尾崎世界観/JFL

Last-modified: 2020-08-17 (月) 20:54:27

JAPAN FM LEAGUEの略語。サッカーのJFLではない
1993年10月1日に発足。2013年はちょうど20年目で、キャンペーンが始まったのもこの年から
FM802・J-WAVE・ZIP-FM・FM NORTH WAVE・CROSS FMの5局が加盟している*1
実質的にはJ-WAVEがキー局なのだが、各局の特色を活かすという理念があるため、J-WAVEの番組が他局で流れることは非常に少ない

 

JFL5局の概要

FM802

1989年6月1日に開局。作者が長年(7年間だけど)にわたって聞いてきたラジオ局である
ヘビーローテーションというシステムを日本で一番早く取り入れたのもラジオ局
スピッツを2度もヘビロにしたり(それでも年間入りは先)、ミスチルや矢井田瞳などを全国に流行らせたのも802がきっかけ
どこも洋楽優勢だった90年代も、802だけはそこそこ多かった
大きな特徴としてはジャニーズなどのアイドルや演歌、小室プロデュースの曲(禁止前にTRFが年間入したことはある)は流さない方針をとっている
これがやわ曲というジャンルを生み出している(一方でこれはかけられるのかなど、確認が必要になるのだが・・・やわ曲しか使えないとこんなことも起きるし)
ただし例外もある

  • セルフカバーは流せる(セロリ夜空ノムコウ?など)
  • ゲスト出演したとき(オンエアリストをチェックした際にAKBの曲が流れているのを見て何事かと思った)
  • グループから脱退・卒業したアーティスト(山本彩・渋谷すばるなど)
  • BABYMETAL(REDNIQSでは流れていたようで、チャートにもエントリーしていた)
  • 2017年以降の韓国勢(TWICE・BTS・BLACKPINKなど・・・2012年にはPSYも流れてたが)
  • 安室奈美恵(2008年のNEW LOOK以降はチャートイン)
  • 八代亜紀(2015年にBAWDIES提供の曲が入っていたことがある)

特に小室プロデュース封印は局内でも相当もめていたようで、かなり苦境に立たされていたものの、結果的に成功したようだ
スペースシャワーTVとの関係が深く、あちらではお肉ことMEET THE WORLD BEATのライブ映像を流したりしている
ACCESSキャンペーンというものを2006年より行っており、2008年からはキャンペーンソング(アクセスソングと呼んでいる)も作られるように
2016年にはJFL全体に広がった・・・が、なぜか2017年からは元通りに戻った

 

さて問題は2018年以降である
OAに偏りが見られ、他局よりも洋楽が圧倒的に弱く、過剰OAだけで邦楽が(同じメンツばかり)1位になることが多い
またかつては先取りだったヘビロも後出しになるパターンが多い(これとか)
主にあのゴミクズバンドのせいである
最近ではJFLとも全く関係ない、完全にライバル局のアニバーサリーソングが入ったこともある(なぜかZIP-FMでも入ったが)
これはもう聴くなという合図ではなかろうか・・・

J-WAVE

1988年10月1日に開局
中心ということもあってか一番有名で、テレビでもたまに名前を見ることがあるだろう
J-POPというジャンルを作ったのはこのラジオ局である
レギュラーチャートは洋楽が優勢。90年代の1位は全部洋楽である(これは当初、日本のヒット曲を極力かけないというスタイルだったため)
2000年以降は邦楽が1位を取ることもあったためバランスよくなったが、なぜか2003年頃から質が低下
現代では802の上半期と同じぐらいになっている
最大のいいところは、開局当初の第1回『88/10/09』までチャートをさかのぼれることだろうか
また2001年ぐらいからは曲名をクリックするとバナーが表示され、その曲に対する情報が表示される
国内盤のリリース日などもわかるので非常にありがたい!?
2012年以降はリリース日が表示されなくなり、2017年からは内容も薄くなっているが・・・

ZIP-FM

1993年10月に開局。ここではJ-POPをZ-POPと呼んでいるが、実際のところ邦楽の割合は少ない
チャートでは洋楽ばかりであり、邦楽が年間1位を取ったことないのはここだけである
一方で地元出身のアーティストがレギュラーで1位を取るケースも非常に多い(しかも全然知らない)
だが年間チャートはやらせが多く、順番が前後することは日常茶飯事
絶対に入るはずの曲が入らなかったり、記憶にも残ってないような弱い曲が入っていたりなんてこともよくある
ひどいときは57位6Wの曲や、その年のどこにも入っていない曲が年間入りしているなど、ずさんである
こちらも802と同じくアイドル関係やアニソンまでもOAしない方針を取っていたが2013年に解禁
しかし時間限定での解禁という制限付きであり、チャートに入ることは少ない
ちなみにオチケンさんは元々ここのDJでもあり、2013年にROCK KIDS 802を全曜日担当するまでは愛知県に住んでいた

FM NORTH WAVE

1993年8月1日に開局。カティスタWikiではノースウェーブと書かれている
802のヘビロと同じシステムであるメガプレイというものを取り入れている
2013年からは一新し、パワープッシュとメガプレイの2つに分けられ邦楽だけとなることも
チャートでは洋楽だけでなく邦楽も積極的に取り入れており、邦楽が年間1位を初めて取ったのもここ
また地元愛が非常に強く、北海道出身のアーティストが上位を取ることが多い(なぜかGLAYだけはガン無視されるが・・・)
年間チャートも他局に比べると質がよく、やらせもほとんどなし
どこぞの802と違ってバランスのよいちゃんとしたチャートとなっているため、理想のチャートと評される
ただ、問題は2008年4月から2016年3月まではTOP 40となっていたことだろうか・・・
なぜかDJのあだ名率が異常に多い

CROSS FM

1993年9月1日に開局
かつては『COUNTDOWN KYUSHU HOT 100』という番組があったのだが、2008年になくなってしまった
2017年からは『CROSS COUNTDOWN RADIO』となったのだが、39曲である
サンキューということで39曲なのだが、20曲しか紹介しない802を除いて他局は100の中、イレギュラーである
そのためカティスタWikiでは外されていることが非常に多い
いきなり1位を取ることもしばしばだが、1位から消えることもある
一方で39曲しかない中でロングチャートインする曲も多い
他局と比べると意外な曲が入っているケースが多い
しかし年間チャートはめちゃくちゃ。1位確定が下げられていたり、ヘビロだけどそんな強くなかった曲が2位だったり・・・
例えば2019年間のトップ10を802で言えばこんなところである

順位曲名アーティスト名
1位PretenderOfficial髭男dism
2位switchchelmico
3位飛行艇King Gnu
4位Sweet and SourNulbarich
5位HAPPY BIRTHDAYback number
6位僕らまだアンダーグラウンドEve
7位愛にできることはまだあるかいRADWIMPS
8位I don't knowTHE YELLOW MONKEY
9位宿命Official髭男dism
10位Pop Virus星野源

ヘビロだから上位、大して強くなかったけど上位、すごいヒットしたけど下位なんて序の口である
もっとも信用できない年間チャートである
なぜか3月9日毎年恒例で入ってくる

JFLキャンペーンソング一覧

赤背景は年間レベル
緑背景は年間入れたレベル
黄背景は上半期レベル


*1 実は新潟の『FM PORT』が加盟したこともあったが、すぐになかったことにされた