【キラーリカント】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:02:34

概要

DQ1で初登場した狼男のモンスター。
以降のシリーズに脈々と登場する【キラーパンサー】など「キラー」という分かりやすい接頭辞の付くモンスターの開祖。
体色は基本黄色(金色?)だが、作品によっては山吹色だったりもする。
色違いに【リカント】【リカントマムル】がいる。
DQ3には【ダースリカント】という一見同種のような名前のモンスターが出たが、こちらは【ごうけつぐま】系統の熊のモンスターでまるで姿が違う。
なのだが、後に刊行された書籍【モンスター物語】にはこいつとキラーリカントの意外な繋がりを描いた話が存在する。
 
DQ1のモンスターには多いことだが、古株でありながらなかなか再登場の機会に恵まれず、割と影の薄い存在だった。
近年の作品になってようやく出演の機会が増えてきている。

DQ1

【ドムドーラの町】【メルキド】周辺、【魔の島】【竜王の城】1Fと地下1Fと、割と広範囲にわたって登場する。
攻撃手段はリカントと同じく通常攻撃のみ。
【リカントマムル】が使ってきた【マホトーン】は使わない。
完全なガチンコ脳筋モンスターである。
 
芸のないやつではあるが、こちらからできる対策も特にない。
呪文を使わないのでマホトーンは意味が無いし、【ラリホー】も成功率がほぼ五分五分の丁半博打なので下手に固執しても被害を拡大しかねない。
ここは素直にレベルを上げて物理で殴るのが正解だろう。
何気に回避率が7/64と高く、全モンスター中【かげのきし】に次ぐ2番手。会心の一撃を避けまくる光景もザラにある。
とはいえ、かげのきしの回避率は15/64と異常に高過ぎるだけであって、こちらは半分以下の数値なのでそこまで気にするほどのことはない。
物理攻撃でゴリゴリいこう。
 
一応攻撃呪文耐性は皆無なので【ベギラマ】を使えばほとんどの場合、一撃で倒せる。
ただ、ベギラマを覚える程のレベルであれば直接攻撃のみで容易く倒せるはず。
このモンスターをあっさり倒せるようになれば、そろそろ竜王打倒も視野に入ってくるだろう。

リメイク版

ラリホー耐性が完全に無くなり、確実に通用するようになった。初手で眠らせてしまおう。
自慢の回避率も下げられてしまった。

小説版

ドムドーラと魔の島で、それぞれ集団で出現した。
リカントは人の話の中にしか登場せず、マムルは名前すら出て来ないため、このキラーリカントが唯一主人公と戦闘するシーンのあるリカント属である。

ゲームブック(双葉社)

ドムドーラの入口で登場。倒さないと町に入ることはできない。
シンペー爺さん(ゲーム版での【ゆきのふ】に当たる)は、このモンスターに追われて【メルキド】へ逃げ出したらしい。

DQ7(リメイク版)

【トクベツなモンスター】No.056。
公式配信石版【氷の竜がすむ洞くつ】【天空のまものたち】に出現する。
通常の打撃と、鋭い爪や牙による2種類の強化攻撃を使う。
モーションが雄々しく迫力があるが、能力はさほどでもないので大して痛くない。
毛皮は相変わらずレモン色だが、一応黄金色ということなのか獲得Gが1匹あたり233Gと多め。
さらにドロップアイテムは【まじゅうのツメ】で、強さの割に報酬がおいしい敵。
 
【モンスターパーク】では洞窟エリアに配置。
意外とフレンドリーな性格で、力自慢らしく「腕相撲でもするかい?」と持ちかけてくる。

DQ9

久しぶりに系統3種類が揃って再登場。
リカント族最強のアサシンとされ、最上位種の地位を守っているが、吹雪で獲物が見つからずに腹を空かせており、ちょっと気が立っているのだとか。
また、体色は山吹色、服の色が紫色から青とカラーが微妙に変わった。
そんな紹介をされることからもわかるとおり、エルマニオン雪原やエルマニオン海岸などの寒冷地に住んでいる。
爪を振り回す強化打撃やスカラのほか、やはり下位種と同様に【テンションバーン】を使う。
耐久力はそこまで極端に高いわけではないので、一気に畳み掛けて殺そう。
この手の魔獣のお約束として魔獣の皮を落とすほか、初代で身かわし率が高かった名残か、レアでみかわしの服を落とす。
 
なお、今回は凶暴なだけの獣人ではなく、エルシオン学院のクローイン先生の一番弟子としても登場。
ツメスキル絡みのクエスト【3人の弟子】では試験官も勤めており、ツメで戦って彼に認められる必要がある。
台詞付き。しかも結構フレンドリーで、向上心に溢れる努力家としての面を見せており、なかなか好印象。
こいつや【メタルハンター】に限ったことではないが、本作のモンスターには友好的な奴も多い。

