- IFF応答コントロール、特殊アップリンクコントロールは機能なし。
PVI-800 ナビゲーションコントロールパネル
PVI-800はABRISナビゲーションシステムと平行して働くが、ABRISが衛星ナビゲーションを利用するのに対し、PVI-800は慣性航法ユニット(INU)からのデータを使用する。
2-43: PVI-800 panel
- 1. 上ディスプレイウィンドウ
- 2. 下ディスプレイウィンドウ
- 12. ウェイポイントディスプレイ
- 13. 空港番号、固定ポイント、目標ポイント、correction pointディスプレイ
- 3. キーパッド[RALT + 0 - 9]
- 8. “ВВОД” (Enter) ボタン
データを入力する。[RALT + I] - 17. “СБРОС” (Reset) ボタン
EDITモードで、入力したデータを消す。[RALT + O]
- 4. “ППМ” (Waypoint mode) モードボタン
フライトプランからウェイポイントを選ぶには、このモードボタンを押して(ボタンが点灯する)キーパッドから目的のウェイポイントを入力する。選択すると、そのウェイポイントが目標地点になる。PVI-800は6つまでのウェイポイントを保存できる。“ППМ”モードでは、上ウィンドウは緯度、下ウィンドウは経度を表示する。選択したウェイポイントの番号はウェイポイントウィンドウに表示される。HUDに表示されるウェイポイント操舵情報はABRISではなくPVI-800からのものであることに注意。[RALT + Q] - 5. “ОР” (Reference point update) モードボタン
INU更新に使う参照ポイントの選択に使う。ミッションエディタで4つまでのINU参照ポイントを設定できる。 [RALT + E] - 6. “АЭР” (Airfield) モードボタン
このモードはRTBモードでの飛行場の選択に使用され、2つの飛行場のうち1つの座標を表示する。シミュレーション中では、飛行場1は離陸位置で飛行場2は着陸位置である。離陸/着陸位置がミッションエディタで指定されていない場合、この機能は何もしない。[RALT + T] - 7. “ОТ” (Target point) モードボタン
このモードは進入する目標ポイント(TP)の選択と、新しいTPの座標の入力に使用される。10個までのTPを保存できる。TPは通過地点かShkvalロックで定義される。[RALT + U]
- 14. “ПЗ” (Rerun) ボタン
機能なし。 - 15. “ТВ” (Precise alignment) ボタン
INUの精密校正。INSのジャイロコンパスを校正し、方位計測機能を最高の精度で校正する。この校正には約30分かかる。[RALT + R] - 16. “НВ” (Normal alignment) ボタン
INUの通常校正。[RALT + Y] - 18. “КС” (Initial point coordinates) button.
初期ポイントの座標を表示し、新しい座標を入力可能にする。デフォルトでは初期ポイントの座標はミッションエディタから採られる。この場合、初期ポイント(КС) と自機(“φ/λ”) の座標は等しくなる。[RALT + P]
- 9. “φ/λ” (Own aircraft coordinates) ボタン
自機の座標を表示する。[RALT + A] - 10. “Ψ:Z/T/Sпм”ボタン
ウェイポイントモード、参照ポイントモード、飛行場モード、目標ポイントモードで、以下を表示する。[RALT + S]- DTA=目標トラック角 (オートパイロットパネルでDH=方位保持モードにした場合) 又は XTE=クロストラックエラー (DT=トラック角保持モードにした場合)(上ウィンドウ左3桁、度又はkm)
- 時間(上ウィンドウ右3桁、分)
- 現在のウェイポイントまでの距離(下ウィンドウ、km)
- 21. “δ/V” (Wind direction/speed) ボタン
風向と風速を表示する。meteo wind direction (from) を使用しており、navigation wind (to) とは180度違う。[RALT + D] - 19. “Ψи/T/Sкм” (True heading/time/distance) ボタン
ウェイポイントモード、参照ポイントモード、飛行場モード、目標ポイントモードで、以下を表示する。[RALT + F]- true heading(上ウィンドウ左3桁)
- 最終ウェイポイントまでの時間(上ウィンドウ右3桁、分)
- 最終ウェイポイントまでの距離(下ウィンドウ、km)
- 20. “Ац/Дц” (Heading/range to target point) ボタン
進入モードで、以下を表示する。[RALT + G]- 目標ポイントまでの方位(上ウィンドウ)
- 距離(下ウィンドウ、km)
- 11. PVIマスターモードセレクタ
- “ОТКЛ” = PVI-800の電源を切る。
- “КВД” = 入力されたデータの検証。このモードでは現在のナビゲーションや目的地を変えずに、ウェイポイントの座標その他を確認できる。
- “ВВОД” = ウェイポイント編集。この機能によりウェイポイントの座標、風条件その他を入力できる。方法は:
