コンセプト
patch2.6.7で新登場したセットPatterns of Justice使用ビルド。
このセットは細部のバリエーションこそあれ、基本的にはTempest Rushビルドを組むように設計されている。
その設計思想は「快適さ最重視!」であり、人類のために堕天までも敢行しNephalemと共に苦難の闘いを生き抜いた正義の大天使Tyraelの生き様とは真逆のお手軽さになっている。
長所
- 従来のTempest Rushビルドに自動発生のオプションを詰め込み、快適な戦闘が可能。
- 高速Run型のビルドに高GRで通用する火力を追加した形で、スキル実装変更でどちらにも対応可能。
- Main Handに旧来から存在しつつこれまで眠っていた武器を登用出来るため、死蔵品を活用するチャンス。
- セット効果に非常に高いリソース回復があるため、Spender-onlyビルドながら主砲の回転に困ることが無い。
短所
- 防御面をFreezeやSerenityの無敵時間に頼る部分が大きく、被ダメージ自体は高い。
- MonkはConvention of Elementsのサイクルが5属性あり、Cold PhaseにFlurryを開放するまでの待ち時間が長い。
- Tempest RushはChanneling継続中かつ静止中という状態が無く、Endless Walkの攻撃Buffを起動できないためAmuletの選択肢が少ない。
- Tree folkの根っこ攻撃でFlurryのスタックが解除されてしまう。2.7.4現在は対策も無いのでTree folkは全無視するしかない。
- 当ビルドに限った話ではないが、Monkは防御面のParagon LVへの依存度が高い。
戦い方
最初にSweeping Windを起動し、接敵したらTempest Rushで粉砕。
Sweeping Windは手動で随時更新するのが良いだろう。
Tempest Rushの使用によって2.6.7でLegendary Powerを得たWon Khim Lauが起動しCyclone Strikeが発生。
Cyclone Strikeをスキルバーに実装するか否かは、主にConvention of Elementsを使うか否かに依る。
Tempest Rushの移動攻撃部分が十分なダメージになるコンテンツをプレイする場合は特にCoEの必須性は低く、Cyclone Strike/Wall of Wind(凍結効果)を実装することを推奨。Tempest Rushを当てるだけでCyclone StrikeのpullとFreezeによるCesar's Memento起動が連鎖的に発生する。この場合は必須部位以外の装備を移動速度に寄せてより快適なSpeed Run仕様にすることが可能。
自己ベスト近辺のPushingにおいてはTempest Rush/Flurryのスタック解放ダメージが主体になり、こちらはCoEのCold Phaseに合わせてFlurry解放が最も効率的と言える。必然的に解放の直前にCesar's Mementoを起動させたいため、起動条件のトリガースキルは自動発生の凍結ではなくBlinding Flash/Faith in the Lightの手動起動がベターになる。
スキル実装が異なるので練習は必要だが、装備は特に変更する必要が無いのが強み。(Speed Run仕様でもCoEを使って特に問題無い。)
高GRに際し火力増強のためにSquirt's Necklaceの導入を考える場合はSerenity連打による無敵時間の発生頻度が焦点になる。
アクティブスキル
共通 | |
Sweeping Wind / どれでも | |
ビルドの要だが、セット効果で全Rune選択状態になるのでお好みで。 | |
Tempest Rush / Flurry(停止時に追加攻撃) | |
主力。特にCoEを使う場合、Cold PhaseにこのRuneの開放効果を合わせることが最重要になる。 | |
Epiphany / Desert Shroud(被ダメージ半減) | |
脆いビルドなのでこのRuneによるDR50%は可能な限り常時起動していたい。 | |
Mantra of Salvation / Agility(回避率向上) | |
お好みでHard Target(Armor向上)、Perseverance(レジストボーナス40%)でも可。高速RunではWind through the Reeds(速足10%)。 | |
Pushing/自己ベスト近辺TierでのEXP Run用 | |
Bliding Flash / Faith in the Light(ダメージ強化) | |
CoEのCold Phaseに合わせてFlurry解放を行うため、その直前に手動でCesar's Mementoを起動する。Cyclone StrikeはWon Khim Lauで発生するNo Rune版に一任。 | |
Serenity / Ascention(4秒持続) | |
可能な限り無敵時間を維持しSquirt's Necklaceのデメリット相殺等に繋げる。このスキルは効果終了までCooldown回収が始まらないので完全無敵維持はできない。ダウン中は少なくともEpiphanyを起動できるようにしたい。 | |
