基本のルールと各種の定義
【赤き真実】
- ゲーム中に魔女(ゲームマスター側)が発する【】で囲われた文章のこと
基本的には【ゲーム内における絶対の赤き真実】であり、反対に【】で囲われない文章はすべて虚言である可能性を含んでいるというのがゲームの基本である。 - ただし【絶対の赤き真実】であってもそこに屁理屈や誤解させる意図が多分に含まれることはある。
- 基本的には上記の通りではあるが魔女ごとに仕掛ける特殊ルールについてはその限りではない。
『青き真実』
- ゲーム中に山羊(プレイヤー側)が発する『』で囲われた文章のこと
基本的には『魔女幻想をニンゲンにできる方法で説明した仮説』であり、これで隠された真相を言い当てる事ができれば山羊の勝利となる。これに対して魔女が【赤き真実】で否定していくのがゲームの基本である。- imgローカルルール「魔女幻想定義」として解くべき謎が明示されているため、基本的に魔女幻想定義を否定できるものを作る必要がある。魔女幻想を覆せない青やそれそのものがファンタジーの様な青に対しては【単なる事実確認に貫ける幻想は無し】などの文句とともに雑に斬られる。
- ただし魔女側は青き真実の一部分だけでも斬る事ができれば延命する事ができるため、返答には屁理屈や誤解させる意図が多分に含まれることはある。
- 基本的には上記の通りではあるが魔女ごとに仕掛ける特殊ルールについてはその限りではない。
「復唱要求」
- ゲーム中に山羊が発する「」で囲われた文章のこと
基本的には「定義や状況の確認」であり、魔女側は要求の内容を【赤き真実】で確定させるか拒否するかを選ばされることになる。 - imgでは拒否する場合も明示的に行わなければならない点で威力が上昇しており、返答スピードから心臓に近い赤を見抜きやすい。【それを認める】の存在から復唱の改ざんなどもバレやすいなど全体的に復唱要求が強い文化となっている。
- 一部分だけでも返せれば捌ける青き真実と比べて、中身全体を認めるか復唱の改ざんという情報を得られる復唱要求は複雑で長い物になっても問題ないという特性がある。
- なお、復唱要求をあえて拒否して苦しそうに見せたり必要の無い情報を与えたりするブラフは魔女側の常套手段なので迂闊に利用すると苦戦する事もある。
- 基本的には上記の通りではあるが魔女ごとに仕掛ける特殊ルールについてはその限りではない。
ベアトリーチェの密室定義
- 密室が出てくるゲーム盤でよく用いられる定義。
密室についての確認を赤字青字でやりとりするのは面倒なので、
【この密室はベアトリーチェの密室定義を満たしている】の一言で以下のことが説明できる。 - 定義
内外の出入りが一切隔絶された室内を指す。
当然、内外からの一切の侵入・脱出はおろか、干渉もできない。
それは包括的に、隠し扉の否定、外部干渉の余地一切の否定を含む。 - 外部干渉
外部から、釣り糸やら長くて細い棒やら等を使って直接的に干渉するあらゆる余地。
扉や窓にはそのような小細工を混ぜる隙間すらもない。
電波など、それに類する遠隔操作技術も干渉不可能である。
直接、間接のあらゆる方法で、室外よりの密室内への干渉は不可能。
外部から内部へ音声などを伝える事は可能。 - 隠し扉
知らぬ人間が認識できぬ出入り口。
外部に出入りできるものを指す。つまり、外部に出入りできず、
しかも知らない人には気付けないものは"隠し扉"の定義に入らない。
img特有のローカルルール
id表示でスレ立てをする
- 後述する返答待ちのルールを管理する都合IDが見えていないと進行に難があるので気を付けよう!