- EDITを選択する
- “ППМ”を押すと、現在保存されているウェイポイントの数が上の小ウィンドウに表示される。
- キーパッドの1~6を押して目的のウェイポイントを選ぶ。座標が表示される。
- キーパッドで選んだウェイポイントの新しい座標を入力する。座標を入力する前にN/SかE/Wを指定する。座標が正なら最初に0を押す;座標が負なら最初に1を押す。負の場合座標の左に“-“が現れる。
- 座標を入力したらENTERボタンを押す。またはCANCELを押す。
- “РАБ” = OPER (通常の動作)
- “ИМП” = 仮想フライト。このモードでは、入力されているフライトプランを仮想対地速度1,000km/hでシミュレートする。方位、距離、コースその他を飛行前にチェックするのに用いられる。
- “К-1”, “К-2” = 機能なし。
- 22. “И-251В - ПРОЛ” (I-251V Shkval - Fly over INU update) スイッチ
INU補正の動作モード。"И-251В"に合わせた場合、INUの座標はShkvalで補正される。"ПРОЛ"に合わせた場合、座標は参照ポイント通過によって補正される。[RCTRL + V] - 24. “ВЦУ - ОТКЛ” (Data link - Off) スイッチ
外部目標データリンクの電源。[RCTRL + B] - 23. “ЯРКОСТЬ” (Brightness) ノブ
パネルのバックライトの明るさを調整する。
PVTz-800 ターゲットリンクモードパネル
2-44: PVTz-800 off-board targeting data link mode panel
PVTz-800データリンクパネルを使うことで、データリンクID番号の設定と、データリンクを介して情報を編隊のメンバー(グループあたり最大4機)に送受信する方法の設定ができる。データリンク情報がどのように表示されるかについてはマニュアルのABRISの章を参照すること。
マルチプレイヤーミッションではミッション中に複数のデータリンクグループがありうるが、それぞれ異なる周波数になっていなけらばならない。
データリンクパネルは "КТО Я" と "РЕЖИМ" の2つのダイヤルからなる。
“КТО Я" (my ID number) ダイヤルは自分のデータリンク識別番号を1~4にセットできる。編隊の各メンバーには異なるID番号が割り当てられ、リーダーに1が割り当てられる。[LCTRL + I]
“РЕЖИМ" (data mode) ダイヤルは、編隊の他機とデータリンク情報をやりとりする方法についての4つのオプションを選択できる。[LCTRL + M]
- 1. "ОТКЛ" (Disable) では編隊とのデータリンク通信は行われない。
- 2. "ПРИЕМ" (Receive) はデータ受信のみで、敵の電波探知が難しい安全なモードである。
- 3. "ВЕДОМ" (Wingman) モードは、リーダー(ID 1)を含む編隊メンバーと情報のやりとりが可能である。ABRISにウィングマンアイコンが表示される。
- 4. "КОМ" (Commander) モードはリーダーとだけ情報のやりとりが可能になる。ABRISにウィングマンアイコンが表示される。
For more information about sending and receiving data link information, please consult the earlier PRT Data Link Control Panel chapter in this manual.
オートパイロットパネル
オートパイロットシステムには主に2つの機能がある。1つは安定性を強化するシステムとして働き、もう1つはいくつかの自動飛行モードと組み合わせて使用される。
2-46: Autopilot panel
- 1. T - Pitch dampener - ピッチ保持。ピッチ自動操縦チャンネルを有効にする。[LSHIFT + P]
- 2. K - Bank dampener - バンク保持。バンク自動操縦チャンネルを有効にする。[LSHIFT + B]
- 3. H - Lateral dampener - 方位/コース保持。横方向自動操縦チャンネルを有効にする。[LSHIFT + H]
- 4. B - 高度保持。高度保持を有効にする。高度計は“БАР - РВ” (Baro - Radar altitude) スイッチで選ぶ。[LSHIFT + A]
- 5. “ДИР УПР” - フライトディレクタモードボタン。自動操縦の角度自動安定を切り (ダンプナー機能を除く) 、HUD上でのフライトディレクタモードを有効にする。[LCTRL + A]
- 6. “БАР-РВ” (Baro - Radar altitude) 自動操縦の高度保持データ源を選ぶ[LCTRL + X]:
- ”БАР” - 気圧高度計
- ”РВ” - 電波高度計
- 7. “ЗК-ЛЗП” (Desired Heading - Desired Track Angle) 自動操縦の方位/コース保持モードを選ぶ[LALT + X]:
- “ЗК” - 方位保持
- “ЛЗП” - トラック角保持
