【シャドウ】
シャドウと呼ばれる種族はフォーセリアの北部に主に見られる、影のような灰褐色の肌と暗闇を見通せる目を持つ種族です。
しなやかで機敏な肉体を持ち、戦士としての十二分な素質を持ちます。反面、知力と精神力には劣るため、魔法使いとしての素養は低いです。
種族特性である[宵闇の守護]により、魔法に対する抵抗も高いのが特徴的です。
生涯のほとんどを戦いの中で生きる種族であり、人間とほぼ同じ寿命を持ちますが、それをまっとうできるものはほとんどおらず、
戦場でその命を散らすため、極めて短命な種族といわれています。
元は「神話の時代」に暗黒神ファラリスによって召還されたダークエルフと同種の存在です。
しかし、長く争いを続けるうちにダークエルフの一部にも厭戦感情を持つものが現れ、人間やエルフとの融和を提言する者たちも出てきました。
彼らは水面下で人族と交渉を続け、ファラリス信仰を捨てることを条件に、迫害されつつも密やかに溶け込むような生活をしてきました。
そうして人間との交配が進んでいた結果、ダークエルフの肌色を濃く受け継いだ彼ら【シャドウ】が誕生しました。
彼らはその生い立ちのためか非常に忍耐強い種族でもあり、主に傭兵として生計を立てていたので、契約は必ず守るという不文律を持っており、
義侠心にあふれ義理堅く、約束を守り、一度友となったものを決して裏切らないといわれています。
また、彼らはその迫害の歴史や生い立ちとは裏腹にとてもさっぱりとした性格で、戦場を離れると陽気な性分が表れます。
そのため冒険者や傭兵たち、また護衛などを雇う依頼主の間では、彼らは信用の置ける存在としてとても重宝されています。
彼らの特性は次のとおりです。
暗視能力。 [宵闇の守護]:精神抵抗値に+2のボーナスを得る。