ストーカー

カードとしてのストーカー

「東方伝来」収録のカード。
啓蒙が掛かっている間は、プレイヤーがHPの回復を行うごとにカードを1枚引いてこれる。
同時に啓蒙の効果量が1ずつ減り、ゼロになると効果が終わる。いわば疾走の姉妹版である。

回復手段はカードそのものの効果の他、治癒や聖域、吸血など何でもOK（治癒はタイミング的に意味がないが）。
また回復行為自体が発動条件になっているため、出血や血呪によってHPが回復しない状況下でも問題なく発動できる。

啓蒙を付与できるカードやその効果量は、総じて疾走のそれらよりも低コストかつ高数値。
回復という縛りはあるが、デッキを回復持ちのカードで揃えたり、自身に聖域でも付与していれば条件は実質疾走と一緒。勢いよく手札を回しまくることができる。
さらには連続攻撃のように複数回HPを回復できるカードや、前述の回復系の補助効果と組み合わせれば一度に2枚以上の追加ドローすら可能となる。これは疾走ではできない。
だがこれが落とし穴でもある。回復回数＝引く枚数が手札の空きを上回っても、啓蒙はしっかり回復した回数だけ減ってしまう。効果のロスが生じやすいのが啓蒙の短所なのだ。
啓蒙を使うなら闇雲に回復の手を増やし過ぎないことと、効果量の残りに常に注意を払うことが重要だろう。

このストーカーはコスト4で5啓蒙1Tという内容。
これが5疾走だとコスト8のシルヴィア、同じく5疾走の1Tでもコスト6のカーヤになってしまう（カーヤはさらに3枚引けるが、手札全捨てのデメリットもある）。
カード本体も回復を2連続で実行でき、すでに啓蒙状態なら一気に2枚引いてこれる。攻撃も2連となかなか便利。

関連カード

啓蒙つながり

　ストーカー（5啓蒙1T）・ネクロマンサー?（10啓蒙5T）・流浪の人魚 エリノーマ（20啓蒙5T）
　濡れ女（敵1弱体>1啓蒙5T）・シアエガ（5啓蒙5T/自1啓蒙>1啓蒙5T）

連続回復つながり

　ストーカー（3HPx2）・ウェアウルフ?（4HPx2）・蓬莱山の守護者 リン（4HPx2）・ラブ・ジーロット（5HPx2）・ラー（5HPx2）・濡れ女（7HPx2）・清姫?（7HPx2）・汚れた聖魔 ルーシー?（8HPx2）・カオス（10HPx2）
　天狗（2HPx3）・流浪の人魚 エリノーマ（5HPx3）・エンシェントキマイラ（5HPx3）・キャサリン＆ルートヴィッヒ?（6HPx3）・ナベリウス（8HPx3）・占札術師 ウィネラ?（10HPx3）
　スピリットドラゴン?（5HPx4）・貪る者（3HPx5）

クトゥルフ神話関連

　ストーカー・エニグマ?・ディープワン・ネームレスカルト?・イグの司祭?・シアエガ・イグ?・カオス
　誘う少女 クルル

ストーカー

　ストーカー・ダークストーカー

敵としてのストーカー

疫病ネズミと並ぶ最序盤の奇襲使い。奇襲を行う敵と出くわすと先制攻撃を受けてしまう。
具体的にはこちらは何もカードをプレイできないまま、敵だけが表の一番上の攻撃（ストーカーなら爪）を使用。
その後は普通にターンが経過し、プレイヤーにはPPやカードが補充される。ただし敵の行動ターンはいずれも変動しない。
こちらが警戒状態なら奇襲を阻止できる。また1Fで出た場合に限り、無対策でも奇襲は発動しない。

基本的には1ダメージx3=3ダメージを与えてきておしまいの敵。HPも低くあっさり倒せる。
だが高難易度では一転して嫌がらせを行い出す。1交換はまだかわいい方だが、堅持や鍍金の強制付与は人によっては激怒必至。
初めは少し時間を使ってデッキを極限まで圧縮しよう、などと考えた時にこいつが出たら……それがランキングダンジョンだったりしたら……
使うのは3ターン目なのですぐ倒せばいいだけなのだが、どのみち戦闘を引き延ばすことはできない。あきらめて次へ行こう。

過去作品でのストーカー

シリーズではDDD2が初登場。過去作品には登場していない。

ちなみに啓蒙とは「知識のある者が無知な者に正しい理解や思想を広め、高度な思考ができるよう導く」ことを指す。
一方これを付与するカードは、その大半が異端者?だったり得体の知れない化け物（旧支配者を含む）だったりする。
こんな連中から教えをもらって大丈夫なのか。いい訳がない。とりあえず十面ダイスの用意を。

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