Fire 属性特化 Shield Bash ビルド

Last-modified: 2014-05-30 (金) 21:43:27

はじめに

  • patch 2.0.5 で大改修を受けた本作屈指の不人気スキル Shield Bash を主力として使う。
  • いろいろ試した結果、 Fire 系スキルに特化するのが強く、装備も揃えやすいと感じたので、基本路線は Fire 系特化型とする。
  • その過程で気づいたことをまとめて、 Shield Bash の基本的な解説もしたい。
     
  • 注意!
    • はっきり言って、強くはありません。 生き延びることだけ考えれば Torment 3 辺りまで行けますが、実質 DPS 30M とか 40M とか猛者がゴリゴリ進んでいく後ろで、こそこそアイテム漁りをするだけの惨めな落ち武者と化します。
    • T1 ~ T2 なら十分実用に耐えるレベルですが、それでも趣味ビルド・実験ビルドの域を出るものではありません。「人と違うことができる」ビルドですが、「人にもぜひ勧めたい」ビルドではありません。
    • ある程度の資産・装備と、それなりのプレーヤースキルが必要です。言い換えれば、そこそこ投資して、使いにくさを我慢して、ようやく人並みです。育成段階から実践することも不可能ではないと思いますが、筆者は一通り Crusader を楽んだあと、マンネリ化を避けたり、倉庫を圧迫していた残念品のレジェンダリを消化する目的で始めました。
       

Shield Bash の解説

特徴

  • セカンダリスキルとしては、ダメージ倍率が非常に高い。明確な言及が見当たらないが、現在( patch 2.0.5 )は、
     700% 武器ダメージ + 300% シールドのブロック率
    となっており、表記上の DPS が 600K 程度でも実ダメージはクリティカルヒットで 10M を超えることができる。
  • Wrath コストが 30 と、 Crusader のスキルの中で最も大食いだが*1、専用盾のレジェンダリクラフト Piro Marella を装備すれば最大 50% のコストカットが得られる。
  • 攻撃モーションが大きく、 Attack Speed を上げても攻撃速度が変化しない。これは、次のような結果を生じる。
    • Shield Bash は、手数では勝負できない。従って、片手武器の速さは、このスキルとの関係ではメリットがない。
    • 戦闘が長引くほど、累計でのダメージが減少する。同時に、 Life on Hit などの効率も著しく低下する。
    • 数少ない攻撃で確実に仕留めるためには、クリティカルヒット率とクリティカルダメージに特化する必要がある。
  • Shield Bash は 範囲攻撃ではなく、単体攻撃である 。すなわち、 ターゲットにヒットすれば近くの敵にも累が及ぶ というものなので、手頃な(累が及ぶ敵が近くにいる)敵をプレーヤーが自ら判断し、選択しなければならない。
  • 一部を除いて、ルーンによる性能・性質の変化は少ない。実は、ものすごく手抜きの設計の疑いがある。

