初心者向け指南:魔女編

Last-modified: 2023-12-01 (金) 03:12:22

魔女とは?

 屁理屈推理合戦における問題の出題者でありゲームマスターのこと。
 この推理ゲームの派生元であるゲーム「うみねこのく頃に」に由来する。
 imgの屁理屈推理合戦ではひぐらしやうみねこなどの竜騎士作品問わず様々な作品・ジャンルの魔女がいる。
 魔女としてスレ画に使われたキャラクターのことをアバターと呼び、基本的に魔女はそのアバターになりきってゲームを進行するが、エミュは強制ではない。
 アバター被りはあまり気にせず行われているので好きなキャラクターを使っていいし、屁理屈マーク(後述)と呼ばれる誰でも使えるキャラクターなしのアバターも存在する。

魔女になるまえに

 まずは屁理屈推理合戦に山羊(プレイヤーのこと)として参加してみよう。
 屁理屈推理合戦のおおまかな流れについてわかったうえで、下記の特徴も知っておくことも大切である。

他の屁理屈推理合戦にはない特徴

ゲームの時間が非常に短い

  • 主に1時間程度に設定してある事が多いが、これはスレが落ちるまでに決着をつけることが多くなったため。
  • そのためチェスの早指しのように魔女からは【赤き真実】が、山羊からは「復唱要求」『青き真実』が飛び交う。(【赤き真実】などの説明についてはこちらを参照)
    • 制限時間が非常に短いうえに時間での終わりが設定されていることもあり、ブラフの復唱拒否トリックの再構築はゲーム盤の崩壊につながりかねないため初心者の魔女はできるだけ避けた方が無難である。
    • ブラフの復唱拒否:復唱可能であるにもかかわらず復唱を拒否すること。復唱することで推理の幅が大きく狭くなり真相に近づき、なおかつゲーム開始からあまり時間が経っていない時に使われることがある。山羊にとっては復唱拒否=魔女が答えられないクリティカルな質問として推理を行っておくので、復唱拒否があるとそちらに思考のリソースを割く山羊が増える。そのため山羊が本来考えるべきでない場所を考え始め迷走してしまう事があるので初心者にはお勧めできない。ブラフの復唱拒否の目的としては山羊への解きごたえを与えるために使われるものなので、魔女勝ちをしたいがためにむやみやたらに使うのは避けよう。
    • トリックの再構築:ゲーム盤中に魔女がトリック(真相)を作り直すこと。山羊が出した「復唱要求」『青き真実』を受けてトリックを作り直すことを指すが、これはロジックエラーを引き起こすもととなりかねないので初心者にはお勧めできない。また、トリックの再構築といえど真相を大きく書き直すことはなく、基本的には「復唱要求」『青き真実』を受けて細かな部分を調整する程度に留めることが多い。


魔女になるための準備をしよう

アバターを準備しよう

魔女としてのアバターを準備しよう。
好きなキャラクターでも、エミュがしやすいキャラクターでも何でも良い。被りもあまり気にせず使って良いが、もし気になるようなら過去に同じアバターの魔女がいなかったか書庫で検索したり雑談で聞いてみるのも手である。
また、エミュに自信がない場合は屁理屈マーク(以下にある金色のAマークのようなもの)を使っても良い。
以下はスレ画に使用することが多い素材である。もちろんいちから作ってもいいが、新しく魔女を始めるのであれば屁理屈マークは必須であると考えて良く、スレ画の目につく場所に入れるようにしよう。これは一目で屁理屈推理合戦のスレだと分かるようにするためで、住み分けのためにも大切である
屁理屈推理合戦のおける屁理屈マークは、ダイススレのスレ画のダイスや怪文書スレのスレ画のメモ帳のようなものである。
屁理屈推理合戦に興味がない・好きではない人の迷惑にならないように、ここを欠かしてはならない。逆に言えばここを欠かさなければ割と自由。
もしスレ画を作るのが難しい…という場合は、雑談で声をかけてみよう。きっと有志の山羊がスレ画作りを手伝ってくれるはずだ。
アバター画像選択については、棲み分けのため他の本スレや定型スレに使われないような画像にしよう。視認性に関してはマークと赤青の帯に任せてしまおう。

屁理屈マーク

透過素材透過なし透過素材透過素材 透過なし

フレーム

透過なし 透過素材 透過なし

屁理屈マークのみスレ画(エミュなし用)

