フェルム/2

Last-modified: 2018-12-17 (月) 21:59:51
フェルムいらっしゃいませ!
主人公さん!
うれしい。来てくれたんですね。
あっ、そうだ。主人公さん。
実は私、ちょっと新しいお料理の研究をしてて…
あの、それでよろしければ…。
主人公さんも、味見してくださいませんか?
厨房からなんとも言えない香りと不穏な空気がただよってきた。
遠慮しておく
ごちそうになろうかな



遠慮しておく


フェルムそうですか…。残念です。
少し自信あったんですけど…。
でも、よかったらまた今度、食べに来てください。
私、待ってますから。



ごちそうになろうかな


フェルムありがとうございます。
今すぐお持ちしますね!
お待たせしました。
どうぞ、召し上がってください。
うまいかまずいか以前に食えるブツかどうかが疑問。
生命の危機を感じる…。
フェルムど、どうしたんです?
主人公さん…。
まさか、お口に合いませんか?
…………
おかわりっ!



…………


フェルムご、ごめんなさい。
おいしくなかったんですね。
料理の本とか読んで、一生懸命、勉強したつもりだったんですけど。
ホント、すみません!



おかわりっ!


フェルムよかった。腕によりをかけて作った甲斐がありました。
すぐおかわりお持ちしますね!
こんなに食べてもらえてうれしいです。
次も、もっとおいしい料理を作りますね!
また、いらしてください。
主人公去る
フェルムこんなにいっぱいおかわりしてくれて。
…うれしいな。
よっぽど気に入ってくださったんだ。
私もちょっと味見しておこうかな…。
むぐっ…。
な…なに、コレ…!?
こんな変な味にした覚えは…。
………………。
あっ!
もしかして、あの時…。
塩と間違えてヤンバイ草の粉末を入れちゃったんじゃ…。
うう…。まさかこんな失敗作を主人公さんにお出ししてたなんて…。
…でもこんなにまずい料理をあんなにも食べてくれた…。
主人公さんって強いだけじゃなくて、とっても優しい人なんだ…。