ルーンについて

  • Shattered Shield
    • ルーンの位置から言うと、ルーンなしの上位互換。ダメージの高さと効果範囲の広さから最も使いやすい。盾で殴打した直接のターゲットより、飛び散った破片の方がダメージが高いという奇妙な逆転が起きている。
    • 唯一の悩みどころは、 Holy 属性は強化手段が意外と限られる点。確定で付くのは、武器では SkycutterGolden Scourge 、盾では Hallowed Barricade くらいしかない。この盾だと Wrath コストがキツ過ぎるので、運用方法を工夫しなければならない。
  • One on One
    • Lightning 属性なので最強武器の 1 つ Schaefers's Hammer との相性抜群かと思いきや、パーティーではノックバック効果が迷惑千万になりかねない。ソロでも敵が散らばって本スキルの効率が落ちるという本末転倒ぶり。
    • 敢えて活路を見出すなら、本スキルを連発するのではなく、ターゲットを孤立させて個別撃破するための補助スキルとして使うといったところだが、それなら Fist of the Heavens でも乱射した方がよほど強い。筆者には有効な使い道が見つからなかった。せめて、ノックバックされた敵も全てスタンするなら良かったのだが。
  • Shield Cross
    • 全周に渡って効果があるので、敵集団のド真ん中で使う場合には一定の効果がある。もっとも、そういう状況では攻撃モーションなし、 Wrath 消費なしで発動できる Condemn や、 Wrath コストが低くて各種属性も揃った Blessed Hammer の方が効果的。スキル本体のダメージが下がる訳ではないので、ダメージ源として当て込まなければルーンなしの上位互換と言える。
  • Crumble
    • 使用感やダメージは、ルーンなしと変わらない。おまけとして、体当たりで倒した敵が爆発し、周囲にダメージとノックバックを発生させる。 One on One と違ってノック「アップ」に近いので、周囲への迷惑は考えなくても良い。
    • 常に攻撃範囲が拡大するという訳ではないので、集団相手の総ダメージ値は Shattered Shield にかなり劣るのだが、 Fire 属性は各種の武器・防具で底上げしやすいのが最大のメリット。特に最強両手剣の 1 つ Maximus との相性が抜群に良い。雑魚でも、エリートでも、ボスでも、安定して高火力を維持できる。
    • さらに、鎧に Cindercoat を使うと、 Fire 系スキルのリソース消費が最大 30% もカットできる。 CindercoatPiro Marella がともに平均値とすると、約 60% の低減になる。これは非常に大きい。
  • Pound
    • 範囲が狭くなる代わりに、ダメージ倍率が大幅に上がる。 8 ヤードというのは並んで立つくらいの距離なので、完全な単体攻撃と割り切った方が良い。従って、ボス戦の切り札というのが実際の用途で、普段は別に使い勝手の良いスキルを用意しなければならない。
    • 唯一残念なのは、 Physical 属性という点。確実に Physical Skills のダメージボーナスが付くのは Doombringer くらいだが、片手剣なので 1200% という倍率の高さを活かしきれない。プライマリ Affix が 5 つという優秀なレジェンダリなので、優良固体なら採用の余地はあるだろう。

Fire 系特化ビルドのメリット

  • 最終形態が強い
    • 両手武器の中でも、 2H 剣と 2H フレイルが最も速い。その中でも、 Maximus は Fire スキルダメージ強化と、高頻度で召喚できるデーモン、さらにデーモンとの間の Fire Chain が驚異的に強い。
    • Cindercoat で Fire スキルダメージ強化と、 Crumble ルーン使用時の Wrath 消費を低減できる。
    • Magefist にも確定で Fire スキルダメージ強化が付く。しかも、プライマリ affix が 5 つという好待遇。
  • 繋ぎの装備をクラフトで入手できる
    • Maximus を入手できなくても、片手メイスのレジェンダリクラフト Devastator には、確定で Fire スキルダメージ強化が付く。メイスなので片手武器の割に基本ダメージが高めというのもポイントが高い。
  • ルーンに癖がない
    • ルーンなしの使用感そのままに、おまけで AoE ダメージが付いてくる。
       