Farming/Run用 | |
Dashing Strike / Way of the Falling Star(移動速度up) | |
Monk定番の機動力スキル。Farm用なので属性は無視してよく、Runeも好みのもので可。 | |
Cyclone Strike / Wall of Wind(凍結) | |
先述の通り、凍結でCesar's Mementoを起動。 |
パッシブスキル
Beacon of Ytar | |
Epiphany維持、各種スキルの回転、Captain Crimson's Trimmings前提の火力増強に。 | |
Harmony | |
防御面の定番。 | |
The Guardian's Path | |
Monkの撃たれ弱いビルドは被ダメージカットやResistよりDodgeに寄せた方が有利な局面が多い。 | |
Seize the Initiative | |
接敵したら一気に手数で削るためのpassive。 | |
Near Death Experience | |
余りにも死ぬ場合は育つまでこれを使う。 |
Paragon LVが育ち装備が充実して防御面・生存性に問題が無くなってきたら、いずれかの防御的なPassiveをRelentless Assaultに差し替えてより火力を積み上げたい。
装備
- メインスキルのダメージボーナスがrollする部位
- Helm、Boots
- 優先stats
- Crit Chance、Crit Damage、Cooldown Reduction、Area Damage、Life on Hit
- Obsidian Ring of the ZodiacでEpiphany・SerenityのCooldownを回収する想定の場合に限り、Cooldown Reductionの優先度は多少下がる。
- Crit Chance、Crit Damage、Cooldown Reduction、Area Damage、Life on Hit
- Class Set
- Patterns of Justiceセット
- patch2.6.7で登場の新セット。外観は堕天前のTyraelがモデルと思われる。
優先statsは多いが、基本的には左にある物ほど優先。Paragon LVが充実して装備側はDexより装備にしかrollしない能力を優先するようになるにつれ、少しずつ完璧を求めて行きたい。
BootsかPantsのいずれかを外し、CubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を確保。
- patch2.6.7で登場の新セット。外観は堕天前のTyraelがモデルと思われる。
- Patterns of Justiceセット
- Craft Set
- Captain Crimson's Trimmingsセット
- 定番の地位についたCraftセット。Cooldown Reduction、Resource Cost Reductionとも欲しいビルドなのでありがたい。
Belt + Pants or BootsをこのセットにしてCubeのRing of Royal Grandeurでフルセット効果を維持するのが定番
- 定番の地位についたCraftセット。Cooldown Reduction、Resource Cost Reductionとも欲しいビルドなのでありがたい。
- Captain Crimson's Trimmingsセット
- Main Hand
- Won Khim Lau
- 2.6.7にてTempest Rushヒット時にCyclone Strikeを起動するLegendary Powerを得た。
Lightningボーナスが固定付与されるものの、現状はTempest RushもSweeping WindもCold属性が一般的。勿論、Lightning属性のRuneではビルドが成立しない訳ではない。
- 2.6.7にてTempest Rushヒット時にCyclone Strikeを起動するLegendary Powerを得た。
- Won Khim Lau
- Off Hand
- Azurewrath
- 特に2.6.7で強化を受けた訳ではないが、Coldボーナスと高いFreeze on Hitを持ち、Primary Affixのフリー枠が2しか無いので良品に仕上げやすい隠れた逸品。
Tyraelを模したセットで堕天前の副官Izualの武器を使うのはフレーバー的にも美味しい。
FreezeによるCesar's Memento起動を確率に頼る形になるので、どちらかと言えばFlurry開放を絶対視しなくても事足りる難易度向けと言える。
- 特に2.6.7で強化を受けた訳ではないが、Coldボーナスと高いFreeze on Hitを持ち、Primary Affixのフリー枠が2しか無いので良品に仕上げやすい隠れた逸品。
- The Burning Axe of Sankis
- 疑似Ignore PainとFire Bonusを備えたLegendary 1-handed Axe。
