【こおりのたて】

概要

DQ7以降に登場する盾。
ライバルである【ほのおのたて】はDQ5から登場しているが、こちらは少々遅れての登場。
作品によって炎を軽減したり冷気を軽減したりする妙な宿命を負っている。
初登場のDQ7以外では、装備品としては妙に残念な性能になってしまっている。
少年ヤンガスでは【ふぶきの盾】という、この盾を元にしたと思われる盾も登場する。

DQ7

守備力24、かっこよさ17。【主人公】・【アイラ】・【ガボ】が装備可能。
DISC1も大詰めの【コスタール】で3800Gという場違いな安い金額で市販されている。
　
登場時期や価格に反して守備力は【ふうじんのたて】や【ドラゴンシールド】どころか【プラチナシールド】よりも低いが、代わりに【メラ系】・【ギラ系】・【イオ系】と【炎ブレス】を20ポイント軽減するというかなり優秀な耐性を持つ。
この時点ではガボの最強の盾なので、【オルゴ・デミーラ】戦に向けて是非とも購入しておこう。
そもそもガボは装備できる盾が異常に少なく、序盤も序盤の【フォーリッシュ】で購入して装備した【キトンシールド】をここまで使い続けている状況で、購入しないと耐久力が大分落ちてしまう事になる。
主人公やアイラにとっても総合的な性能ではDISC1で最高クラスの盾と言えるので、なるべく購入した方が良い。
しかも順番通りに進めれば、オルゴ・デミーラ戦の次は【炎の山】なので、この盾と【みずのはごろも】が大活躍する。
　
対となる【ほのおのたて】が17000Gと非常に高額な事を考えると、3800Gという価格設定は最早「投げ売り」と言っても良い価格設定である。
ただし本作では守備力で12、属性は異なるが耐性でも5ポイントの差がある（いずれも炎の盾の方が上）ため、次作以降に比べると対というイメージはまだ薄い。
　
デザインは、炎の盾とは異なりなかなか洗練されており、【みかがみの盾】や【聖女の盾】と比肩できる程の美しさ。
……だが【かっこよさ】はこちらの方が異常に低い。何故だ。
【こおりのやいば】や【ふぶきのつるぎ】とともに装備すると映えそうだが、何故かコーディネートボーナスは存在しない。
特にこおりのやいばとのコーディネートボーナスがあれば、ガボを【かっこよさ部門】で1位にするのに活躍できたかもしれないのだが……。

DQ8

やたら寒そうな【オークニス】で売っている。お値段8500G。表記は「こおりの盾」。
だいぶ出世して、ほのおの盾に匹敵する守備力33を持つようになった。しかしなぜかほのおの盾より1低い。
しかも値段はこちらの方が高い。
　
ほのおの盾とは性能が対になっている。
吹雪と【ヒャド系】のダメージを5ポイント減らすが、炎の盾は【火炎ブレス】と【メラ系】・【ギラ系】のダメージを10ポイント減らす。
道具使用でヒャド・吹雪系ダメージ半減の【氷の衣】を全員に付与するが、
ほのおの盾は道具使用で【炎の衣】を発生させる。
錬金レシピが【まほうのたて】＋【こおりのやいば】なのに対し、炎の盾は魔法の盾＋【ほのおのブーメラン】。
また、ほのおの盾と違ってこれを使った錬金レシピは存在しない。
守備力の違いも1だけであり、装備可能者は主人公と【ククール】なのに対し、
ほのおの盾が【ヤンガス】と【ゼシカ】。
完全に対照的な性能を有している。
　
軽減値は頼りないので、防具として装備するのはやめよう。
すばやいククールあたりに持たせ、氷の衣を作り出すのが正解。
周囲はヒャドや吹雪を使う敵が多いのでかなり有用だ。
　
なお、これと炎の盾を両方使えば炎と氷、両方半減して【フバーハ】の代わりになるかと言えばならず、
先に使った方が後に使った方に上書きされて効果が消える。世の中そんなに甘くは無かった。
フバーハの代用として炎の盾と併用して装備すると良い。
　
錬金レシピに氷の刃を使うが、PS2版では氷の刃は1つしか入手できない貴重品。
その辺で買えるので、間違っても錬金しないように。

3DS版

【ゲルダ】が新たな装備可能者に加わった。一方のほのおの盾はモリーが加わっており、装備可能者の対照性が保たれている。
　
こおりのやいばが【樹氷の竜】からドロップするようになったため、錬金レシピ埋めに作っても取り返しが効くようになった。もっとも【まほうのたて】との物理ダメージ差はほとんどなく、炎系呪文への耐性がなくなるので使い勝手は微妙。