屁理屈マーク お茶会 初心者向け

  • スレ画制作用おすすめフリーソフト
    • PC:GIMP など
    • PC:アイビスペイント など

0レス目(ルール説明)を準備しよう

アバターができたら0レス目を準備しよう。
0レス目にはルール説明を書くが、どの魔女も基本的に書く内容は同じである。サンプルと文ごとの解説を置いておくので、参考にしてみてほしい。

作例サンプル

屁理屈推理合戦をしようぞ

妾は黄金の魔女ベアトリーチェ

これより妾が語る物語は一見不可能でまるで魔法を使ったかのような出来事

それをニンゲンの犯行で説明できればそなたらの勝ち

制限時間以内にそなたらがニンゲンの犯行で説明できなければ妾の勝ちだ

妾が使う【】で囲んだ文字列は【ゲーム内における絶対の赤き真実】であり

そなたらがメール欄に青き真実と書いて用いる『』で囲んだ文字列は『ニンゲンによって説明可能である仮説を示す青き真実』である

そなたらは復唱要求の宣言と「」によって囲んだ文字列によって妾から赤き真実を復唱させることができるが、妾はそれを拒否することもできる

だが【妾は赤以外では嘘を付くことがある】ことは先に言っておこう

同一IDからの復唱要求や青き真実の提示は同時に一人一度まで、提示した後は妾からの返答を待つように

各文の解説

屁理屈推理合戦をしようぞ

必須項目
0レス目の頭にはかならず「屁理屈推理合戦」という言葉を入れよう。スレについての説明の役割もあるし、検索して山羊が盤に参加しやすくするためでもある。
屁理屈推理合戦が好きではない人がNGワード設定により、スルーできるようにするための棲み分けとしての面もあるため、互いに楽しくやるために最も必須な部分といえる。

妾は黄金の魔女ベアトリーチェ

アバターの紹介はあってもなくても良いが、あると書庫の魔女が管理しやすい。もしかしたら山羊がアバターから元ネタに興味を持ってくれるかもしれない。

これより妾が語る物語は一見不可能でまるで魔法を使ったかのような出来事
それをニンゲンの犯行で説明できればそなたらの勝ち
制限時間以内にそなたらがニンゲンの犯行で説明できなければ妾の勝ちだ

必須項目
このゲームの大原則。魔女は山羊に対してニンゲンには実行不可能である状況を問題として提示し、山羊はそれがニンゲンでも再現可能だということを証明しなければならない。逆に言えば、ニンゲンに再現可能だと証明された場合は魔女の負けということになる。しかし、魔女は後述する赤き真実で可能性を潰すことができ、これが行えなくなった時=投了(リザイン)となり、魔女は負ける。

妾が使う【】で囲んだ文字列は【ゲーム内における絶対の赤き真実】であり
そなたらがメール欄に青き真実と書いて用いる『』で囲んだ文字列は『ニンゲンによって説明可能である仮説を示す青き真実』である
そなたらは復唱要求の宣言と「」によって囲んだ文字列によって妾から赤き真実を復唱させることができるが、妾はそれを拒否することもできる
だが【妾は赤以外では嘘を付くことがある】ことは先に言っておこう

必須項目
赤き真実青き真実、復唱要求についてはこちらを参照

同一IDからの復唱要求や青き真実の提示は同時に一人一度まで、提示した後は妾からの返答を待つように

imgにおける屁理屈推理合戦のローカルルールである。詳しくはこちらを参照

問題を作ろう

アバター、0レス目が用意できれば下準備はOK。
あとは問題を作るだけ…だが、もちろんここがメインである。
問題を作る上で最低限必要なのは下記の3つ。

①問題文
②幻想定義
③真相・猫箱

①と②については初めに提示するもので、③は魔女のリザイン後に提示するものである。

問題文と幻想定義

問題文の例はこちら「屁理屈推理合戦とは?」
問題文を作るうえでの注意事項や幻想定義についての詳しい説明は
こちら「幻想定義」をぜひ参照してほしい。

問題文を作る上で気をつけること

読んだときに「こんなの不可能だろう!」と山羊が思えるかどうかである。鍵のかかった密室に入れた、何もないところから飴が出てきた、周りを海に囲まれた脱出不可能な島から脱出した…屁理屈推理合戦のベースになるのは、不可能であることを可能にした、それ即ち魔法! これが魔法でないと証明してみせよ! という考えだ。

鍵を最初から持っていたんじゃないか?
飴を隠し持っていたんじゃないか?
ボートに乗って脱出したんじゃないか?

