Audio strike
概要
Audio strike(オーディオストライク)は、諸熊氏作成のシューティングゲーム。2017年10月に発表された。
諸熊氏は、制作理由について「家庭で遊んでいたAC用ゲームみたいなものを、音だけで遊びたい」と語っている。実際、1990年代のゲームセンターで見られたAC用シューティングゲームに近い操作感となっている。
オンラインランキングやハードモードといった、市販のゲームで見られるやり込み要素を備える。また、ゲームパッド、英語環境での動作にも対応している。
ルール
基本的なルールは、「戦闘機を操作して、攻撃を避けながら敵機を撃墜しまくる」である。
プレイヤーは戦闘機のパイロットとなり、「各地に点在する敵機基地、及びそのコアの破壊」というミッションに挑戦することができる。
ミッション中に立ちふさがる敵は、ミサイルや体当たりなどを用いて攻撃してくるため、これを交わしながら撃墜しなければならない。
ミッションの成績は、撃墜数などに応じて「スコア」で表現される。また、獲得スコアに応じて、戦闘機の強化に必要なアイテム「Gem」と交換することができる。
結果、「ミッションをこなしてはGemを集めて機体強化」を繰り返すことで、より高いスコアを狙えるようになる。
特徴
諸熊氏は、「過去に開発されたシューティングと異なる視点でゲームを開発した」として、以下の特徴を協調している。
「攻撃を交わす」ための音
本作では、ミサイルや、体当たりしてきた敵に接触するとミスとなるため、「接触しない」ことが最も重視されている。
多くの敵は、接触しなければそのまま画面外に消えてやり過ごすことができる。また、逃走しない敵も、時間経過により自爆するため、理論上は「全く攻撃せずにクリア」することもできる(もちろん、攻撃を加えた方が速くクリアできる)
従来のオーディオゲームでは、スペースインベーダーのように、「敵が自機と同じラインまで降下する」ことが「ミス」であったため、「正確且つ迅速に敵を捕らえて撃墜する」ことが重視されていた。
このため、微妙な位置のずれが捉えられないプレイヤーは遊ぶことが困難であった。また熟練者でも、ゲーム終盤には物理的に操作が追いつかない速さで敵機が襲来してゲームオーバーにさせられる。一部のプレイヤーから「スペースパンチ」と表現されていた。
公平なスコア管理
本作では、獲得スコアの公平性を保つための工夫として、敵の出現パターンの固定や、PCスペックに依存しないタイマーが採用されている。
獲得スコアは、オンラインランキングに投稿できるため、遊んだプレイヤーのパソコンによってスコアに差が出ることは望ましくない。また、スコアが公平であることで、プレイヤーの熟練が直にスコアに反映される。
プレイヤーのスキルアップを助ける
本作では、未経験のプレイヤーでもゲームに参加できるよう、下記の4点の工夫がされている。
- チュートリアルを通して、基本的なルールや戦闘機の操作を学ぶことができる
- 過去のミッションを再確認できるビデオ機能を通して、敵の傾向や、問題点の分析ができる。
- ゲームスピードや、音量調整機能を用いて、プレイヤーが遊びやすい環境でプレイできる。
- 残機数や攻撃力を底上げする強化アイテムを用いることで、ミッションクリアが容易になる。
推奨動作環境
OS | Windows 7以上 |
メモリー | 1GB以上 |
HDD容量 | 200MB以上 |
画面解像度 | 1200 X 720 |
インターネット | オンラインランキング利用時 |
スクリーンリーダー | PC-Talker、NVDA、またはSAPI |
サウンド | ステレオ環境推奨 |
マウス | 未使用 |
キーボード | 矢印、タブ、スペース、エンター、エスケープキー |
ゲームパッド | DirectInput(方向キー + ボタン2つ以上)、 XInput |