ビルド例

  • 以上の考察と実験をもとに、筆者がたどり着いたスキル構成や装備を紹介する。
     

アクティブスキル

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PunishPunish / Roar( Wrath 獲得 + 防御強化 + AoE ダメージ)
単体攻撃だが、むしろブロック率 15% アップが目当て。 Wrath が枯渇した場合や、大量の、あるいは超高速なエリートに囲まれて身動きできなくなったときに、耐え忍びつつ反撃の機会をうかがう。爆発のダメージは申し訳レベルなので、 Life on Hit が高めなら Celerity 、 Life per Second が高めなら Rebirth で回復力強化を狙っても良い。また、サクサク進められる難易度でプレイするなら、 Slash に置き換えると良い。
BlessedHammerShield Bash / Crumble( Wrath 消費 + AoE ダメージ)
主砲となる超不人気スキル。 660% の爆発ダメージはターゲットを倒したときにだけ発生するので、実質的にはルーンなしの上位互換で Fire 属性化したもの、という感じ。ノックバック効果はノック「アップ」に近いので、パーティーでもそれほど迷惑にはならない。
Steed ChargeSteed Charge / Nightmare(高速移動 + 緊急脱出)
平常時の移動用としてはもちろん、体勢を立て直す場合にも有用。 Waller の壁を通り抜けられない点と、スタンを解除できない点だけは注意。また、敵からは不可視となるが、無敵になれる訳ではないので早めのお手当を。 Fire 度が下がるのが惜しいが、 Draw and Quarter にすれば敵をまとめやすくなる。
PhalanxPhalanx / Bowmen(対単体の瞬間火力 + 逃げ回る敵の対策)
メインスキルの性質上、散らばる敵に対する効率が落ちるので、遠隔攻撃を強化するために。 Physical 属性なのが残念だが、リソース消費がゼロでクールダウンも短いので気軽に使える。
BombardmentBombardment / Mine Field(範囲攻撃・支援火力)
本スキルは The Mortal Drama でこそ輝くのだが、そうすると武器に付く Fire スキルダメージの分だけ平常時のダメージが落ちてしまう。リソースコスト減少とクールダウン短縮を両立するのも茨の道なので、難しく考えずに、強敵に遭遇した際の支援火力と位置づけるのが良い。もともとクリティカルヒット率を追求するビルドなので、 Annihilate ではなくこちらを選択。
LawsOfHope.pngLaws of Hope / Wings of Angels( Crowd Control 回避)
Laws スキルは何でも良い。ここでは、 Attack Speed の低さから Life on Hit の効率が下がることを考慮して Laws of Hope を選んでいるが*2Laws of Justice でレジストを稼いでも良い。また、先述の通り Attack Speed は Shield Bash にとってメリットがないが、 Laws of Valor も Critical ルーンで瞬間的に火力アップが図れるので、悪い選択ではない。

パッシブスキル

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HeabenliStrengthHeavenly Strength
一撃の重さを重視して両手武器を使いたいので。片手武器の場合、クールダウン低減を目当てに Fervor に置き換えるのが順当だが、後述の通り Fervor さえ捨てるという選択肢も十分にあり得る。
Towering ShieldTowering Shield
Shield Bash のダメージを 20% 上昇させるので、これは外せない。実はプライマリの Punish にも効果がある。
VigilantVigilant
Finery と悩むところ。 STR が 10.5% (宝石 7 個分)上がった程度で劇的な変化はなく、莫大な費用のかかる Flawless Royal Diamond 5 個と、その辺で拾える Imperial Diamond 5 個の差が全レジ +80 だけと思うと、 Finery は旨味が少ない。さりとて、全部 Ruby にして全レジを 300 単位で失うのも結構辛い。装備との兼ね合いもあるので両方試してみた方が良いが、レジストが整わないうちは Imperial Diamond 満載で Finery 、十分になれば Vigilant の方が良いと思われる。
Lord CommanderLord Commander
アクティブスキルで採用した BombardmentSteed ChargePhalanx の全てを大幅に強化できるが、自由に選択して良い。防御面が厳しければ Hold Your GroundRenewal が、リソースが厳しければ RighteousnessInsurmountable が適する。これらを組み合わせるとさらに強力なので、あえて片手武器を使い、 Fervor を捨てるという選択もあり得る。

装備

 
  • 武器
    • Maximus:絶対必要という訳ではないが、ダメージ倍率の高さを活かすためには両手武器を使いたい。その中でも Fire 属性と相性抜群なのが、泣く子も黙る Maximus
      • Fire Chain で敵を挟めば毎秒プライマリ x3 くらいのダメージが入り続けるので、ボス戦などで特に有用。 Torment 1 くらいなら、チャンピオンが見る見る間に溶けていく。 Wrath が底をついてプライマリで耐えている間も、実質 DPS を稼ぐことができる。
      • 聖戦士がデーモンを召喚するのはどうよ? という向きもあるかも知れない。そこは脳内設定で、
        (1) 悪魔との戦いに勝利するために、自らも魔に堕してしまったのだ。 ・・・とか、
        (2) 聖戦士はときに悪魔さえ改心させるのだ。 ・・・とでも思っておくことにする。
      • プロパティは当然 STR とソケットが理想だが、たまたま拾ったのが Wiz や WD だと INT が付く可能性が極めて高く、運良くソケット付きとも限らない。そんな場合でも、もしランダム枠が +xx% Damage ならしめたもの。迷わず INT をリロールしてソケットを狙う。
         