こういった初めに思いつくであろう考えをあらかじめいくつか【赤き真実】で潰しておくのも魔女として大切な役目である。

他にも、「こういった復唱要求や青き真実を突きつけられたらキツい」といったものを想定しておき、事前に答えを考えておくという手もある。使わずに終わることも多いが…それでも問題を出す上で少し自信になるだろう。

リスペクト盤

初心者魔女におすすめするのはリスペクト盤を作ってみることだ。
リスペクト盤とは、他の魔女のゲーム盤から問題文を借り、自分の用意した真相でゲーム盤を作ることである。
ベテラン魔女の出す問題は既に問題として完成されていることが殆どであるため山羊も迷いづらく、進行もしやすいだろう。

真相・猫箱

魔女の用意した問題の答えは真相あるいは猫箱と呼ばれる。

真相は問題の核となる答えやトリックのことであり、
猫箱は真相を問題と対応させてもう少し詳しく書いたものだ。
猫箱という言葉は開けてみなければ分からない、シュレディンガーの猫の話が元となっている。

リザイン条件

真相や猫箱を準備する際には同時にリザイン条件も考えておくと良い。
理由としては魔女の考えた真相・猫箱ドンピシャで当たる青き真実というのは山羊からは基本的には出ないと思っておいた方がよく、そこが当たるまでゲームを続けるというのはいわゆる脳内当てといった本来やるべき推理ゲームではなくなってしまうからである。
リザイン条件を作るうえで気をつけておいたことがよいことは
・専門的な知識を必要としないようにする
・特定の言葉にあまり拘らないようにする
・固有名詞などを当てるものにならないようにする
といったことが挙げられるだろう。
しかしこれらは全て強制ではなく、魔女のプレイスタイルによるものなので勿論柔軟に考えて良い。

ゲーム中の魔女の役割

魔女は山羊の出した青き真実や復唱要求に対して返答していくことになる。
時間内に山羊が青き真実で真相を当てることができれば山羊の勝ち、
時間切れの場合は魔女の勝ちになる。

青き真実が出たとき

青き真実に対して魔女は必ず赤き真実でそれを否定する形で返答しなければならない。
これは絶対のルールであり、青き真実に対して赤き真実で否定できなくなった時が魔女にとってのリザイン(投了)のタイミングとなる。
この青き真実をどう解釈し、どう赤き真実で否定するかは魔女のプレイスタイルによって異なる。
ただしいわゆる「事実確認の青」(密室の中にいる人間を密室の外から殺したのは何故か?といった問題に対して『密室の外から殺害した』といった推理になっていない青)に対しては【ただの事実確認に貫ける幻想なし】といった赤き真実を返すこともある。

復唱要求が出たとき

復唱要求については、魔女は赤き真実で返答しなくてもよいし、復唱を拒否してもいい。
都合の悪い復唱に対しては復唱拒否をするのも手である。
また、一見復唱しているように見せかけて違う言葉にすり替えたりすることもできる。
復唱する際に返答の時間を短縮するため【それを認める】【復唱を認める】といった赤き真実を使うことがあるがこれには注意。あまりに範囲の広い復唱要求を全面的に認めてしまうとロジックエラーを引き起こすことがある。慣れないうちは手間はかかるが復唱要求と同じ内容を赤き真実で復唱すると返答する際に一度自分の頭で言葉を噛み砕けるのでロジックエラーに気づけ防げるかもしれない。

ゲームの終わり

リザイン

青き真実に対して赤き真実で否定できなくなった時、魔女はリザインを宣言しなければならない。
その後は用意していた真相・猫箱を開示する。
ちなみにリザインとはチェス用語で降参という意味

魔女勝ち

制限時間を超えてもリザインになる青き真実が出なかった場合、魔女勝ちとなる。
魔女勝ちは制限時間オーバーなので真相開示は次のスレに持ち越す場合も多い。その場合次のスレではidは表示せず「お茶会」といった形式で真相・猫箱を開示する。