自動方向探知機パネル
ARK-22 ADFは、水平位置指示器(HSI)中の無線磁方位指示器(RMI)指針を制御し、変調信号の方向を示す。ADFを使うと、用意された8つのチャンネル(それぞれ2つの周波数を持つ)から1つを選べる。選択した周波数の変調器に到達すると、ADFは自動的に次の追跡を開始する。一方、選択したチャンネルの2つの周波数のうちどちらを追跡するか、手動で選ぶことも出来る。
ARK-22 ADFはR-800L1 VHF無線機に従わせることも出来る。この場合HSIのRMI指針は、R-800L1無線機で選んだ周波数の変調器の方向を指す。
2-47: ADF panel
ADFパネルは“К-041”か“ПНК”ナビゲーションシステム(右パネル)がONになっていると電源が入る。
- “ГРОМК” (Volume) ボリュームコントロール
このノブを左右に回して[LALT + LCTRL + =][LALT + LCTRL + -]NDB音声信号コードとセルフテスト音のボリュームを変える。 - ”ТЛГ-ТЛФ” (Telegraph-Telephone) モードスイッチ
無指向性ビーコン(NDB)は“ТЛГ”か“ТЛФ”の2つのモードで偏重できる。このシミュレーションでは、全てのビーコンは“ТЛГ”モード(下)で変調する。[LALT + LCTRL + ]] - “КОНТР” (Test) セルフテストボタン
これを押すと、HSIの無線ビーコン指針の方向が設定した角度に回る。“АНТ” (antennae) モードで押した場合、連続音が流れる。ライトパネルの“УКВ-1” VHF-1 R-828無線機のスイッチと“УКВ-2” VHF-2 R-800無線機のスイッチがON(上)になっていること。[LALT + LCTRL + T] - “АНТ-КОМП” (Antenna - Compass) ADFモードスイッチ
このスイッチで“АНТ”アンテナモードと“КОМП”コンパスモードを切り替える。“АНТ”モードでは、ADFはNDB音声信号をモールスコードとして出す。“КОМП”モードでは、ADFはHSIとABRIS HSIのRMI方向データを出す。[LALT + LCTRL + [] - “КАНАЛЫ АРК” (ADF channels) チャンネルダイヤル
このダイヤルには10の位置があり、それらによってあらかじめ設定されたNDBの組(“ДАЛЬНИЙ - БЛИЖНИЙ”, Outer-Inner beacons)に合わせられる。これらのチャンネルのリストはコクピット右壁に貼られたホワイトシートで見られる。innerとouterのビーコンは、着陸灯・音声パネル(センターパネル下)のビーコンモード切替スイッチで切り替えることが出来る。2つのサービスチャンネル(9と0)は地上クルーによって使用される。チャンネルはダイヤルを左右に回して選択する。[LCTRL + =][LCTRL + -]
(フライトマニュアルより抜粋)
R-828無線制御パネル
R-828 VHF無線機は、Forward Air Controller (FAC)及びその他の陸軍部隊との通信に使用される。このシステムは視線の通る範囲での継続的な無線通話を可能とし、周波数を探したり合わせたりする必要はない。周波数は20~60MHzである。無線機はVHF-1“УКВ-1”スイッチを入れることで使用できる。このスイッチはライトパネルに存在する。通信チャンネルはチャンネル選択ノブを使って設定し、トランスミッションはVHF-1 “УКВ-1”セレクタスイッチを入れることで稼動する。
2-48: R-828 control panel
R-828制御パネルは以下の機能を持つ:
- 1. Selected channel ID
チャンネル選択ホイールで選んだチャンネルが表示される。表示は1~10。 - 2. “КАНАЛ” (Channel) selector
赤いホイールを左[RALT + RCTRL + M]・右[RALT + RCTRL + N]に回す。チャンネル1~10を選ぶ。 - 3. “ГРОМК” (Volume) radio volume control
このノブを左[LCTRL + LSHIFT + ]]・右[LCTRL + LSHIFT + []に回してボリュームを調整する。 - 4. “АСУ” (Automatic tuner) button
チャンネルを選んだ後、チューナーボタンを押すことで選んだチャンネルに合わせる。新しいチャンネルに合わせるたびにこのボタンを押す必要がある。[RCTRL + RSHIFT + T] - 5. “НАСТР” (Tuner) automatic tuner indicator lamp
自動チューナーボタンを押すと、選んだチャンネルにまだチューンされていない場合に点灯する。 - 6. “ПШ” (ノイズ低減システム) スイッチ (squelch)[RALT + RCTRL + R]
使うチャンネルを選んで“АСУ”ボタンを押すと、選んだチャンネルの周波数にチューンされ、チューナーインジケーターランプが点灯する。チューンが終わるとランプが消える。
信号フレア制御パネル
電源スイッチを入れて[RCTRL + 0]赤、緑、白、黄のボタンを押す[LALT + 1-4]と、左翼端からその色の信号弾を発射する。