【ぶきや ぼうぐは かならず そうびしてください! もっているだけじゃダメですよ!】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 09:35:51

概要

DQ2の【スタート地点】である【ローレシア】で兵士が言うセリフ。
DQ1では装備品を購入または入手した時点でステータスに反映されるが、DQ2では【そうび】コマンドが導入されたため、初心者プレイヤーに対するチュートリアルとしてわざわざ説明するセリフが入れられた。
なお【取扱説明書】のゲーム画像では、城の左下にいる人物が

*「ぶきや ぼうぐを もっていても そうびしてないと こうかが ありません。

と言っていたが、製品版では変更になった。
製品版では、もう2人の仲間の情報を言う。
 
表現はやや異なるが、以降のシリーズにおいても、似たようなことを言うNPCがいる。
DQ3では【アリアハン】の城の兵士が

*「ぶき ぼうぐは そうびをして みに つけるように! もってるだけでは だめですぞ!

DQ4では【バトランド】城下町の戦士が

*「あたらしく ぶきや ぼうぐを かったなら そうびしなおすことを わすれるなよっ!

DQ5では【サンタローズ】の戦士が

*「坊や 知ってるかい? 武器や防具は もってるだけじゃ ダメなんだぜ。
*「ちゃんと そうびして はじめて つかいこなせるってわけさ。
*「洞くつなどで 手に入れた時も そうびするのを 忘れずにな!

と言う。
 
さらにSFC版DQ1に準じそうびコマンドが存在、ラジオ音声とシンクロしたBSDQ1では、おばば

そうそう、王の部屋でつるぎを手に入れたようじゃが、きちんと「そうび」したかえ?
持っているだけでは何の意味も成さんぞ。

と発言。ついに声優によるボイスで表現された。
 
DQシリーズは、武具を「装備せずに持ち歩ける」RPGであり、それゆえ重要なセリフである。
DQ2では、冒頭で【ローレシアの王子】に与えられた【どうのつるぎ】を装備しなければスライム相手すらままならない。
DQ3では、主人公である【勇者】が最初から武器防具を装備しているが、仲間は皆布の服1枚(NES版を除く)で、王様から仲間用の装備がいくつかもらえる。
DQ4では初めに操作する【ライアン】が最初から武器防具を身につけており、多くのプレイヤーは最初の追加装備は店で買うことになる。
DQ5では店で買った時に自動で装備するかどうかの確認が出るようになり、序盤の民家や洞窟でも装備がそろうようになった。
以上のことから、それぞれの事情に合わせてセリフが変わっている。
変わった所では、リメイク版DQ1ではラダトーム城2階の兵士から「武具を買うといい」というアドバイスだけは聞けるものの、作中では装備コマンドの存在は教えてもらえないというパターンもある。しかし、武具を買うと店側が「さっそく 装備するかい?」と尋ねてくれるし、「せっかく買ったんだから装備しなきゃな!」と教えてくれるため、持ち腐れるという事態はそうそうない。
また、DQ6の【ロンガデセオ】にある隠れ酒場にて有料(50G)で教えてくれる「とびきりの情報」の中身としてこの台詞が登場する。

*「武器や 防具は もっているだけじゃ ダメだ!
*「ちゃんと 装備しないと 効果が ないからな!

もちろん男のせこい騙しであり、ならず者も少なくないこの町を象徴するやりとりになっている。一応「情報」なので嘘を言ってないのが小憎らしい。
DQ11では【イシの村】を旅立つ際に村人が

「ちなみに 武器や防具は 
 持っているだけじゃ 意味がないからな。
 ちゃんと 装備するんだぞ。

と言う。
 
しかしながら、中盤以降では武器防具を道具として使うことが増える為、持っているだけで十分なケースも多い。
そういった意味ではこの台詞は必ずしも正しいとはいえない。
上述の、変更前のDQ2のセリフは特に不正確さが際立っていたということになる。
とはいえ初心者にとっては、武具を道具として扱う「応用」より、武具を武具として扱う「基本」が重要。
それをしっかり叩き込む意義は大きい。応用は、基本がしっかりできた後で良いのである。
そのため、DQ6の【カルベローナ】のように、武具を道具として扱うことを教えてくれる通行人も登場する。
武具を武具として扱うことを常識レベルで覚えているからこそ、こういう追加のアドバイスもすんなりと理解できるのだ。
ただし、DQ9とDQ10では装備していないと道具として使えなくなってしまった。
 
ちなみに、モンスターの中にはDQ2の【オーク】【メタルハンター】、DQ3の【トロル】(FC版のみ)、DQ7の【がいこつ】の様に、同系統のモンスターが武器を装備しているにも関わらず武器を持っていない下位種もいる。
にも関わらず武器をドロップすることがあったり、DQ8の【かげのきし】【せいどうの盾】の様にドロップする武器や盾を装備する手が空いていたり、あるいは同作の【くさったしたい】【くさりかたびら】のように、ソイツの守備力がドロップする防具未満だったりすることがあるため、時たまこの台詞をつっこまれる。
 
ネット上で使われる場合は
「武器は装備しないと意味がないぞ!」(多少の表記ブレ有り)
と表記されることが多い。