【魔境の主】トリケラトプス

Last-modified: 2019-04-22 (月) 23:08:56
 
 

概略

【魔境の主】トリケラトプス.png

紹介

[ある学者の報告書]


おそらく、これが私の最後の報告書になるだろう。

私は今、勇敢なエシェンディアの探検家たちすら

忌避する魔境、流転の原生林にいる。


流転という言葉の通り、樹々はまるで水の流れの

ように絶えず伸び、花を咲かせ、枯らし、芽吹き、

一秒たりとて同じ眺めを見ることはできない。


豊富な魔素と栄養素が絶えず循環するこの地では、

植物が一日の間に何世代もの継承と進化を行う。

ゆえに大樹さえも少し目を離せば姿を変えるのだ。


私もまた、二度とはここを出られない予感がする。

それでも筆を取ったのは、この密林を支配する

ある存在について記録を残すためである。


はじめ、私はそれを歪に育った大樹だと錯覚した。

しかしそれが口を開き、足を踏み鳴らし、密林を

震わせるように咆哮したので、幻獣だと気付いた。


密林と一体化した幻獣。その体表には植物が芽吹き

力強くうねり伸びる角は巨樹の根にも見える。


幻獣が地を揺らす度に地表から新たな植物が生まれ

吼える度に枯れた枝が重い音を立てて地に落ちた。

その光景を目の当たりにして、私はこの幻獣こそが

密林の流転を司っているのかもしれないと感じた。


自然を操り、己の一部とする神にも近い所業。

しかし、恐ろしくもどこか畏敬を感じさせる

その幻獣の姿が、私に神の存在を信じさせた。


やがて幻獣は天を高く仰ぎ、一際大きく咆哮した。

すると樹々が空を覆う如く伸び、極彩の花が咲き、

幻獣の姿もまたそれを象徴するように変容した。


その時私は感じてしまった。

この幻獣の存在をただ、美しいと。


奇しくもそれは、地深くから生えた樹の根が

私の脚を捕らえるのと同時であった。


圧倒的な力を持つ自然の前では、人類の積み上げて

きた数百年の叡智など取るに足らないものだ。

学者でありながら一瞬でもそう感じ、知識を捨て、

幻獣の威容の前にただひれ伏した私を

自然があざ笑ったのだろうか。


いや、それもまた人間の作った物差しに過ぎない。

彼らはただ生きているだけなのだ。

何億回も繰り返されたその純粋な営みが力へ変わり

この密林を満たしているだけなのだ。


私は敗北した。

あまりにも圧倒的な、彼らの生に。

けれども思い残す事はただひとつである。


既に背を向け、この場を去った密林の支配者。

またの名を"恐れるべき竜"、『恐竜』。


あの美しい神を、もう一度よく見たかった。

 

評価

 

ステータス

ID???レアリティ☆6タイプ/属性重戦士樹属性CV???
ステータスハピネス
加算値
初期Lv最大ハピ最大
HP5089763310433+2800
攻撃力152922933233+940
防御力128919332433+500
スピード168925332933+400
 

スキル

リーダースキル : 護りの密林

[樹属性かつ重戦士]のみ、全てのダメージを30%減

フォーススキル1 : 地に根ざす大樹 <CT4>

Lv1 :樹属性の175%単体攻撃。防御力無視、敵が[麻痺]状態なら威力2.0倍。
Lv10:樹属性の227%単体攻撃。防御力無視、敵が[麻痺]状態なら威力2.0倍。

フォーススキル2 : 流転 <CT0>

Lv1 :3ターンの間、自分自身が覚醒する。

特殊能力 :闘争本能[強]/反撃/麻痺攻撃/[滅殺]マリーンキラー

覚醒先

覚醒スキル1 : 【覚醒】トリケラトプス

進化・契約

進化前 : 【恐竜】トリケラトプス

 

入手方法 : 通常進化

 

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