【ビヒーモス】

Last-modified: 2023-10-27 (金) 15:13:42

概要

DQ5に登場するモンスター。
金属製の鎧を着て、大きな円形の盾を両手に持つカバの魔物。
【シールドヒッポ】の上位種に当たる。
 
名前のルーツは旧約聖書に登場する獣達の王で、元々は「獣達」を意味する言葉だったが、中世になると二本足で立つ大カバや象の姿をした悪魔とされるようになった。大抵はデカいカバというイメージがあるだろうが、【パオーム】系にこの名前がついたかもしれないのだ。
【ケベナヒモス】ベヒーモス、ベヒモス、【バハムート】?等も語源は同じ。
しかしRPGなどでカバの姿で登場する例は割と珍しいようだ。
 
DQ10にはよく似た名前の【ベヒードス】という名前のモンスターが登場しているが、その姿はビヒーモスとは全く違っており、【ギガントドラゴン】の色違いである。そしてジョーカー3のスタッフロールではベヒードスと間違われた。

DQ5

【天空への塔】にのみ出現する。
通常攻撃は使用せず、突進による【強化攻撃】と防御(1/5タイプ)、【アストロン】を使用。【集中攻撃】の特性も持っている。
なお判断力は2(行動直前に行動選択)だが、防御するときはターンの初めから防御しており、行動順が回ってきても他の行動には切り替えない。なので、前作の【おおめだま】のようなターン初めには防御状態だったのに行動順が回ってくると攻撃してくるという反則技は使わない。
しかし【おたけび】で一回休みになっても、すくみあがったまま防御して次のターンに休みが普通に解除されるためちょっとずるい。
SFC版だと、1ターン休み以外にも眠り・麻痺・混乱中であっても防御が発動する謎仕様がある。
これは下位種のシールドヒッポも同じ。
 
突進による攻撃行動と、防御・アストロンによる防御行動を半々の確率で取る。攻守半々なのは下位種と同じ。
見た目通り同時期に出現するモンスターと比べて守備力がかなり高く(160)、攻撃系の呪文やブレスに対する耐性も軒並み高い。防御面での性能が特に優れている。
また攻撃力135もまあまあ高い。同じ天空の塔に出てくるモンスターにはさらに上もいるが、こいつは通常攻撃をせずダメージが1.5倍になる突進だけを使うので、実際喰らうダメージはこちらの守備力にもよるがかなり高い方である。
 
ただしあまり積極的に攻撃してくるモンスターではないため、コイツ自身の脅威度自体は低い……が、ただでさえ守備力が高いのに防御までするわ、アストロンでこちらの攻撃を全てシャットアウトするわで、プレイヤーには容赦ないストレスを与えてくれる。
【スライムベホマズン】【ケンタラウス】を仲間にしたくて粘るプレイヤーにとっては、まさに目の上のたんこぶといった存在。
 
攻撃呪文は全般的に効きにくいが、その一方でルカニ系とマホトーンはよく効く。
アストロンを使わせたくないのなら先に呪文を封じてしまい、その上で守備力を下げれば戦いやすくなる。
【いてつくはどう】【てんくうのつるぎ】があれば、アストロンを使われても即時解除可能。
それでも防御されるとイライラするが、面倒ならばこの際逃げてしまうのも手。
しかし逃げたときに限って回り込んで突進してきたりするのでウザい。
また、アストロン状態のこいつだけでも回り込んでくることがある。どういうことなの…。
【どくばり】を持っているなら、これで刺してもよい。防御状態もアストロンも、即死効果なら貫通してくれる(SFC版で確認)。
PS2版なら【ほのおのツメ】【こおりのやいば】での攻撃なら防御状態を貫通できる
 
また、アストロン中かつまだ行動ターンが回っていないコイツにいてつくはどう等を使い、アストロン状態を解除すると、行動パターンに含まれていない「通常攻撃」を繰り出すという貴重な瞬間が見られる。
なお、通常では起こり得ない動作であるためか、その際の通常攻撃には効果音が付いていない。
 
倒すと稀に【てつのたて】 を落とす。今さらこれを落としてもという時期だが、地味に下位種よりも確率が低い。