アバター

Last-modified: 2008-06-17 (火) 13:06:02

アバターのカスタマイズ

カスタマイズしたアバターをマルチプレイで他人に見せるには、United のアカウントが必要です。 Nations アカウントでアバターをカスタマイズしても他人には国旗に見えています。

仕様

形式DDS
画像サイズ256x256以下 (各辺は2のn乗)
ファイルサイズ50,000 バイト以下

初級 - お手軽に作成

Step.1

sample_01.png

まず、アバターにする画像を用意します。
画像は JPG 形式または PNG 形式が利用できます。
サイズは正方形でなくても利用できますが、ゲーム中は正方形にリサイズされて表示されるので、初めから正方形サイズにしておくのが無難です。

Step.2

avatar_01.jpg

ゲームのメインメニューから[プロフィール]を選んで、プロフィールの設定画面を開きます。
標準では国旗が表示されている場所(画像の赤丸)をクリックします。

Step.3

avatar_02.jpg

アバターの選択画面が開きますので、[画像を付ける]を選びます。

Step.4

avatar_03.jpg

画像ファイル選択のダイアログが開きますので、用意した画像を選択します。

Step.5

avatar_04.jpg

完了です!
アバターが選択した画像に変わりました。

avatar_05.jpg

作成したアバターはマイドキュメント\TrackMania\Skins\Avatarsに DDS 形式に変換されて保存されています。
またこのアバターを使いたい時は、変換手順を踏まなくても Step.3 のアバター選択画面で選択できるようになっています。

中級 - 透過処理

sample_02.png

初級で作成したアバターは背景も一緒に変換されていて、ちょっと汚いですね。右の画像はアルファチャンネル付きのPNG形式になっており、背景部分は透過するようになっています。これをゲームで利用してみましょう。

 

なお、ここでは画像編集に GIMP (カスタマイズ ページに本体とプラグインの入手先が書かれています)を利用していますが、DDS 形式が扱えるソフトではあればOKだと思います。

Step.1

avatar_06.jpg

アルファチャンネル付きの画像を作成します。
今回はゲーム内蔵の変換機能を使わずに、最初から DDS 形式の画像を作成します。
保存時に拡張子を .dds に変更して、DDS 形式で保存してください。

Step.2

avatar_07.jpg

DDS の保存オプションで Compression(圧縮方式) を BC3 / DXT5 に変更します。
ファイルはマイドキュメント\TrackMania\Skins\Avatarsに保存してください。

Step.3

avatar_08.jpg

ゲームを起動してアバター選択画面から作成したアバターを選びます。
初級で作成したものと比べると、ちゃんと背景が透過していますね。

avatar_09.jpg

ちなみにアルファチャンネル付きのPNG画像をゲームから読み込むことも出来ますが、この場合は DXT1 形式に変換されるようで、アルファチャンネルが2値になってしまいます(GIF形式のように透過する/しないの2択となり半透明にならない)。

上級 - アニメーション

アバターをアニメーションさせることもできます。
アニメーションアバターのファイル形式は Bink ビデオ形式というあまり見慣れないものになりますが*1、Binkビデオを作成するソフトは無料で提供されていますので、自由に作ることができます。
以後の説明は、動画に関する基本的な知識をお持ちの方を対象としています。

 

Step.1

Binkのダウンロードから The Rad Video Tools をダウンロードしてインストールします。

 

Step.2

avatar_10.jpg

Rad Video Toolsを起動して、素材となるファイルを選択し、Bink it!を押します。
なお、著者は素材としてアニメーションGIFしか試したことがありませんが、どうやら普通の動画(AVIなど)も素材として利用できるようです。

Step.3

avatar_11.jpg

素材からBinkビデオへ変換する際の設定をする画面になります。赤枠の箇所が最低限設定すべき項目になります。
設定が終わったら右上の Bink をクリックしてビデオを作成します。

Compress to a data rate (bytes)
ビットレートをバイト単位で設定します。
Frame size - Width(幅), Height(高さ)
サイズを設定します。128x128ぐらいが適切でしょう。
Compress Audio
音が入っていても完全に無駄なので、チェックを外します。
Use alpha plane from input file
素材にアルファ情報があれば、アルファチャンネル付きのビデオが作成できます。
Frame rate control - Force
フレーム数はそのままでフレームレートを変更します。素材が10fps 10秒だったとき、ここで5fpsに変更すると20秒になります。
Frame rate control - Adjust
フレームを伸張または間引いてフレームレートを変更します。素材が10fps 10秒だったとき、ここで5fpsに変更すると10秒になり、フレームが半分間引かれます。
Frame range
エンコードする範囲をフレーム番号で指定します。
Frame size (cropping)
切り抜きの設定です。

Step.4

avatar_12.jpg

ビデオのエンコードが始まります。
完了した時の File size が 50,000 bytes を超えていたらStep.3に戻ってビットレートを調整し、50,000バイト以下になるようにしてください。*2
ファイルサイズが制限を越えていると、ゲームで認識されません。

Step.5

出来上がった .bik ファイルをマイドキュメント\TrackMania\Skins\Avatarsに置いて完了です。

エモーションアバター

そのうち書きます。

疑問・質問・追加情報など

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  • 参考になります 感謝感謝! -- redshadow? 2008-06-17 (火) 13:06:02

*1 ゲームで利用されていることが多いようです
*2 閾値は実際に実験したところ、50,000バイト丁度はOKで50,032バイトはNGでした。サイズ制限は50,000バイト以下で確定でしょう。