    • Devastator:クラフトのレジェンダリ片手メイス。これも Fire スキルダメージにボーナスが付く。素材の入手性があまり良くないが、根気よくファームすれば必ず入手できるのが美点。性能も吟味しやすい。
      • 素材の Shattered Core? は、 Act 2 のゴーレム( Sand Dweller )のユニークが落とす。全部で 3 種類いて、うち 2 種類は Bounty 対象なのだが出現率が低い。 1 種類は、ストーリーモードで Zoltun Kulle の頭部を拾う場所に確定で出現するので、そちらでファームした方が早いだろう。
      • 性能的には、 Fire スキルダメージのボーナス以外は至って普通の片手メイス。表記 DPS が 2000 を超えていれば御の字だろう。当然、ソケットは定番のエメラルドかルビーを。
         
    • The Burning Axe of Sankis:レジェンダリの片手斧。入手できるかどうかが完全に運任せだが、セカンダリに付く固有プロパティ "Chance to fight through the pain when enemies hit you." が強力。最大の難点は、ルックスがイマイチなことだろう*3
       
  • その他の武器の候補
    • The Mortal DramaBombardment との両立を図るなら最適。
      • これ自体に Fire 系スキルを強化するプロパティはないので他の部分で稼ぐ必要があるが、逆に言えば属性の縛りがないということでもある。属性ダメージ強化が難しくなるが、 Physical 属性で固めていくのも強い。
      • 具体的には、上記のスキル例からルーンを Impactful Bombardment 、 Bowmen 、 Ramming Speed に変更するだけで乗り換えられる。「盾も振り回す砲撃クルセ」になりかねないが、瞬間火力としては最強クラス。
    • Burst of Wrath?:Bounty の報酬 Horadric Cache 限定のレジェンダリ両手斧。
      • 敵を倒すかオブジェクトを破壊すると、確率でリソースの 20% を回復することがる。「確率」が何 % なのかは不明だが、リソース管理をこれ 1 つに頼り切れるほど頻繁には proc しない程度に低確率、といったところ。
      • それ以外は取り立てて高性能という訳ではないが、確定でソケットが付くのでランダム枠をリロールして +xx% Damage や IAS by xx% といった有用プロパティを得られる可能性が高い。両手斧なので攻撃速度が遅く、基礎ダメージが高い点も本ビルドに向いている。
         
    • Piro Marella:これこそが、このビルドの「武器」である。
      • 素材の Woven Plate? は、ユニークの Skeletal Shieldbearer が落とす。具体的には、 Act 1 の Cathedral Level 4 に湧く Captain Cage と、 Festering Woods に湧く Enmerkar が狙い目。後者の Bounty 名は "The Last Stand of the Ancients" (ランダムで出現する丘の上の記念碑に触れるとイベントが発生するもの)。
      • 曲者なのは、これがクラス専用装備という点。 1 Wrath 消費ごとに xxx ライフ回復とか、 Wrath 回復 +xx / 秒とかが付きまくる。一発で良いものができる可能性は低いので、素材は多めに用意しておいた方が良い。
      • プロパティの目安
        ・ブロック率:両手武器の場合、パッシブでブロック率を上昇させる余裕はないので、あまりに低いものは避けたい。
        ・ブロック量:高いに越したことはないが、気にしなくても良いだろう。
        ・STR:必須のプロパティ。高いほど良いが、実感できるほどの違いではない。
        ・VIT:必須のプロパティ。これも同上。
        ・クリティカルヒット率:必須のプロパティ。 8% と 10% では明らかな差が出るが、急いで作り直すほどではない。
        ・その他の有用プロパティ:全レジや Life +xx% が望ましい。クールダウン短縮やリソースコスト低減も悪くない。
        ・セカンダリ:Control Inpairing Effect 短縮、近接/遠隔ダメージ低減などがベストだが、拘る必要はない。
        ・Reduces the Wrath cost of Shield Bash:固有プロパティ。もとが 30 Wrath なので 10% の差は大きいが、実用上はクリティカルヒット率の方が重要なので、特に気にしなくても良い。
         