DQ9

炎の盾と全く同じ守備力18、盾ガード率2.5%。
炎の盾と同じ【カルバドの集落】で売っている。
　
炎の盾が炎系ダメージを10%軽減するのに対し、こちらは氷系ダメージを10%軽減する。
炎の盾が道具使用で【炎の衣】を発生させるのに対し、こちらは道具使用で【氷の衣】を発生させる。
炎の盾のレシピが魔法の盾＋【溶岩のかけら】＋【いのちのいし】なのに対し、
こちらは魔法の盾＋【こおりのけっしょう】＋命の石。
ここへ来て、まさにライバル関係が決定づけられたと言えよう。
　
ちなみに、そのデザイン性がついに正当な評価を受けたのか、おしゃれさはこちらが6上回り30。
……が、それが災いしてか価格はこちらのほうが500G高い5700G。
同じ守備力の防具が２つ売られていた時、人がどちらを選ぶかは言うまでもあるまい。ただし、次の目的地は【雪山地方】なので氷の衣の方が便利だし氷耐性をあげておいた方がいいことは覚えておこう。
　
魔王では半分近くが吹雪を吐いてくるので氷の衣で軽減したいところだが、本作は装備品が全て装備袋に入れられ戦闘中の持ち物に入らなくなってしまった。
つまり戦闘中に道具使用できる装備品はその時身に着けてるものだけに。
ならばと装備品変更で対応したいところだが、変更可能なのは武器だけになり、
氷の衣を使うにはその戦闘中ずっと氷の盾を装備しなければならない仕様となった。
高レベルの魔王戦でこれを装備するのは自殺行為に他ならず、【いのりのゆびわ】程ではないが装備袋の登場によって窓際族と化した。
氷属性に偏っているゾーマや多くの属性を使うムドー、ダークフォースを防御目的に使う必要のあるラプソーンなど、使いどころはいくらでもあったのだが残念極まりない。

DQ11

表記は「こおりの盾」。
【主人公（DQ11）】、【セーニャ】、【シルビア】、【グレイグ】が装備可能。
うち直しに必要な宝珠は14個。

異変後の【クレイモラン城下町】、【シケスビア雪原】（キャンプ）にて7100Gで売っている。
【スノーホムンクルス】（強Ver含む）のレアドロップ。
　
今作では兄弟分の【ほのおの盾】ともども道具使用効果がなくなり、氷の衣を発生させる効果は削除されてしまった。
また1属性特化なのに打ち直しても軽減能力は変化しない。
フバーハは相変わらず最弱仕様だし、氷の旋律はセーニャしか使えない。
対して吹雪ブレスの使い手は最後までコンスタントに登場するのがドラクエの常であり、将来性を見越して複数購入してしまった冒険者も多いのではなかろうか。
場所柄まったくの役立たずではないが、【げんまの盾】や【みずのはごろも】を優先したいこの時期に散財してしまっては、敵の吹雪が減らないどころか主人公の方が青息吐息である。
さらに言うと軽減率10%というのは、この時期だと特筆した効果とはとても言えない数値。しかもそれが一つの属性のみというのが難点。
主人公とグレイグにはわずかの守備力低下のかわりに炎耐性がついている【ドラゴンシールド】が既にあり、セーニャやシルビアにとっても軽減率10%が全属性対応のげんまの盾や【せいれいの盾】が鍛冶で作れているため、こおりの盾が必要かどうかといわれたら不要な方。
　
幸い、買えるようになった頃にはちょうどコレをドロップするスノーホムンクルスが購入できる場所の近くで出現する上、【カミュ】も【マルティナ】もシナリオ進行上必ずパーティに復帰している。
というわけで【スーパールーレット】や【お宝ハンター】でタダで頂くのも可能ではあるが、そもそもスノーホムンクルス自体が出会いにくいモンスターなので、わざわざそこまでして手に入れる必要も薄い。

スキャンバトラーズ

超6弾で登場。★３のレア。
レベルは85で、HP:110、ちから:40、すばやさ:5、かしこさ:40、みのまもり:230。
ガード発生率、ダメージ軽減共に大で、ボタン数は3。ガードに成功するとみのまもりが上がる。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

DQMSL

みんなで冒険「海魔神の神殿」などで入手可能。
ウェイト1の盾。装備すると防御力が48上がる。
固有効果は「ヒャド耐性を1ランクアップ」。
強化することで防御力が+2ずつ増えていき、+7まで強化すると固有効果が「ヒャド耐性を2ランクアップ」に変化する。