AAR/オスマン帝国・瀕死の病人

Last-modified: 2023-12-12 (火) 10:38:01

総数:?
今日:?

AAR

キャンペーン難易度:ノーマル
MOD:DME入り
 

★はじめに★

オスマン帝国は600年以上続いた大帝国である。
16世紀には小アジアの要衝であり、東ローマ帝国の本拠であるコンスタンティノープルを落とし、
イスタンブールへと改名させ統治してきた。

ETWの時代では、その帝国の勢いに陰りが色濃く出ており、
軍隊は旧式、領土は広いだけで土地は痩せ、砂漠と荒野が広がっている。

かつて、最強無敵の歩兵部隊としてヨーロッパに恐れられた『イェニ・チェリ』も、
その「新しい兵隊」という意味はどこへやら、古臭い世襲制の軍人になり果てている。
彼らは変化していく戦争にとても対応はできないだろう。

今AARでは、このオスマン帝国を改革し、再び世界にその名を轟かせる大帝国に仕立て上げる。


★初動基本方針★

何はともあれ、「ヨーロッパ式軍事技術」を研究しないことには始まらない。
これを全力で取りに行くのが基本的な流れになるだろう。


★1ターン目の初動★

1.革命
いきなりで悪いが、ハーレムで無差別種付けばかりしている皇帝陛下には死んでもらう。
コイツは使えない上に、共和制にした方が研究速度が上がって都合がいい。
大臣も大半がカスで揃っているので罷免する。ただし法務大臣はカスを据えておこう。

まずイスタンブールの宮殿、書道院を撤去する。
次に、税金を下層市民だけ最高額取り立てる。
あとは国家ウィンドウを見ながら、赤くなっている地域をルメリア(首都イスタンブール)を除き税金を免除。
これで反乱を待つ。

2ターン目でストライキ、3ターン目でどこかの建物が破壊される。
3ターン目にイスタンブールから軍隊を遠ざけておく。
4ターン目で革命が起きるので反政府側につく。
あとはイスタンブールを攻略すれば、皇帝陛下を断頭台に送れるだろう。

イスタンブールの城壁は取り払わなくていいだろう。どうせアザール兵しかいないので楽勝だ。
それより城壁は首都イスタンブール目前まで領土失陥した時の最後の砦となる。
オーストリアあたりが本気を出したらイスタンブール以西は絶望的なので、残した方がよろしい。


2.交易
オスマン帝国の最大のアドバンテージは、交易港の多さである。
1ターン目で関係が敵対的な国を含め、ほぼ全国家と交易協定を結んでおく。
結んでくれない場合は金を積もう。200、300、500と釣り上げていけば結んでくれる。
2000くらいふんだくられる国も中にはいるが、交易が始まればそんなのはした金になるので結ぶ。
滅茶苦茶大事なので金子配って結びまくろう。

ただし、ペルシャやグルジア等は金ふんだくってくる上に、数ターンで戦争になるので考え物だ。
特にグルジア周辺は交易で稼いだ金でどんどん軍隊を揃えてくる。交易の利益は相手も享受している。
オスマン帝国の初期兵科は、市民軍歩兵にすら劣るのでやめておいた方がいいと思う。

粗方結び終わったら、1ターンで12000くらいの現ナマが入ってくるはずだ。
これは実においしい。この資金を何に使うか?技術を金で買おう。3000、5000とPONと渡せばくれるはず。


3.バーバリー海賊と手を切る
初期状態でコイツを保護国にしているが、コイツは全世界の敵である。
よって、そのままにしておくとオスマン帝国も全世界の敵とされ、英国やフランスが特に怒って大艦隊を寄越してくる。
普通に詰むので1ターン目で速攻手を切ろう。

軍事同盟を締結し、そのターンで軍事同盟を解除。
あとは金を200か300くらいくれてやれば、すぐに機嫌を直す。


4.スウェーデンに売国
オーストリアは放っておくと、イスタンブール以西の地を割譲するよう要求する。
断ると戦争になる可能性が高いが、受けてもやっぱり連中の狙いはイスタンブールだ。
と言うかギリシャとルメリア以外はカス立地なので、そんなもの欲しがるって事はつまりそういうこと。

という訳でギリシャの上の2つの土地をオーストリア以外の第三国に譲ると、
オーストリアは容易に南下して来なくなる。ブルガリアを譲るかは人次第だ。私は譲らん。

譲る国だが、こちらに好意的で、オーストリアと戦端をあまり開かない、かつそれなりに強大な国がいい。
私のベストはスウェーデンだ。領土2つを手土産に軍事同盟を持ち掛ければ、おそらく承諾してくれる。
ただプロイセンと仲が悪いのがちょっと頭の痛いところだ。


★初期軍事★

1.当面の敵
当面の敵は<グルジア><ペルシャ><ヴェネツィア>となる。
ロシアは積極的に来ないなら放置。初動でクリミアを失陥しなければ、それなりに保ってくれる。
失陥しても、ロシアが本気を出さないようならあまり痛くはない。

ヨーロッパ式の軍事技術が整うまで、これ以外に敵は作らない方が良い。


2.陸軍
最重要防衛区画は首都イスタンブールの他に、メソポタミアとなる。
ここには交易港があり、これが停止するとターン毎の交易収入ががくっと落ち込む。
重点的に軍事設備を揃え、兵士を徴兵していきたい。砂漠部族民戦士やラクダも雇用できるので有用だ。
メソポタミア南の交易港に必ず陸軍を1部隊駐留させておくこと!

