【地震】

Last-modified: 2024-01-29 (月) 00:48:06

ここではトルネコの大冒険1におけるシステムについて解説する。
DQ10に登場する特技については【じしん】を参照。

概要

自然現象の一つで、地殻変動により広範囲の地面が振動すること。
DQシリーズを含めたビデオゲームでも度々演出として登場する。特にDQ7の【エンゴウ地方】のシナリオでは会話などで頻繁に地震の演出が挟まる。
ナンバリング作品では特技【じひびき】や、【パルプンテ】のランダム効果の1つとして「地震」がある。DQ10では敵の特技として【じしん】が登場している。
 
トルネコの大冒険1ではトラップ(システム)として登場した。以下ではこれについて述べる。

トルネコ1

【ダンジョン】の同じ階に長く居続けると発生する現象。
公式ガイドブックでは「罠」に分類されている。
最初の地震は少し揺れるだけだが、二回目でやや激しい地震となり、
三回目の地震では地割れが発生して、下の階に強制的に落とされてしまう。
 
大体1500ターン強で一度目の地震が起き、そこから40ターンごとに次の地震が来る。
ダメージ等のペナルティは無いので、【階段】に行くのが面倒ならばそのまま落とされてしまっても良い。
しかし、ペナルティが無いのが問題視されたか、もしくはトルネコ1の発売から約1年4ヶ月後に起きた阪神淡路大震災の影響からか、トルネコ2以降はシレンシリーズから輸入された【風】に変更された。
風の場合、吹き飛ばされると冒険失敗となり【アイテム】も全て失う。
 
これは【ハラヘラズの指輪】等の無限に稼げる状況を防ぐ処置であると同時に、データ保存の際の情報量が増えすぎてしまうのをカットする意味もある(詳しくは【中断】を参照)。
この情報量とは経過ターン数と等しいと思われがちだが実はそうではなく、どちらかと言えばコマンドの入力回数に近い(上では便宜上ターンと書いたが)。
 
例えば、普通に歩いたり足踏みすると1ターンごとに1行動分情報を保存するが、Bダッシュで長距離を移動した場合も、まとめて1行動分の情報にしかならない。
つまり、同じ階にできるだけ長く留まりたい場合は、足踏みよりも長い通路をダッシュで往復すると良い。
すると劇的にターン数を消費するが、行動回数は非常に少なくなる。
一方で敵の出現はターン数で決まっているので、その分多くの敵と出会う機会を得られる。
 
逆に、ターンは経過しないが情報を保存する行動もあり、
特に、未識別のアイテムに名前を付けると10行動分も情報を保存する。
他にYボタンのアイテム整理や方向転換も保存の対象になっており、
これを組み合わせると全くターンを経過させないまま地震を起こすことすら可能。
 
なお、【公式ガイドブック】には「【ちょっと不思議のダンジョン】では地震は起きない」と書かれているが、もちろん誤りである。
上記のデータ保存の意味を考えれば当然と言える。
ちょっと不思議では地震が起きるほど長居しないので、見る機会に恵まれないのだが、粘ればちゃんと地震は起きる。
ちなみにちょっと不思議10階で地震を起こした場合のみ、また10階に辿り着く。
 
また、「一度目の地震と二度目の地震の間に中断すればそのフロアにいつまでもいられる」という裏技がゲーム雑誌等に掲載されたこともあるが、これも間違い。
正確には、フロアにいる時間を延ばすことはできるが、やがて容量が足りなくなってセーブできなくなり、最終的には再開不能やバグによる強制死亡という結末を迎えてしまう。
危険なので避けるべきである。
 
SFC版の風来のシレンでも、ターン数ではなく各行動に設定された数値が蓄積されるとそのフロアから追い出されるシステムが採用されている。
ただし、足踏みやダッシュによる行動数のカウント方法がトルネコ1とはだいぶ変わる(シレンだと長くそのフロアに留まりたい場合はダッシュではなく足踏みが効果的)。
あちらでは一つのフロアに長く留まるとゲームオーバーになるので、トルネコ1での設定と間違えないように気を付けたい。