戦闘/王立砲科士官学校/特別講習

Last-modified: 2009-10-06 (火) 15:27:04

マルチプレイ訓練所

はじめに

ETWのマルチプレイでは、シングルプレイと違った大砲の使用法が必要である。
シングルプレイでかなりの能力を誇ったであろうVフォーメーションや、両翼大砲陣等はマルチプレイでは効果的とはいい辛い。
マルチプレイヤーでは敵は巧みに進軍し、あなたの死角を的確についてくるからである。
この王立砲兵学校、マルチプレイヤー訓練所では貴方を対人戦闘のプロフェッショナルに育て上げる。
マルチプレイヤーでの敵は熟練のマルチプレイヤーばかりであろうが、何も恐れる事はない。
*注意事項*
この訓練所は今最も普及しているLateEra、LargeFundでの戦闘を想定している。
それ以外の条件で戦う場合、この訓練所で学んだ事は適していない場合がある。注意されよ

牽引砲

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牽引砲はETWのマルチにて最も基本的な大砲である。だが、戦列の中や戦列の後ろに大砲を置くのは愚策である。まずはこの図を見てほしい

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見てわかる通り、戦列の中に配置した場合、自軍の戦列が敵牽引砲の射程内に入るのに対し、自軍は敵牽引砲しか射程内にない。
この場合、敵が牽引砲を狙ったSharpnelを撃ったときに自軍の戦列が被害を受けてしまう。これを防ぐために、多くのマルチプレイヤーは以下のような陣形を取っている

infrontline.jpg

こうする事により、牽引砲同士の戦いにおいて、味方の戦列が巻き込まれないようにできる。
もし敵が騎兵で大砲を狙おうとした場合も、すばやく戦列を牽引砲の前に出すことができる。
また、散兵で大砲の周りを杭で覆うのも有効である

基本的なマルチプレイヤーの戦闘は以下のように進展する
砲撃戦→片方の大砲が壊滅→大砲が壊滅したほうが突撃
この場合、大砲が壊滅したほうは敵に接近する間、Sharpnelの洗礼を受け、接近しきった後もCanisterの弾幕を受けるため、非常に不利である。
故に初心者の内は4台程度の牽引砲を持っていく、またはフランスを使用する事をお勧めする。
こうする事により、砲撃戦で負けるといった事がなくなるからだ

騎馬砲兵

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騎馬砲兵は牽引砲の次によく見かける大砲である。
この大砲は牽引砲戦にありがちな、大砲が壊滅するまでただ砲撃を見ているだけという状況を打開できる重要な戦力である。
そのため牽引砲にくらべ扱いがむずかしいが、これまで王立士官学校で学んだ士官たちには楽な任務であろう。

騎馬砲兵の特長はその機動力があるが、欠点としてその火力不足があげられる。
また、騎馬砲兵は本隊から離れて行動をする事が多いが、その場合、敵騎兵や散兵の奇襲にあう可能性が多大にある。
そのために護衛を付けることが必要である。

騎馬砲兵の機動

騎馬砲兵で機動を行う際、機動先にはいくつかの候補地がある

  • 敵近くの丘
  • 敵正面
  • 敵側面
    これらの候補地にはそれぞれ利点と欠点がある。
    hill.jpg
    敵近くの丘は最も無難な候補地である。丘に置く事によって敵の戦列、または牽引砲を狙える位置に付く事ができるだろう
    また、護衛も丘の裏に置けばSharpnelで撃たれる事も少ない。
    敵騎兵も阻止突撃を行おうにも、上り坂であまり良い効果を発揮できない。
    これの欠点としてはそれらの候補地がある戦場が少ない事、それらの候補地を敵も狙いに来ている事、
    それらの候補地はおそらく遠い事がある。
    特に敵に近い候補地は、敵が伏兵などであらかじめ防御している可能性も高い。
    front.jpg
    敵正面は最も楽に到達できる候補地である。
    敵正面、と言うことは味方の正面でもある。開始早々その位置を狙う事もできるだろう。
    しかし、敵正面ということはほぼ確実に敵牽引砲の射程内である。
    また、敵歩兵や騎兵も積極的に攻撃できる位置である。
    しかも、その位置では護衛はどこにも隠れる事が出来ない。
    候補地の中では一番激戦区になりやすいが、もし、敵に阻止されなければ勝利への最短経路となるであろう。
    rear.jpg
    敵側面は最も困難な候補地である。この位置は正面に置くよりも危険な位置である。
    逆に言えばこれは敵にとって最も危険な位置である。
    もし、この位置を確保できれば、敵戦列は壊滅的な被害を負う事になる。
    この位置を貴方が狙う場合、護衛に出す兵力を惜しんではいけない。この位置を確保する事は勝利と同意義だからである。
    しかし、敵もそれは承知しているだろう。おそらく敵の主力騎兵部隊は、これらの部隊の阻止に来るはずだ。
    これは最も成功する確率が低い候補地である。しかし、男ならたまには大博打に出るのも悪くないはずだ。

