【フォステイル】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:13:56

概要

DQ10の登場人物である【プクリポ】の男性で、プクリポらしからぬ端正な顔立ち。声優は斎賀みつき(DQ11Sの【主人公(DQ11)】役)。
字面だけ見ると間違えられやすいが、フォスティルではなくフォステ""ルである。
「イ」が大文字であるのがポイント。

DQ10オフライン

伝説的な天才魔術師で、本来は500年ほど前の人物なのだが、時代を超えて様々な場所に現れているという。

500年前の世界のフォステイル

パルカラス王国の宮廷魔術師で、【ベルンハルト】【ヤクル】【ガミルゴ】と並んで【四術師】と称される。
祖国を救う目的で【氷鳥のはね】を集めており、破邪舟術継承のために【エルジュ】が自分の元を訪れた際には、氷鳥の羽集めを継承の儀式の試練としている。
【オルフェアの町】の外伝クエストシリーズ【愉快なオルフェアっ子たち】の最後にも登場。
 
【メギストリスの都】の外伝クエストシリーズ【栄光に隠された闇】では彼の500年前の過去が語られる。
クエスト内で発見されるフォステイル伝によると、国の混乱に乗じてクーデターを起こし、呪術で疫病を撒き散らしたうえでパルカラス城を乗っ取り、王と兵を追放したうえでメギストリス姫を強引に妻にしただけでなく、城内の兵士の家族である女子供を奴隷にした。
その後パルカラス王と兵士達はフォステイルへの強い恨みから亡霊となり、フォステイルから国を取り戻すべく進軍したという。
これを知ったラグアスは子孫として教会で懺悔するのだが、ロロップ神父の助言により本にかかった怨念を解くと歴史の真実が明らかになる。
 
疫病は自然発生したものであり、それに対しパルカラス王は患者を追放したため、フォステイルは氷鳥のはねを使って患者を治療したうえでクーデターを起こし、王と兵を国外追放。
これにより民の声を受ける形でフォステイルは国王に即位し、メギストリス姫と兵士の家族を丁重に扱い、メギストリスと結ばれたことで国名をメギストリスへと改めた。
しかしパルカラス王は兵士に対し自分と共に自害を命じ、フォステイルへの恨みを糧に亡霊として蘇り国に進軍したため、フォステイルは【キラキラ大風車塔】にて命を賭して儀式を行い、【パルカラス亡霊王】と兵士を鎮めた。

メギストリスのおはなしのフォステイル

【メギストリスのおはなし】においては、様々な時代に現れていた伝承のためか、歴史上の人物のはずだが受け入れられている。
 
【魔瘴】に蝕まれ余命いくばくもない【プーポッパン】王は、自分の命を犠牲に【プクランド大陸】を救う儀式を行おうとしていた。
だがフォステイルは今儀式を行えば逆にプクランド大陸が滅びる未来を予知しており、王を止めようとするが聞き入れられない。
側近の【イッド】は、【主人公(DQ10)】やメギストリスに集まった精鋭たち、そして自分の二人の部下を【キラキラ大風車塔内部】最上階の儀式の間へ向かわせる。
儀式の間に着いた一行だが、イッドの部下は精鋭たちを殺害して【魔兵ヒプノス】【魔兵タナト】の正体を現し、主人公たちも抹殺しようとする。
ヒプノスとタナトを倒した主人公たちは真相を報告しに行くが、ヒプノスとタナトの言った通りイッドに信頼を置く王は流れ者に過ぎない主人公たちの言葉を一蹴し、儀式の支度を始めてしまう。
 
フォステイルは主人公たちを呼び止め、今は亡き【アルウェ】王妃が持っていたという「願いが叶うノート」の力でプクランド大陸を救うため、手掛かりのある【リンクル地方】の別荘へ同行してくれるよう頼む
そこで一行は過去の光景を垣間見、アルウェが幼い【ラグアス】王子を励ますため、フォステイルのように強くなったら宝物のノートをあげると約束していたことを知る。
【メギストリス城】に戻り、母の死後姿を見せないという王子の部屋に踏み入った一行だったが、そこで再び過去の光景を垣間見る。
 