  • 防具類
    • 基本方針
      • 優先的に上げたいのは、 STR 、 VIT 、 レジスト、クリティカルヒット率、クリティカルダメージ。特にクリティカルヒット率は 60% 超を目指す。厳しい目標だが、裸で 5% あるほか、レア品でもグローブ・アミュレット・シールドに各 10% 、ヘルム・リング・ブレーサーに各 6% 、 Paragon で 5% までは取得可能なので不可能な数字ではない。
      • セカンダリには、近接・遠隔ダメージ減少や Crowd Control 低減が有用だが、こちらは追々整えていけば良い。
    • まず、篭手には Aughild's Search を推奨。
      • このセットは、 2 ピースで近接・遠隔ダメージ 7% 減、 3 ピースでエリートからの被ダメージ 15% 減・与ダメージ 15% 増という超強力な効果を得られる優れもの。篭手には是が非でも使いたいというものが少ないので、セットの一部に組み込めるのはお得感が高い。
      • リソース回復という意味では Reaper's Wraps が優秀なのだが、これがないとガス欠頻発というのも困った話で、欲しいときにライフオーブを拾える保証もない。高レベル帯に行くほど防御力強化が重要になってくるので、どちらかと言えばこれなしでもリソースに不安がないように組み上げていく方が良いと思われる。
      • Strongarm Bracers を使えば、ノックバックされた敵へのダメージを上積みできる。ノックバックされた敵は、大抵の場合、同時に即死しているのでそれほど実ダメージに貢献する訳ではないが、体力が高めの敵と低めの敵が混在している状況では有用だろう。
      • いずれにせよ、プライマリは STR 、 VIT 、 Fire スキルダメージ、クリティカルヒット率の一択。数値は問わないので、とにかくこの 4 つを揃える。妥協するなら Fire スキルダメージは後回しで良いが、クリティカルヒット率は外せない。
    • セットの関係上、必然的に頭部は Aughild's Spike 、肩当ては Aughild's Power となる*4
      • Aughild's Spike は全レジが確定で付くので、 STR クラスには有難い。他は、 STR 、クリティカル率が必須。残り 1 枠を VIT にするか、ソケットにしてダイヤモンドを埋めるかが悩みどころだが、クールダウン減少は貴重なので、いずれは後者を手に入れたい。
      • Aughild's Power は STR と VIT が必須で、全レジ付きが望ましい。もう 1 枠は、クールダウン減少かリソースコスト低減があると嬉しい。
    • 鎧は Cindercoat を推奨。
      • これ1つで大幅なダメージアップとリソースコスト低減が可能となるので、頑張って手に入れたい。とはいえ、全レジェンダリの中でも屈指の出にくさと言われているので、当面は適当な鎧で良い。
      • 上記のセットには Aughild's Rule という鎧もあるので、これを作るのも良い*5。篭手に Reaper's Wraps を使いたい場合も、この鎧を選択することになる。
      • いずれにせよ、ここには 3 ソケットが欲しい。ダイヤかルビーで強化を図る。
    • グローブとパンツは、 Asheara's WardAsheara's Pace の2ピースボーナスで全レジ +100 が安パイ。
      • グローブには STR のほか、クリティカル率とクリティカルダメージが付くと良い。
      • グローブを Magefist にすれば Fire Skills のダメージボーナスが付くが、このグローブは確定で IAS が付くため、必ずしもクリティカル率とクリティカルダメージが揃うとは限らないのが難点。良品が出た時点で着替えることのした方が良いだろう。
      • パンツは 2 ソケット推奨。ここもダイヤかルビーを。
    • パンツをヤンキーパンツこと Captain Crimson's Thrust にして、ベルトの Captain Crimson's Silk Girdle と合わせるのも良い。
      • 2 ピースボーナスでライフ回復 +2000 / 秒と、クールダウン 10% 減が付くので、かなり美味しい。
      • この場合、グローブが浮くので、 Magefist に着替える際に、同時にこのセットに履き替えるのも良い。
    • 悩みどころは靴。 Fire 感アップのためには Fire Walkers を履きたいところだが、 Asheara's FindersCaptain Crimson's Waders でセットボーナスを充実させるのも魅力的。凍結無効の Ice Climbers も非常に有用だが、馬や Laws である程度代用できるので、是が非でもというほどではない。
      • 靴に Movement Speed が付いたときは、エンチャントでリロールした方が良いだろう。というのも、例えば靴に付く VIT は最大 +500 だが、これを Paragon で得ようとすると 100 ポイント必要になる。一方、 Movement Speed の天井は +25.0% なので、 Paragon 換算で 50 ポイント相当となる。
         