最終的に攻撃重視に仕上げると脆さが目立つ当ビルドの防御手段の一つ。
Fire BonusをStone of Jordan仕様で活かすことも出来る。
- 疑似Ignore PainとFire Bonusを備えたLegendary 1-handed Axe。
- Pig Sticker
- Primary Affixが5枠あり、BeastとHumanにはダメージが向上するLegendary Dagger。
Legendary Powerは無いに等しいが様々なビルドで使われている人気アイテム。
- Primary Affixが5枠あり、BeastとHumanにはダメージが向上するLegendary Dagger。
- Echoing Fury
- 高速Run向け。高いFearをRechel's Ring of Larcenyと組み合わせるとベター。
- Azurewrath
- Bracers
- Cesar's Memento
- Blind・Freeze・StunでトリガーするTempest Rush関連Legendary。
補正値が高いだけにJuggernautに無効なタイプのトリガーなのが惜しい。
- Blind・Freeze・StunでトリガーするTempest Rush関連Legendary。
- Cesar's Memento
- Rings
- Ringの候補は多いので、まずはプレイヤーが常時変身に興味があるか否かでObsidian Ring of the Zodiac、続いてFlurryの開放にはConvention of Elementsが必須だと考えるか否かでこれらの採用是非を決めると良いだろう。
手元のAmuletとBracersがLightning Bonusで揃っている場合などはStone of Jordan型でまとめるのも悪くない。 - Convention of Elements
- 特にTempest Rush/Flurryとの相性が良い。ただしMonkは属性サイクルが5つあるためプレイヤーの好みで採用判断。他の4属性Phaseの間にFlurryのStackを稼ぎ、Cold PhaseにCesar's MementoをトリガーしてStack解放ダメージを入れるプレイングとの噛み合わせの良さは確か。
- Stone of Jordan
- Elemental Bonusを持つ武器が候補に上がりやすいビルドのため、SoJで全属性にボーナスを均等化するケースもある。
- Obsidian Ring of the Zodiac
- Unity
- 不死化RelicつきのFollowerに同じ物を装備させる前提の被ダメージ半減Ring。このビルドはDodge Chanceと無敵時間に防御面を頼るため、慣れるまでは頼れる。
- Rechel's Ring of Larceny
- 敵にFearを付与するとMovement Speedが超加速するRing。折角のSpin to Win系ビルドなのでFarming用にEchoing Furyとセットで1個押さえておきたい。
- Ringの候補は多いので、まずはプレイヤーが常時変身に興味があるか否かでObsidian Ring of the Zodiac、続いてFlurryの開放にはConvention of Elementsが必須だと考えるか否かでこれらの採用是非を決めると良いだろう。
- Amulet
- Squirt's Necklace
- Tempest Rushは定番のEndless Walkセットの火力Buffを起動できないため、Amulet1枠で最も戦力に影響するのはこれになる。
- デメリットを嫌う場合はHellfire Amuletや各種単一属性吸収Amuletでも構わない。
- Squirt's Necklace
Kanai's Cube
- Weapon
- Balance
Tempest Rushのダメージを強化する2-handed Daibo。武器枠はこれで固定。
- Balance
- Armor
- Mantle of Channeling
- Channelingビルドの定番。攻防に恩恵のあるShoulder。
- Aquila Cuirass
- Lefebvre’s Soliloquy
- Stone Gauntlets
- 脆さの対策を最優先する場合はこれら防御的なアイテムでも構わない。
- Mantle of Channeling
- Jewelry
- Ring of Royal Grandeur
- 重ね着を行うビルドのCube Jewelry枠定番。
- 重ね着を行うビルドのCube Jewelry枠定番。
- Ring of Royal Grandeur
Legendary Gem
- Taeguk
- その気になればRift開幕からRG撃破までTempest Rushしっぱなしのビルドなので有効。
- Bane of the Trapped
- 本体が敵中に特攻するビルドなので有効活用できる。
- Bane of the Stricken
- 当ビルドはRG戦が長引くため、蓄積もRGボーナスも欲しい。
- Molten Wildebeest's Gizzard
