【デズモン】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 08:59:28

DQ5

青年時代の【ラインハット】に居る【学者】
英語版での名前はDarwin。「進化論」を提唱した実在の自然科学者と同じ名前なのは、「進化」繋がりによる命名だろうか。また1967年に『裸のサル』というベストセラーを出した動物学者のデズモント・モリスがあり、いち生物種としての人間を捉え直したが、デズモンという名前に直接的な関係はあるのだろうか。
 
【進化の秘法】などについて調べている。
専用の部屋(元は【デール】が王子だった時に使っていた)が与えられるばかりか、部屋の前には常に兵士が一人立っているという厚遇。
さぞかしゲーム中で重要な役割があるのかと思いきや、ストーリーには全く絡まない。
【ラインハット太后】(厳密には偽者)が進化の秘法を研究させるために呼んだのかもしれないが。
 
また、青年時代当初のラインハットは魔物に支配されかけており、名前が「デス」だの「モンスター」だのを想起させるデズモンも魔族かとも思われた面があったが、そちら方面との関係もなく、城が解放されても全く変わらない扱いを受けている。
なお、青年時代後半になると【おうじゃのマント】についての話を聞くことができるが、残念ながら入手場所のヒントなどにはなっていない(場所のヒントは城外の宿屋に宿泊している商人から聞ける)。
 
進化の秘法云々の話はDQ4との繋がりを感じさせる要素ではあるものの、それはパパスが見つけた【てんくうのつるぎ】でも同じ。実物がある分負けているかもしれない。
城の中での扱いに比べて、ゲーム中での扱いが無さすぎるという、何のためにいるのかわからない人物である。
 
かつて大いなる災厄をもたらしながらも、今やただの伝説となってしまった進化の秘法。
言い換えれば「進化の秘法がただの伝説となった」こと自体を明示するエピソードか。
それがこのような形で登場するだけでも、前作と同じ世界であるという世界観の構築には一役買っている。
あるいは、伝説と呼ばれているもの全てがストーリーに関わるとは限らないという、お約束に対するアンチテーゼだろうか。
ただし、リメイク版では【ミルドラース】が進化の秘法で魔物となった元人間という設定になったので
完全な無関係とは言えなくなってしまった。