ギリシャは、将軍つけたイサレリーを数部隊置いておけば防衛できる。
ヴェネツィアが数ターンで宣戦して来ると、敵戦力は市民2~3、徴集兵2~3、あと将軍に騎兵くらいなものだ。
初期配置の軍にイサレリーを2部隊くらいつけて、バシ・バズークでも雇用しておけばカウンターもいける。

革命の際の革命軍は、船に乗せてグルジアに運べる準備をしておこう。

しばらくの中核戦力は、イサレリー戦列歩兵となる。
将軍が見張ってないとすぐに敗走を始めるので将軍の配置は重要だ。
イサレリーと砂漠部族民戦士で戦列を形成、そこで敵の攻撃を将軍を後ろに置いて受け止め、
側面からバシ・バズークなどの白兵部隊を切り込ませる。
敵の火力が止まったら、その正面のイサレリーも突っ込ませよう。

その他、主要な交易港には陸軍1部隊を配置しておくといい。
維持費が安い兵科なら売るほどあるので、それを置こう。


3.海軍
DMEが入っていれば5等戦列艦がどの港でも建造できる。
ガレーはバグでも無ければ、維持費がかさむだけなので沈めておこう。

メソポタミアの交易港でこの5等戦列艦を数部隊建造しておく。
ペルシャと戦端を開くと確実に交易路潰しに来るので、そうなると損害を被る。

あとはルメリアで同じく5等戦列艦を数部隊建造しておく。
ヴェネツィア海軍とやり合うのは少々厳しいが、上陸作戦には使える。
ダウ船に5等戦列艦をつけて交易所に向かわせるかは趣味の領域だ。


★初期技術★

交易で稼いだ金は他国からの技術買い取りに使おう。
得意先はプロイセンとなると思う。軍事技術を優先開発してくれる上に、
渡したお金でオーストリアやポーランド襲ってくれることも期待できる。
そうなると両国は十字軍どころの騒ぎじゃなくなるのでおススメ。

小アジアの学校はそのままに、エジプトの織物小屋も潰して学校を建てよう。
ここなら幸福度に余裕がある上に、比較的安全だ。

技術開発は、経験主義をまず研究して大学を建てる。
そして真っ先に軍事シラバスに向かおう。プロイセンからソケット銃剣と方陣を買うといい。
運が良ければリング銃剣もある。
新しい兵舎が解禁されたら速攻でイスタンブールとメソポタミアに建てよう。


★内政★

オスマン帝国内の工場や農場は、数は多いが殆どが『貧しい』『非常に貧しい』である。
投資しても元が取れるのはかなり先になる。
しばらく収入は交易がメインとなるので、国内産業の投資は余った資金で行う。

それよりも各都市に王立天文台を建てておこう。
書道学校からアップグレードしていけばいける。

国内の兵舎、大砲鋳造所は作っていたらキリが無いので、ルメリア、メソポタミア以外は放置で良い。
ギリシャ等の敵と隣接する地に作るかはお好みで。


☆3ターン目終わりの危機

4ターン目は革命が予定されている。
が、革命直前にペルシャが宣戦。それに釣られる形でグルジア、ヴェネツィアも宣戦。
死肉に群がるハイエナどもが行動を開始した。

ペルシャ、グルジア戦は同盟国に助けを求めず行った。
ヴェネツィアだけは相手の同盟国が多いので、こちらも同盟国に助けを求めた。
スウェーデン、プロイセン、クリム=ハンがヴェネツィアに宣戦。ヴェネツィアの同盟国は全てがヴェネツィアを見捨てた。
余談だが、ヴェネツィアは癇癪持ちかつヒステリックでプライド高い気がする。
この結果にさぞかしヴェネツィア政府はF**KだのF**Lだの喚き散らしたに違いない。

此方の軍配置は、ギリシャに小部隊、ブルガリアに小部隊、メソポタミアに中部隊。クリミアに微小。
ブルガリアの部隊はイサレリー×4で地方防衛のため、実質ギリシャ方面軍とメソポタミア方面軍が全軍となる。

ギリシャには初期配置部隊と1部隊のイサレリーがいたため、ギリギリ防衛。
アルメニアはなすすべもなく失陥してしまう。(奪った建物のUGありがとうございますw)
メソポタミアにはペルシャ軍がなだれ込み、激しい戦いとなる。

ギリシャは1回防衛さえしてしまえば、返す刀でモレアスを頂ける。
メソポタミアは全力防衛を行う。ペルシャは本気モードだ。
よって、グルジア攻略は4ターン目に現れる革命軍でイスラマバードを落とした後、海上輸送で行う。
グルジアには城壁があるので、砲を持っていくことにした。


☆10ターン目

軍事シラバスの研究が完了。プロイセン等にかなり金を積んで技術を買った。
兵舎が教鞭学校にUGできるのでしておく。これが完成すれば、念願のヨーロッパ式政策が研究できる。

モレアスはギリシャ方面軍単独でいただいた。ヴェネツィアの援軍は無かった。
グルジア方面は、革命軍を予定通り海上輸送してアルメニアを奪取。敵がUGした建物ごといただいた。

問題はペルシャである。
地力があるので定期的に大軍を送ってくるのだ。此方と同じ旧式なのはせめてもの救いか。
メソポタミア方面軍の増強は陸海ともに怠らないようにしよう。


  • 良い文章だ。続けてくれ。 -- 2016-12-13 (火) 21:37:20
  • おお更新されてる、、頑張れ! -- 2016-12-22 (木) 22:36:53