弾種

Last-modified: 2021-06-28 (月) 23:59:12


AP(徹甲弾)

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初期、購入時に搭載されている弾種。最初のスポーンで装填されている。

運動エネルギーによって装甲を貫徹する弾種であり、ダメージと精度のバランスが取れている。
空間装甲、(爆発反応装甲*要検証)の影響を受けず、傾斜装甲でダメージが多少軽減されるが、跳弾した場合を除いて確実にダメージを与える事が出来る。

 

HEAT、APDS、HE開発までの繋ぎにしよう。

 

軟目標に対してHEAT、HEに次いで効果的である分、重装甲車両に対してはそこまでのダメージを期待出来ない。
弾速はAPDSに次いで速い。

HEAT(対戦車榴弾)

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第二次大戦のころから使用されている弾薬。高速で敵装甲に貫徹体を直撃させ、炸薬の炸裂による爆轟波を利用し浸徹体(銅)をユゴニオ弾性限界を超える圧力を掛ける。これにより発生するモンロー/ノイマン効果を利用してメタルジェットを形成、数千ミリ単位の1点貫徹力と高温、爆風による内部被害を起こす。つまるところ、化学的にAPFSDSを再現したものである。

誤解されることが多いが、貫通に使われるのはメタルジェットの貫通力であり、高温と爆風は副産物でしかない。またメタルジェットはあくまで固体の金属であり、液体と化した金属が車内をブワーッとかそういう弾薬ではない。

対戦車戦闘の状況を一変させた弾種であり、全弾種中(砲弾)で最高のダメージを誇る。

垂直に、弱点に命中させる事で最もダメージを叩き出す事を念頭に入れよう。
砲火力がそこまで高くなく、AP系統と相性が悪い車両は本弾種を用いてダメージの底上げをする事になる。
傾斜装甲に非常に弱く、第四世代MBTのHEATであれど2桁のダメージに収まる可能性が高い。
履帯や車体下部、砲身基部等の弱点狙撃が重要であるが、弾速が全砲弾中でダントツに遅い。そして精度も劣悪
近距離戦闘ではこちらを使用した方が良いが、狙撃にHEATを使用する猛者もいる。

 

しかし、空間装甲により無力化され、爆発反応装甲によりダメージを軽減される特性がある。
特にソ連、ロシアMBTは殆どの車両が傾斜装甲、爆発反応装甲、空間装甲をふんだんに取り入れたHEAT対策を施されている。
あちらの事情と歴史背景を考えれば妥当だろう。

 

軟目標に対して最も効果的であり、重装甲車両に対しては弱点部位の狙撃、側面攻撃が必須となる。
弾薬庫に置いておくだけで苦労する事が少なくなるので、余裕があれば強化しておく事。

HE(榴弾)

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史実では専ら対人、対建造物に使用される。
また史実ではHESH(粘着榴弾:装甲にへばりついて爆発することで装甲の内側を破壊しようとしたが...)を使用する戦車もゲーム内ではHEを使用する。

 

着弾と共に信管が作動、周囲の車両にもダメージを与える。
また、例え地面に着弾したとしてもスペックと変わりないダメージを発揮する
戦車ゲーでありFPSゲーム、フラグ弾のそれは関係なかったハズなのだが...。

 

アップデートでHEAT弾が使い物にならなくなって以来、高ランクで多用される。
クソレートゲーと化した原因であり、以前の様な隙を突いたフラッグ確保、
HEATを弾くアップグレード等のTanktasticたる要素が意味をなさなくなった。
基本的には物陰に隠れた敵車両の撃破とアドバンテージ確保、フラッグ車両の追跡事、74式戦車等の砲火力に乏しい車両におけるHESH運用等、多岐に渡って運用される。

 

