BotLaneのLaningPhaseにおけるWardの置き方

Last-modified: 2013-04-19 (金) 06:16:05

はじめに

何だか気が付いたらRH^2の中で最もWardに煩い人間になってしまっていた。
前向きに褒め言葉として受け取っておいて皆に還元するために私が考えるWardingについての有り方を書いていこうと思う。
ちなみに今回取り上げるのは主にBotのLaningPhaseでの話がメインとなる。
他Laneや集団戦での話はほとんど触れないのだが、希望があれば後々書くかもしれない。

 

それから、この記事を見る前にXtahua氏が書いたRanged AD 余録に予め目を通しておいて欲しい。
私が書くゴミ屑を営業が終了した後のマクドナルドの油で揚げたような糞みたいな文とは違い、
非情に綺麗で読みやすいので難なく読むことができると思う。

Bush名称

Bush名称が無いとややこしいので、予め仮名称をつけておく。
BlueTeamのDragon下のBushをTriBush
上記TriBushの右にある川の付け根のBushをRiverBush
BotLaneのBlueTeamよりのBushをBlueBush
BotLaneのPurpleTeamよりのBushをPurpleBush
この二つBlue, PurpleBushを合わせてBotBush
この名称で一先ず話を進めていくことにする。

 

今回は自分たちがBlueTeamとして話を進めていく。
PurpleTeamの場合も考え方としてはさほど違わないので適当に置き換えて考えてほしい。

BotBushの主導権の取り合い

さて、読んで頂いた前提で話を進めるがBotBushの主導権の取り合いとは一言で言えば
味方からは敵の位置を知ることが出来、敵からは味方の位置を知ることができない。
この状態を保つことができればこれがベストである。

 

BotLaneがちょうど中央で拮抗している場合において、この状況にするには
PurpleBushにWard, BlueBushにVisionWardがあれば完璧だ。
だが、実際にはStartingOrderでよくあるケースとしてはWardは合計3つしか持っていない(MasteryWardも含めれば4つ)
3つしか貴重なWardをBotBushにいきなり2つおいてしまうとその後がかなり厳しい。

 

では、どうするのかという話になるが一つの判断材料として
LaneがBlue, Purpleのどちらに傾くかを判断して、主導権争いに必要のないBotBushのWardingはしないというのがいいだろう。
例えばLaneがPush状況にある場合は、BlueBushにWardは必要が無い。
LaneがあがっているということはBlueBushはそもそも主導権争いとは関係のないノイズになるからである。
同様にPull, Pushされている状況ならばPurpleBushの優先度はやや低い。
しかし、ここで注意してほしいのはPushしているときと違い、
Pull状況ではJunglerによるPurpleBushからのGankが発生する可能性があるということだ。

 

これを防ぐにはどうすればいいかというと、一つはWardをPupleBushにおいてしまうこと。
もう一つはLaneをもっと下げてしまえばいい。
PurpleBushには入ったが、Gankを成功させるためにはBlueBushまで入らないと成功しない位置までLaneを引いてしまい。
そのBlueBushにのみWardingを行えばよい。

TriBushWard? DragonWard?

BotLaneでのWardingを語るならもう一つ外せないWardingとしてこの二つのWardingだろう。
よくあるケースとして一本しかWardがないがどちらにおいたらいいだろうというケース。
これに関しては敵のGankスタイルも関係してくるので容易にこれと決め打ちすることは難しいのだが、
用いる指標としては先ほどと同じくLane押し引きと、もう一つは時間を目安として用いることができる。

 

Push状況にあるケースの場合はDragon前においておくのがいいだろう。
これはPush状況においてはRiverからのGankがルート的に容易ということもあるが、
Push状況でTriBushにWardingをしておいてそこで敵が見えたケースでは、
既に手遅れというケースが見受けられる。これを防ぐにはWraith横にWardingが必要なのだが、
Wraith横にまでWardingをしに行くというのは長時間ADCを一人にさせることになるのでできればMidに頼みたい。
反対にPullあるいはほぼ拮抗している状況ではTriBushからのGankに備えてWardingをしておくといいだろう。
これは消極的なPushの理由とは反対でPull気味の場合はRiverからのGankは目視による確認からでも対処できるケースがあることと、
Pull気味の場合はRiverからGankが来るとしてもTriBushを経由するGankが増えるためである。

 

もう一つの指標としては、7~8分の時点ではDragon前にWardingをするということだ。
これは既にお気付きの人もいると思うが、青BuffのRespawnの時間である。
時間管理をしているJunglerならばこの時間に二度目の青Buffを狩ることになるので、
青Buffを狩り終えたMidとJunglerが二人でGankに来るケースが考えられる。
Midに青Buffを渡した流れからのMid&JunglerによるBotGankを決められ、
そのままDragonというのはやられてしまうと後の展開が非情に苦しくなってしまうので、
その状況に陥るのを回避するためにも意識してほしい。

最後に

今回のWarding講座としては主に自分側の視点から見たWardingだが、
結論から言うとベストなのは相手の動きを判断してWardingができれば最善である。
相手の動きを推測するということについては経験が何よりもモノを言うため、言葉にすることは非常に難しい。
そんな時の判断材料の一つとして、自分が今どんな状況にあるのかという観点からのWardingを書いてみた。
この記事が少しでも良いLoLライフの一助となれば幸いである。