- id表示で立てる場合はE-mail欄に「id表示」と入れてスレ立てすればOK。
- 決してうんこがついているわけではない。
復唱と青字がそれぞれ回答されるまで同一IDの「」による新たな復唱要求と青字提出は待ってもらう
- 単純にこうしないと魔女役の「」が忙殺されてしまうので実質的に標準装備のルール。
それでも多い場合タンマすることもあるので山羊は快く認めてあげよう
魔女も躊躇せずにタンマしてほしい、gdgd進行になるよりよほど健全だぞ。
幻想定義
- 解くべきポイントがどこにあるのかを端的に示したもの。
〇〇が可能だったのは魔法によるもの、これを人間の仕業として推理せよという形式になるのが一般的。
魔女は幻想を提示するにあたって前提となる赤で幻想の不可能性を担保し、山羊はそれらをもとに推理することになる。 - 多くの場合、幻想定義で聞かれるのは「ハウダニット(How Done it)」、即ち「どうやったか」。「ニンゲンには不可能だからこれは魔女の仕業だ」という主張からゲームが始まる都合上、「ニンゲンにもできる方法」、つまり「手段(How)」を提示できれば勝利となるのが基本である。
- (魔女向けの情報)更に言えば、基本的に屁理屈推理合戦で何かを問うときは「出来たものが出来なかった理由」を問うよりも「出来ないはずのものが出来た理由」を問う方が分かりやすくグダりにくい。その理由として3つ挙げることができる
- 1つ目の理由はハウダニットの説明と同じ理由だが、「ニンゲンには不可能だからこれは魔女の仕業だ」という主張からゲームが始まるため。「ニンゲンには元々可能だったけど不可能になった!」はその主張と相反するところがあり、少し直感的ではない。
- 2つ目の理由は「出来たものが出来なくなる」ことに対する理由として考えられるものが広くなりすぎるため。考えられる解が多すぎるため魔女がニンゲンに不可能な理由を提示することも、魔女の想定した出来なくなる方法を山羊が探し出すことも難しい。
- 3つ目の理由は「出来たものが出来なくなる」が後述するホワイダニット要素と切ってもきれない関係にあるため。「出来ない」理由として考えられる要素が多すぎるために心情の変化を理由とした真相である可能性をどうしても山羊が排除できなくなってしまい、例え心情が一切関係無くてもそこの確認に時間を取られてしまいがち。
- ちなみに、相手に情報を伝えるときに重要となる6つのポイントのことを、英単語の頭文字から取って「5W1H」という。
- 「Who(フー、誰が=人物)」。一般的な推理小説における犯人探しはこれに当てはまる。推理小説でこれを考えることを「Who Done it(フーダニット、誰がやったか)」とも言う。が、屁理屈推理合戦では大体赤き真実で事件の犯人が明らかになっているため、これを問う盤は少ない。
- 「When(ウェン、いつ=時間)」。アリバイなどの関係で時間も推理では重要な要素となるが、屁理屈推理合戦では「アリバイがあるのに犯人は殺人を実行できた。その手段を答えよ」というような問題の作り方になるため、時間そのものを聴くことはあまりないだろう。
- 「Where(ウェア、どこで=場所)」。殺害された場所と死体発見場所が別、などといった形でトリックに関わることはもちろんあるが、Whenと同じような理由でこれ自体を問うゲーム盤はほとんどない。
- 「What(ホワット、何を=事物)」。凶器は何か、といったような情報が該当。「この凶器でこうすればニンゲンでも実現可能」というように、Howと組み合わせて聞かれることはあるが、単独で聞かれることはあまりない。
- 「Why(ホワイ、なぜ=理由)」。犯人の動機などであり、推理小説では「Why Done it(ホワイダニット、なぜやったか)」とも言う。うみねこ的にはここまで含めての猫箱、あるいはゲーム盤とも言えるが、心情のことを言い出すとキリがなくなることもままあるため、屁理屈推理合戦ではフレーバー的に扱われることが多い。勿論これを心臓にすることもできるが、その場合は赤き真実でガチガチに状況を縛ったりする必要があるだろう。初心者にはおすすめできない。
- 「How(ハウ、どのように=手段)」。上述した通り、「どうやってそれを実行したか」。屁理屈推理合戦をやってみたいという初心者魔女は、まずこれを考えるゲーム盤から始めることをおすすめする。
時間制限
- スレッドの保持時間が1時間であるため、基本はこれに倣って1時間で山羊の回答締め切り、ということが多い。
ただし魔女によっては55分だったり、50分のものも存在する。
E&E(エンジョイアンドエキサイティング)
- ルールというよりは心持ち。
- 魔女も山羊も共通で、勝ち負けがあるとはいえあくまでも楽しむのが目的なためフェアに勝負をしましょう。
- 魔女側では盤の雰囲気や残り時間によって赤で出す情報量を増やしたり、真相からあまりにも外れていたら【○○は真相に関わりません】などすっぱり切り捨てる赤も出してあげましょう。
- もちろん勝ちを目的にすることは大事ですがあまり勝ちにこだわりすぎて山羊も含めて楽しむ精神を見失わないように。
- 山羊側は敗北したとしても魔女や問題を責めるのではなく称賛してあげてください。
- また赤き真実の量が増えてくると管理も大変になります。魔女がなんかトチってもなるべく許してあげる寛大な精神を持ちましょう(それはそれとして魔女的にはロジックエラーなどはすぐに指摘してくれたらありがたいですが)
- 時には一見ロジックエラーに見えるものが真相に近かったりします。ここロジックエラーじゃない?という青を撃ってみるのも大事です
双方ともに最終目的は楽しむことです。その精神をくれぐれも忘れずに……