《キャラクター》/【アヴリル・ヴァン・フルール】

Last-modified: 2022-01-22 (土) 01:16:22

5th

5thのプレイヤーキャラの一人にして本作のキーパーソン。
ゴーレムの左腕に抱かれて空からディーンの前に現れた、謎の女性。
自らの名前と、“ジョニー・アップルシード”という単語以外の記憶をすべて失っている。

生来のおっとりした性格も手伝い、記憶を失っているため物語序盤~中盤にかけてはやや間延びした口ぶりで会話するが、時にシビアな価値観を匂わせるような発言や、「約束を破る者は許さない」といった苛烈な一面を露にすることも。

パーソナリティ

性別:女性
年齢:20歳前後?
クラス:セレスチャル
身長:163cm
使用武器:アブソリュートゼロ
好き&得意:宝物を見つけるのがマイブーム
嫌い&苦手:暗い所
CV:伊藤静


前述の通りゴーレムの左腕に抱かれて、神々の砦にやってきていたディーンとレベッカの前に落ちてきたという、WA史上稀に見る衝撃的な演出での登場。
自分を助けてくれたディーンに(“ディーンにとっては”初対面にもかかわらず)絶大な信頼を寄せ、「大事なもの」として所持していた二挺拳銃型のARMを彼に快く譲渡。
その後はゴーレムハンターを目指すディーンと共に、唯一覚えていた“ジョニー・アップルシード”の手掛かりを求め旅立つことになる。
旅を続ける中でディーンはアヴリルに徐々に惹かれていき、またアヴリルもディーンへの好意を隠さないためにレベッカはやきもきさせられるが、やがて良きライバル兼親友としてアヴリルを認めるようになる。


その正体は12000年前、ファルガイアの危難を乗り越えるべく惑星改造計画を推し進めた、その冷徹かつ苛烈な気性ゆえに“氷の女王(リリティア)”とも呼ばれた強硬派の指導者であり、唯一記憶していた“ジョニー・アップルシード”とは他ならぬ彼女自身である。
記憶を取り戻すべくサイコダイヴを行い、かつての人格の口から、コールドスリープに就いていたために記憶を失っていたというのは方便であり、実際には彼女自らの意志で記憶を封印していたことが明らかになる。
全ての記憶を取り戻した彼女は“氷の女王”であるもう一人の人格との統合を果たし、以降はかつての知識による助言で、TFシステムを止めるディーンたちを導く存在となる。

  • この時、実際には全ての記憶を取り戻しているが、ディーンたちには「コールドスリープ以前の記憶は曖昧なまま」と偽っている。後にレベッカだけがこの嘘に気付くものの、彼女の意を酌んだレベッカはこれを好意的に無視している。

ラストシーンではそれまで自らの称号であった“ジョニー・アップルシード”の名をディーンに禅譲した後暴走したTFシステムを止めるため単身システムの最奥に向かい、その結果かつての人格と入れ替わる形で精神だけが12000年前に戻ってしまう。

  • この時、システム停止後に現れるアヴリルは記憶を失った状態の“氷の女王”であり、彼女が携えていた手紙(予めアヴリルがしたためていたもの)によりディーンは事の真相を知ることになる。

実のところ、ミーディアムやツインフェンリルを含めた本編での様々な仕掛けの大部分はディーンたちの旅の目的を達成させるために12000年前に戻ったアヴリルが用意した仕込みであり、彼女自身は意識だけがディーンたちの生きている時代と12000年前を行き来している。
それ故ディーンに純粋な愛情を抱きながらも、決してその想いが叶うことは無いという悲しい宿命も背負っている。

  • ループの度に記憶を封じているのは、コールドスリープからの解凍直後にTFシステムをヴォルスングらベルーニ族強硬派に起動させられないようにするため、そして記憶があることによって生じうるタイム・パラドックスを防ぐための措置である。

ファルガイアを、そしてそこに住まう人間とベルーニ両種族を救うため、敵も味方もその行動を陰から操って事態を思惑通りに進めていくという点では、2ndのアーヴィングに通じる部分があるとも言えるだろう。

戦闘


MPと魔力が六キャラ中トップで、序盤から優秀なマジックキャスターとしての活躍が期待される。他方、反応とEPは六キャラ中最低なので、なかなか順番が回ってこず実力を思うように発揮できない場合も。防御も6人の中で最低だが、逆に回避は全PC中トップなので、必中攻撃以外は割かし避けて対応してくれる。天のミーディアムを渡さない場合は攻撃手段がアタックかジェムになるため隣接HEXまで移動する必要が出てくるので、前線に居座りやすいのは中々の長所。

前述の通り基本的には魔法戦に長けたキャラクターなのだが、ARMの改造とパーツの増強を進めていくと最終的には攻撃が六キャラ中最高になるという特性も持つ。しかし、ディーンやチャックと違いARM特性がダメージに関わらないため、基礎力はともかく爆発力が目に見えて伸びることがなく、総合的には彼らには一歩劣る。
その分後半はデュアルキャストを持たせてヘビィ・クラッシュ役にするとパラメータを活かしやすい。

パーツの性能が物理寄りとはいえ逆転するのはドラゴンフォシルが揃う後半からなので、序盤のうちはおとなしく魔法戦を主体にしたほうがいい。反応が欲しい魔法型ということから、シーフバッジを優先的に回すと活躍させやすくなる。

エネミーとしてのアヴリル

こちらを参照→《エネミー》/【アヴリル・ザ・リリティア】

余談

名前はフランス語で「Avril Vent fleur」で「四月の風花」の意味。ゲーム中でも初対面時に「春風に花開くこと夢に見て」と実にセンスのいい詩を読みながら自己紹介するシーンがある。
ちなみにWA5のメインキャラクター紹介で最初に明かされたのがディーン、レベッカ、アヴリルの3人だったのだが、3人とも歌手関係の名前になっていたので、そちらが名前の由来だと勘違いされることがあった(後に公式が偶然であると否定した)。


暗所恐怖症というほどではないが、暗い所が苦手。
ループしている以上当然ながら何度も経験しているはずなのだが、やはり慣れないものなのだろう。


記憶を失っていることを暗示するように初登場時の彼女のセリフは全てひらがな表記になっており、物語が進むにつれて少しずつ漢字表記が混ざるようになる。