【ギラン】

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章

イシスの砂海を仕切る砂船乗りで、【キラ】の養父。声優はコミックCDでは幹本雄之。映画では堀之紀が担当。
好色で酒飲みでいい加減な性格をしているが、根はしっかりしているようで、
キラからは「だらしないが、世界一イカした父ちゃん」と賞されている。

劇場版アニメではアルスがキラが捕まえたせみもぐら（と勘違いしたティーエ）を助け出すため、キラの家に忍び込んだ際に登場。しかし高いびきをかいて寝ていた。

略歴

元々は金のためなら世界のどこへでも赴く密輸商人。
しかしサマンオサ南部の森を移動中に、瀕死のキラの母親へザーから赤子のキラを託される。
それ以降は出生の秘密を隠してキラを息子として育てあげる。
その際に密輸商人から足を洗い、イシスの砂船乗りとして生計を立てるようになった。
　
立ち寄ったアッサラームの街で【魔剣ネクロス】に操られた【サーバイン】の殺気を気取った【ルナフレア】が、
アルスたちに先んじてサーバインと対峙するも、剣を跳ね飛ばされ劣勢に陥っていた。
そこに彼女の意図を読み取り、後を着けていたギランが加勢するも、
【幻魔剣】によりルナフレア共々呪文や薬草では回復不能の瀕死の重傷を負わされてしまう。
ほどなくして、ルナフレアはこの傷が原因で命を落としてしまうが、
彼は【ファン】の気功術による治療が間に合い、辛うじて一命を取り留めることとなる。
　
その後は傷の療養の為、アッサラームに残るが、アルスがあの世から帰還する際に久々に登場。
【異魔神】との最終決戦ではファン共々、何隻もの飛空艇を狩り参戦。
空中の異魔神に向け砲撃を行うも全く通じず、一瞬で撃墜されてしまった。
墜落後はなんとかアルスと言葉を交わすことができたが、最低でも重症でほぼ動けず、
しばらく後になって異魔神が放った「りゅうせい」に巻き込まれた可能性も高いだろう。
ただ、異魔神撃破直後に死んでいたキャラは全員再生した世界樹の力で蘇っていたため、
描写こそないもののこの時点で生きていた（蘇った）だろうと推測される。
　
その後のエピソードとして、単行本に書下ろしで収録された後日談では、
ファン共々ポロンの結婚式に向かうキラとヤオを迎えに行っている。とりあえず元気なようだ。
その後、レーベに移住してカミーロと共に商売を始めており、カミーロが再婚して子供まで作るという姿を見て「不公平だ」とぼやいている。