- Squirt's Necklace維持に自信が無い場合の選択肢。
- Squirt's Necklace維持に自信が無い場合の選択肢。
Followers
- Templer
- ある程度Paragon LVが高まるまでは脆いビルドに属すので、Heal持ちの前衛は頼れる。
- Scoundrel
- 高難度ではダメージ発生がFlurry開放時に限られるため、Night's Veilのタイミングが噛み合いにくい。
- Enchantress
- ORoZ抜きで常時変身を狙う場合はProphetic Harmonyが大前提なので1択。
- ORoZ抜きで常時変身を狙う場合はProphetic Harmonyが大前提なので1択。
その他
- 当ビルドの防御面とSquirt's Necklaceの話
- Monkは全体的に防御面をParagon LV上昇に伴うDexのArmorへの還元に依存する部分が大きく、PL3000くらいの段階だとSquirt'sを付けて次のCold Phaseまで生存すること自体が難しいレベル。
- 他のビルド同様、Monkの手数 + Life on Hitで生存性を確保することが求められる。
- Non-Seasonで検証する限り、PL5000近辺からSquirt's採用が余り苦しく無くなってくるようだ。
- 防御面にBuffが入るSeasonal Themeがある場合には、もっと早い段階から運用が楽になってくるだろう。
- Stone of Jordan型
- Won Khim LauにLightning Bonusが固定されているのを勿体無いと考える場合の構築例にStone of Jordanを使うものがある。
この場合、SoJ自体を含めAmulet・BracersのElemental BonusもLightningで統一し、その上でスキル実装は従来通りCold属性のFlurryとする形になる。 - SoJの効果は分かりにくいかもしれないが、装備者の全Elemental Bonusが最大値の属性と同値にまとめられる。
- 上記の例ではLightning Bonusが最大で計+85%となり、Monkが扱える他の属性:Physical・Fire・Cold・Holyにも同値の+85%が適用される。
- Won Khim LauにLightning Bonusが固定されているのを勿体無いと考える場合の構築例にStone of Jordanを使うものがある。
- Tempest RushビルドにおけるMonkey King's Garb仕様との差異
- Patterns of Justiceセットのデビュー当初は、ほぼ同じ内容のビルドをSWKセットで組んだ方が強いと言われていた。
patchが進んだ2.7.4現在では「特に意識しなくてもResource回収が十分」「Set構成の差でAmuletがフリー」の2点においてPoJセットの方がベターとする意見が有力。
patch2.7.5(Season28)でPoJの6pieceボーナスが20,000%に伸び、Tempest Rushの専門家の地位は不動の物になった。
- Patterns of Justiceセットのデビュー当初は、ほぼ同じ内容のビルドをSWKセットで組んだ方が強いと言われていた。
- 天敵の存在
- 短所の項で述べた通り、Tree Folkの根っこ攻撃によってTempest Rush/Flurryのスタックが強制的に開放されてしまうため、殊にPushingにおいてはこれらの敵はスルーした方が良い。逆にTempest Rushの移動攻撃部分をダメージとして扱える難易度をプレイしている場合は気にする必要は無く、普通に狩って問題無い。
- また、EliteのAffixであるWormholeに入った場合もTempest Rush/Flurryのスタックが強制的に開放されてしまう。
こちらは目視で避けるしか無いが、転送さえされなければ問題は無い。 - 更にPushing仕様でCesar's MementoのトリガーをBlinding Flashにしている場合は、Rift GuardianがBlind無効のVesaliusだと大幅なタイムロスが発生するためクリア可否に直結する。
- 時折、Tempest Rushで全然ダメージが出なくなったように感じることがある
- その際はSweeping Windが切れていないか確認する意味で再起動し、それでも変わらない場合は一度Channelingを停止してFlurryの追加攻撃を発生させると正常に戻る場合があるので、試してみるといいかもしれない。
- その際はSweeping Windが切れていないか確認する意味で再起動し、それでも変わらない場合は一度Channelingを停止してFlurryの追加攻撃を発生させると正常に戻る場合があるので、試してみるといいかもしれない。
コメント
- 多分ですが、チャネリングダメージ決定のタイミングが「チャネリング開始時のみ」のため、 -- 2020-01-12 (日) 15:51:35
- (続)チャネリング開始時にSWが起動していないとJusticeの効果が乗らない&チャネリングをやり直すと効果がちゃんと乗るのではないか、と -- 2020-01-12 (日) 15:53:32