  • リング、アミュレット、その他
    • 重要なプロパティは、 STR 、クリティカル率、クリティカルダメージ、リソースコスト低減、クールダウン短縮など。 attack speed は、あれば良いかな、くらいで構わない。 Life on Hit 、 Life per Socond 、 Life per Kill などもそれなりに欲しい。
    • Bul-Kathos's Wedding Band は、あれば便利。目に見えて効果があるというほどではないが、リフトガーディアンなどと長時間殴り合うときは、それなりに役に立つ。
       
  • ファッションコーディネートについて
    • お気づきかも知れないが、上記の防具類はほとんどが 赤を基調としたセットアイテム なのである*6。当然だが、赤系ではないアイテムは Infernal Dye で真っ赤に染め上げよう。オレンジを混ぜるとファッション性がアップする。
    • 堕ちた聖戦士を演出したいときは、兜を Mempo of TwilightAndariel's Visage 辺りにトランスモーグして、全身を Abyss Dye で漆黒に染めるのもオツ。もちろん、盾もワルそうなルックスに変えておこう*7
       

Paragon について

  • Core:上記の通り、 Movement Speed を最大まで上げた方が良い。レベル 200 を超えたら、 STR か VIT を適宜増やしていく。
  • Offense:悩みどころだが、 Critical Hit Chance を推奨。手数では勝負できないので、 1 発で確実に仕留められるようにした方が結果的に Wrath 消費も抑えられる。その後、 Critical Hit Damage と Attack Speed はお好みで。
  • Deffense:装備と相談して、 Resist All か Life Regeneration 。
  • Utility:Resource Cost Reduction と Life on Hit との二者択一。 Cindercoat があれば、前者は後回しでも困らない。
     

立ち回り

  • 雑魚
    • できるだけ密集した集団を相手にした方が効率が良い。 Fire 度が下がるのでお勧めしないが、 Steed Charge で市中引回し( Draw and Quarter )をすると集団を作りやすい。パーティーなら馬場かモンク(たまに近接 Wiz )の周りに群がっているはず。
    • 手頃な集団を見つけたら、おもむろに突撃。装備と難易度が適切なら、 1 発で集団丸ごと吹き飛ばせる。残党が散らばってきたらトレインして集団を作るか、 Bowmen に任せてしまう。
    • 逃げ回る敵は後回しにして、 Bowmen で個別に撃破した方が良い。こういう手合いを馬鹿正直に追いかけると、飛び道具で思わぬダメージを受けることがある。
       