レオパルト1?チーフテンといった装甲が薄く多重空間装甲持ちの車両に対して有効である。装甲の薄い車両に上手く命中させればHEAT弾とほぼ同等のダメージ両をたたき出すことも可能。また、たとえ外しても近くに着弾させれば周りの車両にダメージを与えることもでき、フランス車両や中国車両、レオパルト1といった、比較的装甲の薄い車両が多いランク30~45辺りの車両にとって脅威となる。デスマッチで乱戦状態であればダブルキルも珍しくなくとることも可能である。
爆発反応装甲によりダメージ軽減を受けるが多重空間装甲の影響を一切受けないこと、角度が比較的浅くてもHEAT弾よりダメージが通ること、スプラッシュダメージキルを取れることなどHEAT弾よりも有用性が高い。

 

しかし、装甲値の高いソ連/ロシア車両やイギリスのチャレンジャー1、2などには無力であることは覚えておこう。

 

さて、この弾種は自走砲にも搭載される
特性を理解し、立ち回りを練っていきたい。

APDS(装弾筒付徹甲弾)

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高速徹甲弾の抱えていた運動エネルギーと空気抵抗の問題を解決すべく開発された弾薬。
英国の17ポンド砲あたりが初出。後ろ向き弓兵とかね。

発射時は装弾筒のおかげで断面積が大きく、より効果的に運動エネルギーを受けられ、また発射後に装弾筒を分離することで空気抵抗を減らすことができる。

APDSは砲弾の直径が小さいため、装甲から受ける抵抗が少なくなり、このことは装甲貫徹力にはプラスに寄与するが、一方で跳弾を起しやすいという弱点にも繋がっている。

 

本ゲームにおいて、弾速が全砲弾中で最速
ただし素の火力は低い。
複合装甲、空間装甲、爆発反応装甲の影響を受けず、第ニ世代MBT以降から使用される。

精度も最優秀であり、主に遠距離砲撃、ソ連、ロシアMBTやメルカバなどといった高装甲(固い)車両に対して利用する事で効果を発揮する。
高ランク台では戦車の装甲値が高い車両が多く、必須装備であり開発してないと相当苦戦する羽目になる。

APFSDSについて

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装弾筒付翼安定徹甲弾。サボット(Sabot/オランダ語で木靴) 弾とも呼ばれる。
砲身から射出後、砲弾は浸徹体とカバー部に分離し、浸徹体は弓矢の様な形状をした鋼鉄製である。

 

従来のAP,APDSのような運動エネルギー弾とは全う原理を使用している。
装甲材は狭い領域でユゴニオ弾性限界を超える圧力になると固体でありながら液体のように振る舞う塑性流動を起こす。これを利用して、針あるいは矢のような浸徹体を高速で撃ち出し敵にぶつけるのが本弾薬。
数値上はHEATと同等の貫徹力を示すが、HEATとは違い複合装甲にも効果がある。
ほぼ水平に直撃しない限り跳弾しない。

 

...のだが、再現するととんでもないクソゲーと化すためか(恐らく超高速かつ超火力)、現実でAPFSDSを使用する戦車は大方APDSに置換されている。多分APFSDSが実装されることもないだろう(憶測)。

ATM(対戦車誘導弾)

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AntiTankMissileの略語。
対戦車ミサイルの意である。
目標を捉える事でロックオンし、一定時間のロックオンで発射可能となる。
発射されるとミサイルは目標を追尾し、付近まで到達すると急上昇、装甲の薄い天板を貫通する。ゲーム内だと概ね砲塔付近を貫通、場合によって相手の武器が壊れることもある。

 

大抵のATMの弾頭はHEかHEATだが、多重空間装甲による無力化は無い。ダメージ軽減についても不明(要検証)だが、ディフェンスや爆発反応装甲を搭載した固い車両(TR-85など)は砲塔が固く、ある程度ダメージを軽減出来る。
アクティブ防御システム(APS)によって一定の確率で無力化される上に、煙幕によって誘導を撹乱させられてどこかへ飛んでいくないし地面へ激突する。その際に至近ダメージは発生しない。
(ラグなどにより、見かけ上当たってなくてもダメージ喰らうことはザラにあるので悪しからず。)

 

