【ねる】

Last-modified: 2024-01-29 (月) 19:49:42

概要

寝る。横になって脳や身体を休ませ、疲れを取ること。
DQなど多くのRPGでも【宿屋】【ベッド】で寝ることで回復することができる。一方、戦闘では意思と無関係に眠らされて行動できなくなることがある(【眠り】を参照)。
DQ6とPS版DQ7ではその2つの要素を応用した移動中の【とくぎ】として登場。また、DQ9とDQ10オンラインでは【しぐさ】の一つとして登場している。

特技としてのねるに関する解説

移動中のみ使える特技。MP消費は無し。
発動すると使用者はどこにいても眠り、一歩歩くごとにHPとMPを1ずつ回復できるが、エンカウントが発生すると眠った状態のまま戦闘が開始するというデメリットがある。
一度戦闘を行う(逃げてもOK)か、別部屋または別階層へ移動すると起きる。
なお、移動中であれば眠っていてもなぜか呪文等は問題なく使える。 
 
一見ネタのような特技だが、登場するDQ6、DQ7ではほぼノーリスク・ノーコストでMPを回復できる数少ない手段。
似たような効果に 【めがみのゆびわ】 があるが、デメリットをつけた替わりに、入手(習得)時期を大幅に早め特技化したようなもの。
入手の遅さという最大の問題点が改善されている形であり、同様にフィールド、ダンジョンどこでも回復効果を得られることから意外と侮れない。
上記のデメリットでバランスを取ろうとしたのだろうが、【エンカウントリセット】で容易に踏み倒せてしまう。
極端な特技偏重で名高いDQ6・DQ7だが、この特技もMP管理という概念を根底から覆しかねないある意味で危うい存在だったと言える。

DQ6

本作で初登場の特技。
【遊び人】の★5で習得する。
馬車の外に出ているメンバーにしか効果はない点には注意。
とはいえ、「いれかえ」で起きているメンバーと簡単に交代できるため大したデメリットになっていない。
本作から採用された【歩数エンカウント】のおかげで運悪く眠った直後にいきなり敵と戦闘するというようなリスクもない。【しのびあし】と併せるとより効果を発揮できる。
また、フィールドでは【空飛ぶベッド】【まほうのじゅうたん】で文字通り寝ながら移動すればついでにHPとMPが回復するので相性が良い。
問題は遊び人にして熟練度稼ぎをしなければならない点で、主人公以外の主要メンバーに早期から覚えさせるのは現実的ではない。
主人公は【スーパースター】ルートでの育成を行うこともしばしばあるので活用することもあるだろう。

DQ7

【羊飼い】の★4で習得する。
馬車が無いためDQ6に比べると少々使い難くなってはいるが、エンカウント率が低下しているので強力なことに変わりはない。
DQ6に比べて半分の33回の戦闘で習得でき、羊飼いが他にも優秀な特技を覚えるのも相まって習得のハードルは低い。
攻撃面に関しては引き続きMP無消費の特技が主役だが、回復面では呪文の出番も多く、主に回復を担当するキャラに習得させておくと恩恵が大きいだろうか。

リメイク版〈没〉

キャラクターがフル3D化し、寝ながら歩くのはあまりに不自然なためか、削除。
しかし内部データでは残っており、無理やり使わせることもできるが何も起こらない。
この特技に限らず、3DS版では削除されてしまったPS版にのみ存在する特技は、すべて没データとして残っている。
 
性能面でも、【すれちがい石版】を利用していると【まほうのこびん】【まほうのせいすい】が湯水のごとく手に入るので、仮に続投していてもまず使われることはなかっただろう。

DQ9

特技としてではなく、【しぐさ】の一つとして登場している。
最初から覚えていて、その場でオッサンが寝転びながらテレビを見ているかのような行動をとる。

DQ10オンライン

しぐさの一つ。種族・性別によって寝方が異なる。
ちいさなメダル15枚との交換で覚えられる。
詳しくは【しぐさ書・ねる】を参照。