ホモと語る19世紀の欧州陸軍

Last-modified: 2024-04-30 (火) 19:37:35

4 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 10:57:59.31
あ、そうだ(唐突)

>>1で書いた"pas gymnastique"についてはENGLS兄貴がねっとり書いてくれてるから見とけよ見とけよ~
https://i.imgur.com/bWgt2CN.jpg
https://i.imgur.com/qdoYiy6.jpg
https://i.imgur.com/6mCOXaK.png
19世紀半ばのFRNC陸軍は全世界の陸軍の鑑、はっきりわかんだね
マルクス・エンゲルス全集の14巻、15巻、20巻はENGLS兄貴による
ミリホモ向けの論文が詰まってるから興味のあるホモは読んでどうぞ

 

1914年のフランス陸軍は・・・
日露戦争で世界的に機関銃陣地に対して歩兵突撃が有効だという戦訓が出てたといえ、
どうしてあんなことになってしまったんですかね・・・
https://i.imgur.com/UeR4Mlz.jpg

 

5 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 11:21:05.62
出てないんだよなぁ…

 

塹壕陣地に対しての突撃はほぼ自殺的で砲兵の支援下でなければ確実に失敗するんですけど
何故かクリミア~南北~日露~WW1まで毎回血で贖わないと当事者が気づかないという
不可解なパターンが存在しますね(呆れ)
「東欧の片田舎だから」「新大陸の片田舎だから」「極東の片田舎だから」とかで
観戦武官のレポートをまともに本部が取り上げないとかもう許せるぞオイ!

 

6 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 11:33:12.56
あと歩兵突撃が有効なら旅順は第一次総攻撃で落ちてると思うんですけど(名推理)
そのあと(第二次以降)敵塹壕に対して並行壕掘って近づいて最終的に爆薬使って攻略するくだりは
完全にセヴァストーポリ攻囲戦と同じ轍じゃないか(呆れ)

 

7 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 12:33:23.82

>>5
クリミア戦争終結後、歩兵の中に占める散兵の比率は増えたし、上でも触れられたように戦列歩兵隊の教練に駆歩が導入されてるしで
それなりに活かされてはいるんだよなあ

 

当時のライフル弾はすっげえションベン弾だから、
http://67thtigers.blogspot.jp/2010/05/ballistics.html?m=1
http://4.bp.blogspot.com/_OP-nWhUCB0s/S_BpMOPxzQI/AAAAAAAAACk/CpXhaUZeFtg/s1600/Springfield.png
戦列歩兵が駆歩で急速に接近すれば、弾幕をかいくぐって
比較的少ない損害で突撃が成功する可能性は高いって当時からそれ一番言われていたし、

 

実際にFRNC軍は南北戦争とほとんど同じ兵器体系で戦われた第二次ITLA独立戦争で
充分な散兵と砲兵の援護があって、多少の損害を許容すれば、戦列歩兵の突撃は有効であると証明してるんで

 

両軍とも最後まで兵士の練度についてあまり褒められたものではなく、砲兵火力の不足に苦しんだ南北戦争が
「新大陸の片田舎の戦争」と片付けられてしまうのはしょうがないね。

 

9 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 12:52:08.69

>>6
歩兵突撃が「有効」っていうのは言い過ぎでしたね・・・センセンシャル!

 

それでも、火砲や機関銃の火力が急速に発達してるのに歩兵の武装が連発式小銃しかなかった1900年代じゃ
「攻撃は最近距離に敵に接近して火力を敵に加うるに始まり突撃に由りて敵を圧倒す」(DIT軍1906年歩兵操典)
以上の手段はなかったからね。仕方ないね♂

 

少なくとも19世紀末期から日露戦争くらいまで野戦でやられていた
散兵線同士が2km近く離れた地点から射撃開始して、行進射撃で敵を制圧しながら前進して最後に突撃する
って戦法よりは1145141919倍マシだゾ

 

10 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 13:12:59.35 発信元:121.86.145.4 [3/8]
新大陸だと半島戦役どころか独立戦争ですら塹壕掘ってるとか
あとナポレオン戦争~WW1間のポーランド以西の戦闘では鉄道輸送の失敗による一方の動員の遅さにより
塹壕戦になる前に決着することが多かったとか
C. Wolmerに指摘されてた気がするんですがそれは大丈夫なんですかね(記憶モード)

 

個人的には塹壕線に対して並行壕掘る(セヴァストポリ・ピーターズバーグ・旅順)以外の成功例をあまり知らないんですが
散兵線ではなく塹壕線に対して旧大陸で歩兵突撃でどうにかした例はあるんですかね?(無知)

 

12 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 13:38:05.04

>>10
サン=プリヴァ防衛の為に塹壕に隠るFRNS軍に対して
後装砲で腹筋ボコボコに砲撃加えた上で最終的にサン=プリヴァ占領に成功した
普仏戦争のサン=プリヴァの戦いとかがそうじゃないですかね?
(尚、砲撃不充分なまま突撃したPRSA軍近衛師団が半数近い兵員失う大損害受けた模様)

 

8 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 12:51:26.21 発信元:126.200.53.31 [2/2]
機関銃の普及以前に小銃の性能向上を無視してはいけない(戒め)

 

11 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 13:21:35.12

>>8
これも記憶モードですが機関銃の出現やライフル弾およびの性能向上(対ナポレオン戦争比)よりも
鉄道の出現による輸送能力の増大により
・鉄道結節点ならばいくらでも兵隊を追加でき、結果戦闘が長期戦化する
・朝から晩まで砲撃できるだけの弾薬集積が可能になった(お陰で攻撃する前から死ぬ)
・お陰で塹壕戦や要塞戦がクソ七面倒臭くなって出現した
ことを重視する見解もありますね(クリミア~南北~日露~WW1はこの並びに属する)

 

13 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 13:41:57.58
あとこれも深く読んでないんで記憶モードですがWW1の海への競争がはじまるまでを
両軍とも機動戦(≠塹壕戦)を企図した結果やっぱり塹壕戦に落ち着いたよ…
みたいに解釈する本の訳がここ1,2年で出てたはずなんで
自分は旧大陸の連中は揃いも揃って鉄道戦争時代のニーズに対応できていない説ですね、ハイ

 

14 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 15:23:12.21
鉄道戦争時代のニーズってのを教授してくださいオナシャス

 

15 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2018/03/05(月) 15:26:35.96
並行壕!準備砲撃!大量出血!

 

というわけでこの時代は防御側クッソ有利ですね(結論)

 

34 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[] 投稿日:2018/03/07(水) 12:15:46.29

>>4
日露戦争で白兵戦の再評価がフランスの観戦武官に再評価された話は多分奉天会戦での砲兵支援によらない包囲機動の評価がもとだっただと思うんですけど(推測)

日ペ軍は旅順から歩砲共同の重要性を学んだとも聞いてますね…
けど、いくら並行壕や砲兵支援、爆薬による障害物破壊を踏まえても最後は白兵に持ち込んで決着をつけるのは当時の火力からすれば当たり前だよなあ?最終局面での銃剣突撃は必要だったってはっきりわかんだね
ロシア側も高地や陣地の奪還のために白兵戦しかけてたし、俺もやったんだからさ