騎馬砲兵護衛部隊の選択

騎馬砲兵の護衛はとてつもなく重要な任務である。
もし護衛を付ける事を忘れたならば貴方の騎馬砲兵は敵の騎兵に踏み潰される事になるだろう。
騎馬砲兵の護衛として使う部隊はHussar等の軽騎兵、竜騎兵、散兵のいずれかが最適である。
それぞれ利点と欠点がある。

hussar.jpg

Hussarは、騎馬砲兵の走りに優々とついて行く事ができ、敵が散兵等で騎馬砲兵を狙った場合も楽に阻止することができる。
だが、敵が牽引砲で騎馬砲兵に対処しようとした場合、Sharpnelの誤射で大被害を負う事が予想される。

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竜騎兵も騎馬砲兵の走りについて行く事ができ、また敵散兵、騎兵に対してもあるていどの阻止能力が期待できる。
だが、竜騎兵は使いこなすのが難しく、下馬状態では軽減されるとはいえSharpnelで無視できぬ損耗を受けるかもしれない。
また、騎馬砲兵のCanisterの援護無しで竜騎兵が敵を撃退する事は難しい

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散兵は杭が置け、Sharpnelでの被害は軽歩兵陣形を取る事により軽減することが出来る。
しかし、基本銃撃部隊故に敵散兵と戦闘中に流れ弾が騎馬砲兵に当たる可能性があり、また、騎馬砲兵の行軍について行けない可能性がある

マルチプレイで騎馬砲兵は強力な戦力となりえるが、部隊の砲撃戦力を騎馬砲兵だけで編成するのは(フランスを除き)危険である
騎馬砲兵は牽引砲を用意した上で追加戦力として使用されるべきである。
特に騎馬砲兵を進軍させている間の牽引砲による援護射撃は敵の行動を抑制する効果がある。

榴弾砲

howitzer.jpg

マルチプレイにおいて榴弾砲を牽引砲の代わりに持っていかねばならない状況は地形が凹凸に激しく、直射砲の射線が取れない場合に限られる。
そのようなマップは限られているとはいえ、そのようなマップで榴弾砲を使用しないことは貴方を大変不利にする。

榴弾砲の運用法は基本的に牽引砲と変わらない。しかし、牽引砲と違いCanisterのない榴弾砲は敵に接近された場合、非常に不利となる。
そのため、榴弾砲を使う時は、本隊から離さず置いておくべきである。牽引砲と違い、大量の護衛をつけるのも悪くはないだろう。

また、熟練したプレイヤーは榴弾砲を丘の後ろに配置して牽引砲と打ち合うことをよくする。
こうする事により、敵の牽引砲の直射を避けながら一方的に攻撃する事が出来る。
しかし、敵に距離をとられたら、榴弾砲は無用の長物となる。

ロケット・迫撃砲・64ポンド砲

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ロケットや迫撃砲のような固定砲台はマルチプレイヤーにて見かけることは少ない。
それは、今マルチプレイヤーで主流とされているルールがNoFixedArtilalry(固定砲台使用禁止)だからである。
これらの砲を使う場合、NoRule部屋に入るしかないが、NoRule部屋はとてつもない量のCamper、Spamerが居る。
それでも入り、固定砲台を使う勇気があるのなら以下のことを注意したほうがいい。

ロケット、迫撃砲などの砲は長大な射程の代わりに命中率が低く、リロードが長い。
特に命中は、敵の戦列団を狙ったとしても、10Kill程度しか得られない可能性がある。
また、ある程度以上接近されたら撃てなくなるという欠点がある。
たいていの場合、ロケット、迫撃砲を見た敵は射程外に逃げるか、相手に突撃をするであろう。
どちらの場合でも、ロケットや迫撃砲は攻撃不能になる。
その場合に備えて牽引砲のような予備の砲を用意すべきであろう。

64ポンド砲はロケットや迫撃砲に比べて高い命中率を持ち、ゆえに効果を期待する事ができる。
だが、64ポンド砲はCanisterを発射できず、接近されたらただの置物と化す。
また、射程もロケット、迫撃砲にくれべ短く、可能任務は限定されたものになる。

迫撃砲、ロケットを使用している場合、まともな殺傷を期待するのは間違えである。
迫撃砲、ロケットはあくまでも相手にプレッシャーを与えるための置物と考える方がいいだろう。
そのため、迫撃砲、ロケットの護衛はそれほど熱心にやらなくても良い。
むしろ、迫撃砲、ロケットを囮に使い、本隊から敵騎兵を遠ざけるのもよいだろう。

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迫撃砲やロケット、64ポンド砲は配置可能領域の一番前に置くべきであろう。
それは、一度配置したら動かせないからで、最大の射程を獲得するためにも、それらの努力を忘れてはいけない。

Pucklegun

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Pucklegunはマルチプレイヤーにおいて、見かけることは少ないだろうが、それはその効果が限りなく疑問視されているからである。
Pucklegunは非常に安価な大砲であるがその射程は牽引砲に及ばない。
また、射程が長く連射力が高いとはいえ、戦列や散兵の一斉射撃に火力は到底及ばない。
このため、Pucklegunはネタ兵器としてプレイヤー達にたしなまれてきた。
だが、これを有効活用するつもりならば、いくつかアドバイスがある。
一つ目は敵と打ち合わないこと。Pucklegunは正面から打ち合うと十中八九、初撃で壊滅することになる。
二つ目は撃ち始めたら動かない事。十中八九、
三つ目は姿を隠すこと。奇襲できなければPucklegunはただの的となる。
以上の点に注意してPucklegunを運用すべきである。