  • エリート、チャンピオン、ユニーク、ボス
    • このビルドに限った話ではないが、余裕があれば、まず状況を見る。 Fast/Knockback/Molten/Waller とかだと、為す術もなくハメ殺される危険がある。そのグループ自体はもちろん、すぐ近くに別のパックがいる可能性もあるので、あまり調子に乗って突っ込まないこと。
    • 安全と判断したら、 Bowmen と Bombardment を展開しつつ、ひたすら体当たりし続ける。雑魚と違ってすぐには片付かないので、開けた場所なら回転タコ殴り法を実践したい。つまり、花の形を描くように、集団を中心に据えながら突撃と離脱を繰り返しつつ、円を描くように立ち回る。
    • いちばん鬱陶しいのは、 Succubus 系の距離をとりながら debuff をバラまく敵と、 Wasp 系のちょろちょろ逃げ回る敵。パーティーに得意そうなキャラがいたら、 さりげなく 助けを求めた方が良いかも知れない。
    • Maximus 装備時で、デーモンさんが出てきたら、集団を挟むようにして愛のダンスを踊る。このとき馬が役に立つのだが、 Molten や Frozen 、 Jailer 、 Arcane Enchanted などは危険が大きいので、切り札として取っておいた方が良い。
       
  • アクティブスキルについて
    • Wrath 消費スキルは Shield Bash だけなので、 PhalanxBombardment はガンガン撃っていけば良い。 Piro MarellaCindercoat があれば Shield Bash のコストを 70% 前後カットできるので、残党狩りでプライマリを使っていれば、まずガス欠にはならない。
    • 一方、 Wrath を急速充電する手段はないので、戦闘時間が伸びるほど辛くなる。半遊撃タイプとはいえ、エリートの攻撃に耐えながらプライマリを撃ち続けられるくらいの防御力・回復力は確保したい。
       
  • ライフ回復について
    • Life per Second は 10,000 くらい、 Life per Hit は 5000 程度は確保しておきたい。攻撃は遅めなので、どちらかというと前者を重視した方が安定する印象だが、逆でも構わない。
  • 上記の推奨装備で、 Torment 1 なら余裕で回れる。 T2 も Pub で足手まといにならない程度には自立できるが、 T3 、 T4 辺りから辛くなり始める。

コメント

  • 無理を承知で作ってみました。プレイしやすいビルドではないけど、独自性は出せたと思ってます。生暖かいコメントをもらえると有難いです。 -- SB? 2014-05-23 (金) 22:12:24
  • ファッションコーディネートのところが参考になりました。ありがとうございます -- Unpoko? 2014-05-25 (日) 09:25:56
  • ノックアップは、ブレイサーのSTRONGARM BRACERSでは威力あがりませんかね? -- 2014-05-25 (日) 18:23:58
  • ↑ 適当な Strongarm Bracers を持っていないので検証できませんが、 One on One も Crumble も通常のノックバックの扱いだと思うので、固有効果そのものは発生すると思います。ノックバックの評判が悪いのか、他のクラスも含めて多くのスキル/ルーンで後退距離が減らされる傾向にあるので、その 1 つかと。ただ、実用性で言うと微妙だと思います。爆発/ノックバックはとどめの一撃だけで発生するので、爆発に巻き込まれる敵はたいてい同時に消し飛んでいて、ダメージアップのメリットがあまりないのです。一撃で吹き飛ぶ雑魚と、ある程度体力のある雑魚が同時に固まっている場面では役立つので、セットのピースや装備の揃い具合によっては十分有用なアイテムだと思います。 -- SB? 2014-05-26 (月) 00:07:13
  • 若干の加筆・修正。 Strongarm Bracers の一件も盛り込みました。 -- SB? 2014-05-30 (金) 21:43:27

*1 Heaven's Fury の Fires of Heaven は 40 Wrath を消費するが、特殊なので除外。
*2 Wrath コストを減らす方向なので Faith's Reward ルーンは相性が悪い。
*3 個人の感想です。
*4 Ring of Royal Grandeur をビルドの必須アイテムとする訳にはいかないので、これなしで考えます。以下同じ
*5 ただし、3ピースを2ピースに減らすと目に見えて弱くなるので、この鎧がないと3ピースボーナスが得られないという状況が続くのは避けた方が良い
*6 もちろん、性能が良く、クラフトで作れるという点で選択しているのであって、見た目優先という訳ではない。たぶん。
*7 ただし Jekangbord は禁止。ピンボーラー(盾投げビルド)と間違われる。筆者的には HellskullCoven's Criterion がお薦め。 Wall of Man も良いかも知れない。