Gewehr43

Last-modified: 2025-09-30 (火) 09:09:34

概要

Gewehr43はワルサーがGewehr41(W)の改良型として設計した半自動小銃。しばしばKarabiner43とも呼ばれる。
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↑Gewehr43を構えるドイツ兵。

諸元

制式名称Gewehr43/Karabiner43
開発元ワルサー
口径7.92×57mm
重量4.4kg
装弾数10発
全長1117mm

解説

1941年12月に制式採用されたワルサー社製の半自動小銃、Gewehr41(W)は対抗馬のGewehr41(M)よりは好成績を残したが、独特のガスシステムや複雑な機構故の重量増大によって失敗作と言わざるを得なかった。しかし、軍は依然として半自動小銃を諦めず、ワルサー社に改良を指示。こうして1943年4月にGewehr43が制式採用された。
特筆すべきは、その作動方式である。1941年6月にドイツの奇襲によって始まった独ソ戦において、ドイツ軍は快進撃を見せた。その際大量に鹵獲されたSVT-40やAVS-36といったソ連製小銃で採用されていたものとよく似たガス圧作動方式を本銃は採用している。ただ着剣装置などは廃止された。その一方でGewehr41(W)で採用されたデンマーク発祥のフラップ閉鎖方式を採用するなど受け継いだ点も多い。
1943年9月ごろ、ワルサー社にて初期型およそ7000挺が生産された。これらは精密な仕上げがなされた高品質の初期型で、同年12月に第11歩兵師団の第23擲弾兵連隊、第44擲弾兵連隊に配備されている。翌1944年から本格的な大量生産が始まり、付属のGwZF-4スコープと共に狙撃銃としても運用が可能とされた。ただこの場合、当時のドイツ軍主力小銃だったKar98kと比べて精度に劣っており、狙撃銃運用は稀だった。ヒトラーは本銃でKar98kを代替することまで考えたが、ドイツの工業力では当然不可能だった。結果的に1945年2月まで開発元のワルサー社、グストロフ社、ベルリン・リューベッカー社など3社で46万2000挺が製造された。

アタッチメント・派生型

GwZF-4

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↑ZF-4を装備したGewehr43を構えるグロースドイッチュラント師団のドイツ兵。
ソ連製のPU 3.5倍スコープを元に設計された4倍率スコープ。プレス加工で構成する部分を増やすことで量産性を向上させ、110000個が量産された。大部分はGewehr43などに配備されたが、一部はStG44FG42 Ausf.Gで使用された。

Gewehr43 25rd magazine

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Gewehr43の初期の試作型。MG13用の25発マガジンが装備され、着剣装置も残されている。

Gewehr43 8mm Kurz

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口径を7.92×33mm Kurz(8mm)に適合させ、マガジンも30発のものに変更されている。極少数が生産された。現在はコブレンツの博物館に1挺が展示されている。

ギャラリー

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↑Gewehr43を構えるドイツ兵。
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↑ZF-4を装備したGewehr43を伏射するドイツ兵。1944年、東部戦線にて。
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↑Gewehr43を構えるドイツ兵。東部戦線にて。
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↑鹵獲したGewehr43を持つソ連兵(左端)。
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↑ZF-4を装備したGewehr43を担ぐドイツ兵(右端)。
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↑Gewehr43を装備するドイツ兵(左端)。

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