ロックオン時間がアップデートで延長され、補充に時間が必要となった。
弾種から追加する車両は主砲を利用して発射する為、同時の射撃は不可能。
IFVと一部の軽戦車(82式等)はデフォルトでミサイルポッドが装備されている為、ロックオンと主砲射撃を同時に行える。
弱体化こそされど優秀である為、マップによっては多用する事になる。 今からでも搭載するのは悪い判断ではないだろう。

ロケット弾

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ATMとは違い、ロケットシステムで利用される弾種。

史実では榴弾のみならずクラスター弾、スモーク、化学(ガス?)、果ては無線通信妨害弾など様々だが、ゲーム内では榴弾のみ。

 

弾速が榴弾と比べ遅くはなるが連射可能である代償としてマガジンのリロードが長く、タイミング次第でデス数も変わってくる。敵車両からしたら90~150辺りのダメージを連続して受け続けるのでたまったものではない。敵車両の密集している所に優先的に命中させれば、キル率も上がり多いときでトリプルキルなどもできる。

 

しかし、榴弾に比べて弾着が遅く、榴弾の時よりも多く敵車両の動きを予測して照準をつけたり、少しづつ位置を調整しなければならないため慣れないうちは使いずらい。

 

弾頭が目視できる程度に大きい。

MINE(対戦車地雷)

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ゲーム内では誤訳により対戦車鉱山となっている。


戦闘車両は構造上どうしても底面が薄くなるので、そこを攻撃しようというもの。
かつては犬やら人間やら使ったもんだが...。
中東なんかではIEDと並んで恐れられており、装甲車のみならずメルカバM1A2 SEP TUSKも葬ってきた。

 

ver.2.0アップデートで追加された新要素で、主にIFVが搭載し、設置すると青色に点滅する。
この状態で踏んでも爆発するがダメージは無い。

敵の設置した地雷は赤色に点滅し、履帯ないし装輪車両の場合はタイヤが触れると爆発する。
(ダメージ量) MINE」とダメージ表記され、自車両が死亡した後でも味方が踏んでしまうか敵が踏むかするまでは無くならない。

ただし2個目を置くと2秒程で自然消滅する模様。

 

砲撃によって処理出来ない為、フラッグの真下に置いておいたりするとそれだけでチームのアドバンテージとなる優秀ぶり。特に比較的通りにくい通路や、一目では確認しにくい場所に設置したり敵車両から逃げる際に煙幕と併用することで、敵プレイヤーが踏む確率も格段に変わってくる。
搭載出来る車種もそれほど多くない為、積めるなら積んでおくに越したことは無い。

 

ちなみに

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高架裏や建物の壁、放置された自動車なんかにも設置できる。
実用性?ゼロだね。

コメント

  • APDSの画像、APFSDSではありませんか? -- 2019-01-09 (水) 20:14:55
  • APDSは安定翼無かった気がするんですが -- 神崎提督 2019-01-09 (水) 20:16:01
  • HE(榴弾)が普及する原因。その1:軽装甲車両ならばHEATと変わりないダメージを与えられる。その2:スプラッシュダメージを取れ、なおかつ範囲が広い。その3:傾斜でダメージがかなり軽減、または多重空間装甲で無効化されるHEATよりも榴弾の方が傾斜や多重空間装甲の影響を受けずにダメージを与えられるから -- kota14800 2019-04-13 (土) 21:00:01
  • ロケットがアムラームなんだけど -- チハチハ? 2019-08-26 (月) 08:13:26
  • MBTには何が1番効くんですかね -- チハチハ? 2020-02-25 (火) 18:32:54
    • 場合によります、詳しくはこちらを参照。 -- kota14800 2020-02-26 (水) 08:52:23
  • 結局高ティア帯だとHE使っとけばいいってこと…? -- 脱ゲスト? 2021-06-27 (日) 07:54:02
    • 基本的に高ティア帯は殆どの車両が空間装甲装備してるので、軽装甲車両に対してはHE使った方がロスを無くせます。他の車両に対しては、弱点部を狙うならば、HEATの代わりとしてAPを使用した方が良いです。実際にルクレの側面前部はAPDSよりもダメージが出ますし... -- kota14800 2021-06-28 (月) 23:56:00