動物村探検ゲーム

Last-modified: 2023-08-08 (火) 20:25:17

動物村探検ゲーム

ジャンル:ローグライク
開発元:いくらどん
種別:フリーソフト

概要 

動物村探検ゲーム(どうぶつむら たんけんゲーム)は、いくらどん氏作成のWindows用ゲームソフト。種別はローグライクゲーム。

1990年代にMS-DOSにて公開され、その後Windowsに移植された。ゲーム内ではVSU(MS-DOS時代の有名な音声合成エンジン)の懐かしい声が使われている。

2022年3月現在、配布サイトが消滅しているため、ダウンロード不可能となっている。Readme上はオリジナルパッケージでの再配布が禁止されておらず、探している人が一定数確認されていることから、一時措置として上のリンクよりダウンロードできるようにした。

Mixi内に、このゲームについて語り合うコミュニティ「集まれ!動物村の仲間たち!」があり、開発者自身も参加している。

ストーリー 

このゲームのストーリーは、さまざまな動物が跋扈する大地を駈け回りながら、たぬき村御殿を目指すというものである。たぬき村御殿に通じる道の途中には数十のたぬき村があり、プレイヤーはこの村をチェックポイントとしながら進んでいく。

プレイヤーが進む大地には、さまざまな動物たちがいる。道を教えてくれるもの、自由気ままに過ごすもの、はたまた、肉を求めさまようもの…

果たして、あなたはたぬき村御殿にたどり着けるか…

ルール 

このゲームの目的は、さまざまな動物達が闊歩する平原を突き進み、生きてたぬき村御殿に到達することである。

平原は31のラウンドに分けられており、プレイヤーは1から順にクリアしていくことになる。各ラウンドをクリアする条件は、指定されたノルマ(猛獣を指定頭数倒す)をこなし、たぬき村、またはたぬき村御殿に入ることである。

ただし、大地を闊歩する猛獣や蛇などにプレイヤーが接触すると、食われて即ゲームオーバーになってしまう。このため、プレイヤーはこれらの猛獣に触れないよう、武器を使って撃退しなければならない。

またプレイヤーには行動力(馬力)が設定されており、これが尽きた場合もゲームオーバーとなってしまう。行動力は、移動や武器による攻撃で消耗する他、ゾウに吹っ飛ばされる等の理由でも減らされる。また猛獣以外の動物は攻撃するとプレイヤーに損害が及ぶため、避けて通るなどの工夫が必要となる。

そして、肝心の武器は平原にあるほっ立て小屋などへ自ら行き、回収しなければならない。このため、今近くにいる動物を的確に把握し、無駄の無い行動を心掛けることがゲーム攻略の必須要件となっている。

なお、平原にいる動物やイベントの内、重要なものは全てreadmeに解説されている。操作の作法が少し特殊であることも含め、Readmeに目を通すことを推奨する。

特徴 

馬力

プレイヤーには、行動力としてこの値が設定されている。馬力は、移動や攻撃行動によって消費し、0になるとその場でゲームオーバーとなってしまう。

一方、馬力を回復する手段としては、泉の水を飲む、食べ物を購入する等がある。ただし、1つのイベントでの回復は1回のみであるため、無限に馬力を増やすことはできない。また泉などの出現は完全にランダムであるため、そこへ歩いて行った結果、逆に馬力を無駄遣いしてしまうこともある。

昼夜

動物村の世界にも、現実と同じように昼夜が存在する。1秒につき1分が経過し、午後8時~午前5時までは夜という状態となる。

夜は、現在地を把握することが困難になる他、接触すると馬力を半減させるコウモリなどが出現するため、プレイヤーにとっては不利なイベントである。ただし、夜でなければ発生しないイベントもある。

なお、ゲーム自体を放置しておけば朝になる上、歩かなければ行動力の消耗もない。このことから、下手に動かないのも有効な作戦である。

ギャグイベント

作中では、さまざまなギャグイベントが用意されている。以下に一例を挙げる。

  1. たぬき村に到着すると、ショートコントが見られる
  2. 平原にお酒が転がっており、飲んだプレイヤーが酩酊状態になり猛獣を殴り倒す
  3. 明らかにネタっぽく会話が進行するイベントなど

なお、一部のイベントには下ネタも扱われているので、その手が苦手な人は注意されたし。

動作環境等 

このゲームは、画面描画は存在しない。

  • OS:Windows ME、2000、XP、Vista、7、8、10
    スクリーンリーダー込みで動作する程度
  • スクリーンリーダー:PC-talker、VDMW、またはNVDA
  • サウンド:効果音と音声の同時再生ができる