アルウェの死を悲しんでいたプーポッパンはラグアスを慰めようとするも、予知能力で母の死を察知していたラグアスは覚悟はできていたことを告げる。
しかし以前から予知能力を嫌っていたプーポッパンは「母親の死を言い当てたのがそれほどうれしいか」「母の死まで予言ごっとの材料にするとは」と激高。
二度とお前の顔は見たくないとまで言い放たれ、ラグアスは部屋に閉じこもってしまう。
そんな中で父の死とプクランド大陸滅亡を予知したラグアスは、自分の言葉は聞き入れない父でも、英雄フォステイルの言葉なら聞いてくれるかもしれないと考える。
そして母の遺品であるノートにラグアスが書いた願いは「フォステイルになりたい」。
つまりこのフォステイルとはノートの力で変身し、その事実を忘れていたラグアス王子だったのだ。
このため、このシナリオに登場するフォステイルの一人称はラグアスと同じ「ぼく」で、過去の世界のフォステイルは「私」のため、一人称が違うことが偽フォステイルだという伏線になっている。
また【オルフェアのおはなし】において、フォステイル自身がアルウェに願いが叶うノートを渡したということをプレイヤーは知っているため、心当たりがない反応をしている点も伏線として機能する。
 
記憶とともに元の姿を取り戻したフォステイルことラグアス王子は、儀式を止めてプクランド大陸滅亡を食い止めるため、主人公たちに助力を願うのだった。

ステータス

レベル32
最大HP250
最大MP271
攻撃力121
守備力122
攻撃魔力312
回復魔力228
すばやさ103
きようさ139
みりょく186
MP吸収率9%
盾ガード率0%
使用武器両手杖

Lv・最大HP・最大MP以外のステータスは公式ガイドブックより引用。

使う呪文・特技・道具

公式ガイドブックより引用。
ラグアス王子の変身した偽フォステイルだが、魔法系を主体とし、パーティ加入後のラグアスが修得しない呪文を使える。
ノートの力である程度本物の能力が再現されているのだろうか。

DQ10オンライン

【キーエンブレム】に関わるシナリオ構成が異なる(過去編に行くのに6個必要で、大国の中では難易度の低いメギストリスが選択されることが多い)ので、大抵のプレイヤーは「メギストリスのおはなしのフォステイル」に出会った後に「500年前の世界のフォステイル」に出会っていた。
 
様々な時代に現れると言われるだけにVer.3以降でも出番が多く、また謎も多い。
流浪のキャラクターとして、【アストルティア】各地に現れることもある。
DQ10大辞典:【フォステイル】を参照。

ライバルズエース

真1弾カードパック「英雄たちの凱旋」で登場。占い師専用のレジェンドレア。

3/2/4 冒険者
おうえん 自分のターン開始時
ランダムな占いを持つ
カード1枚を手札に加える
そのカードのコスト-1
スキルリンク:1ターン先の未来へ旅立つ

占いカードを供給することでリソース面を支えてくれるシステムユニット。占いカードは2つの効果があり対応力が高いので、その時のカードプールにもよるがランダム性の高さの割には当たりが多いのが嬉しい。コスト減もあって相手の想定を越える動きを発動しやすくなる。【エドガンの錬金術】などは流石に使いようがないが、【炎のほこら】など占いの使用とシナジーがあるカードと相性がいい。
しかしそれ以上に目を引くのは、「1ターン先の未来へ旅立つ」という一文。
テンションスキルを使用すると盤面からいなくなり次の自分のターンに戻ってきてくれる、という効果になっている(なおターン開始時の効果はきちんと発動し、またすぐさま攻撃できるようになっている)。
時渡りの最中は相手は完全に手出しできないので、対処不可能なシステムユニットとして貢献してくれる。
【オアシス】【ビッグボック】など、テンションを上げるカードとセットで使ってあげよう。
 
ちなみに時渡りをすることでステータスバフやデバフ、【毒】【ラプソーン】の呪いを始めとしたあらゆる付与効果が消え去る他、受けていたダメージも元に戻る。
また自分のターン開始時にこちらの盤面が埋まっている場合は当然戻ってこれない。こうなると彼があまりにも不憫すぎるので細心の注意を払おう。
また、一時期「天啓の神域」でサーチしてきた彼を未来に飛ばすとなぜか増殖するというバグが存在した。カードプールの都合上ソロモードかマスターズルールでしか起こせなかったが、時間移動の仕方によってはこういったことも起きるのだろうか?