バトルロードビクトリー

ビクトリーの【レジェンドクエストI】に敵として登場する。
モーション等が使いまわしでない完全に新しいモンスターである。
また、レジェンドクエストIをAランク以上でクリアするとカードが貰えるので、こちらで使用可能となる。
 
ステータスはHP:633 ちから:87 かしこさ:63 みのまもり:51 すばやさ:72。
技は「毒手」と「気孔弾」。
前者はいわゆる急所狙い系の技なので、相手に一桁台か単体のHP相当のダメージを与える。
しかし、運要素が絡む上に、マイナス効果としてこの技使用後に自分が毒によるダメージを受けてしまう点に注意。
後者は気合の塊を吐き出し、敵全体に向かって叩きつけて爆発属性のダメージを与える技。
特技ではなく、ブレス技である事に注意。基本的にこっちがメインの技にならざるを得ない。
また、バトルマスターと組む事で、毒手が「テンションカウンター」に変わる。
こちらは9で新たに習得した【テンションバーン】と、その他カウンター技を組み合わせたもの。
攻撃を受けると反撃し、その後一定の確率でテンションが上がる。
しかし、なまじ自身の回避率が高めなばかりに攻撃を喰らいにくく、思うようにテンションが上がってくれない。
相手が呪文主体なら話は別だが。
真・はやぶさ斬りの2回攻撃と、テンションカウンターが連続で決まると早くゆうきゲージが溜まり、見知らぬ人との対戦ではそこそこ使われていた。
 
レジェンドクエストの敵として登場したときはちょっとした初見殺し。何も知らないまま突っ込んで毒手で返り討ちに遭う事も少なくないようだ。
その章では主人公に【セラフィムのローブ】を装備させておくと良いだろう。

スキャンバトラーズ

本作では珍しい10未登場モンスターの一種で、5弾より登場。
レアリティは星4のギガレアで、レベルは112。武闘家と相性が良い。連携はわるだくみ。
ステータスはHP:1256、ちから:1145、すばやさ:191、かしこさ:302、みのまもり:823。
技は赤ボタン:きりさく→もうどくのツメ(5)→ばくれつ気功弾(100)、青ボタン:どくのきり→もうどくのきり(20)。
毒にする技が多く、状態異常耐性も高め。

ビルダーズ1

2章に登場。敵個体は旅のとびら・緑の先の草原地帯に生息する。
攻撃パターンはリカントマムルと同じ。ただし混乱攻撃はしない。
落とすアイテムは【リカントの毛皮】【やくそう】
 
旅のとびら・青の先の大陸では道場を築いており、弟子のリカントと共に修行をしている。
混乱攻撃が大の苦手とのことでリカントマムルに苦戦しており、【天使の気つけやく】を求めており、薬を渡すと【理性のリング】をくれる。
ちなみに、混乱を無効化するリングを持っているのにリカントマムルに苦戦しているのは、指が太すぎて指輪を装備できないため。
 
台詞で「勝利しようしている」と脱字がある(正しくは「勝利しようとしている」)。

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】【ローラの門】までの道中および、【ヤミヤミ島】の枯れ木地帯に出現。
左手を振りかぶったら連続で攻撃してくるので注意。
獣のモンスターなので【ほのおのつるぎ】が有効だが、かなりのHPを誇り、仲間数人がかりで叩いてもなかなか倒せない。
落とすアイテムは【毛皮】【くすりの葉】
 
ちなみに【破壊天体シドー】にて出現するリカント系の【黒い魔物】もこいつと同じ左→右の連続攻撃をしてくる。

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。武闘家専用のレア。

5/4/5
おうえん におうだち
死亡時:味方リーダーのテンション+1

これ1枚で2回テンションを上げることができる。
におうだちを持っているため、死亡時効果の発動を強制させられる。
元々HP4だったが、4・5弾スタン落ち直前の大量バランス調整にて、スタン落ちカードたちに紛れて上方修正された。

ウォーク

2019/9/19~10/24まで開催された「DQ1イベント」にて特定のイベントクエストを受注している間のザコ敵として登場した。
こころの色は青でコストは44。グレードSでスカラを覚える。

タクト

魔獣系のBランク、こうげきタイプで登場。
レギュラーSPスカウト等で仲間にすることが可能。
使用とくぎは「せんこうづき」/【ふうじんぎり】/【ばくれつけん】

その他

モンスター物語では、3のアレフガルドに生息していた【ダースリカント】がコイツに転生したと言われている。
また、携帯サイト「DQカジノガルド(2009年にサービス終了)」では激レア扱いで、ごくまれに木のダンジョンに出現していた。