
詳しい設定方法はスニペットを参照。

マクロ

操作を自動化する機能。Ctrl+Qを押すか、「ツール」タブから「マクロ記録開始/停止」で操作を記録できる。
記録を開始後、キー入力するとそれをすべて記録する。再びCtrl+Qを押すか、Toolsタブから選択すると記録を停止。
Ctrl+Shift+Qで、記録したマクロを再生する。
記録したマクロは、「マクロ保存」で保存ができる。

その他

  • プラグインによる拡張性が高く、自分好みにカスタマイズ可能。
  • マウスを使わずとも、ショートカットでキャレット(カーソル)を縦横無尽に操れる。
  • プログラマーにお馴染みの「Vimモード」にすることができる。
  • 各種ソースコードの整形。