【たこまじん】

Last-modified: 2024-03-31 (日) 19:47:03

概要

DQ4に登場する、薄紫色のまさしくタコなモンスター。漢字変換すれば「蛸魔人」または「蛸魔神」。
【エレフローパー】の上位種であり【ダゴン】の下位種にあたる。
星ドラには似たような姿のオクトダスがいる。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】ではDQ4のページに原画が「No.2」として掲載されており、同書ではダゴンと解説されているものの、カラーリングは明らかにたこまじんのものである。
元々はこれを元にエレフローパーやダゴンが作られたようであるが、
現在のところDQ7やモンスターズに登場した色違いたちと違って外部出演はダイの大冒険くらいしか出ていない。

DQ4

FC版の発売前にはすでに名称が判明していたにもかかわらず、実際に発売された時にはほぼ【没モンスター】に近い立ち位置になっていた変わり種。【公式ガイドブック】にも掲載されていない。
実は、「【海鳴りのほこら】から出た直後にエンカウントしたとき」のみ出現する可能性がある。
また、条件は不明だがここで出る他の半没モンスターたちが他の海域で出たという報告がちらほらある。
 
通常攻撃に加え、【こおりのいき】を吐いてくる。
落とすアイテムは【ブーメラン】
 
また、【ソレッタ】で釣りをしている商人の会話には

このあいだなんか たこまじんを つりそこないましてねえ。いや ほんと!

と、何事もなかったかのようにコイツの名前が出てくる。
 
上述した原画に加え、公式ガイドブックではエレフローパーとダゴンが「タコ魔属」と表記されており、このモンスターがこの系統の基準的存在だったと思える。
発売から半年以上前の1989年中期あたりまでは、各誌のDQ4特集記事では新登場モンスターとしてよくそのドット絵姿を見せていた。
『ファミリーコンピュータMagazine』では1989年11号(6月2日発売)で「手足の数だけ生命力=HPが高そうな気がするヤツだ」とあった。HP120なのであながち間違ってもいないが、むしろそれはダゴンに近いかも…
また、発売直後の『ファミコン通信』ではダゴンの項目に「たこまじんのパワーアップ版」とコメントが書かれていたこともあった。

リメイク版

【海】でようやく普通にエンカウントするようになった。とはいえ海上はエンカウント率が低めなので、冒険の最中一度も遭遇することがなかったプレイヤーもいるのではなかろうか。
行動はFC版に準拠しているが、2回行動が新たに加わって厄介さが増した。
ちなみにもともとDQ7のダゴンと同じ色だったが、今作では赤い色に差し替えられている。
落とすアイテムはFC版から変更された【クロスボウ】。……実質的には名前が変わっただけの同性能武器だが。
 
ちなみに、PS版で【移民】として登場する【船乗り】【ステッド】は、

今でこそ 海で たまに見られる たこまじんや ピラニアンは 以前は とても数が少なかったのだ。

となかなかメタな発言をしてくれる。

ダイの大冒険

読み切り時代の「デルパ! イルイル!」では発売前のDQ4宣伝の一環で、金色の【魔法の筒】から呼び出されたモンスターの一員として、この系統モンスターが登場している。
カラーが不明なため正確にはこいつとは断定できないが、上述のように開発中にドット絵が公開されていたため(ダゴンやエレフローパーは公開されていなかった)、たこまじんとして描いた可能性が高そうである。
FC版では没モンスター扱いだったのに、漫画には出られたという稀有な例。
終盤になってから、このとき一緒に登場した【さそりアーマー】系や【ライバーン】系が【魔界】のモンスターであったことが判明したため、こちらも魔界のモンスター扱いとなっている。
 
アニメでは新旧いずれも、「デルパ! イルイル!」該当部分は展開が改変されたために出番が削られた。