【忠義の鉄塊】

Last-modified: 2024-03-05 (火) 19:47:53

DQ11

【主人公(DQ11)】【マルティナ】【グレイグ】【れんけい】技。習得には主人公の【アストロン】が必要。
グレイグの守備力に応じたダメージを敵全体に与えるという珍しい攻撃技で、グレイグの壁役としての運用と両立するのが大きな長所。最大威力(守備力999で到達)は1063~1073にも及ぶ。
ちなみに補助呪文等による補正分も含むので素の守備力500で【スカラ】をかければ届く。これなら最強クラスの防具が揃う頃には実現可能な数字だろう。無属性なので耐性の高い敵にも有効で性能は高い。
 
「敵全体に鉄塊の忠臣で流星のごとき一撃」という説明文だけではなんだか意味がよくわからない技だが、端的に説明すると「グレイグが勢いよくぶん投げられた上で文字通りの鉄の塊に変えられ、そのまま敵陣にツッコんでダメージを与える」という、迷演出の多い3人連携の中でも屈指のネタ技。
3人が助走してグレイグ、マルティナ、主人公の順に時間差で地を蹴って跳躍し、水平飛行で宙を飛ぶグレイグの背中にマルティナが飛び乗った後、空中で瞬時に先回りし、彼を引っ掴んでぶん投げ、その先に居た主人公がすれ違いざまにグレイグをアストロンで硬化させ、鉄塊の弾丸と化したグレイグが敬礼する2人に見送られながら、敵に突っ込んでいく。
ここまで体を張るグレイグはまさに忠義の塊である。
……忠義ってなんなんだろうか、と疑問に思わなくもないが、仲間になるまでに再会した際に説得をした王女を切り捨てようとしたり、ウルノーガに騙されて主人公を悪魔の子と言って追跡したりと、グレイグ本人が償いとしてここまで体を張る理由を挙げれば、納得いくかもしれない。
 
ちなみにPS4版・DQ11S3Dモードと3DS版3Dモードとではマルティナが掴む場所や敬礼のポーズ、グレイグの表情が違い、
PS4版等だと両肩を掴んで投げてデルカダール式の敬礼(拳を握った右腕を胸に当てる)で送り、グレイグは食いしばった顔、3DS版3Dモードだと顔面を掴み、いわゆる普通の軍隊の敬礼で送ってグレイグは真顔、となっている。
顔面を掴まれ、効果音付きでピシッと真顔で敬礼され、真顔で突っ込んでくる3DS版は極めてシュールなのだが、PS4版等もマルティナが明らかに瞬間移動(しかも効果音付き)して先回りしてたり画面全体がグレイグの顔面アップで染まったりと、ネタ度では決して引けをとらない。
どちらにせよこのムービーを作った制作スタッフの心境を問いたいところ。
 
また、2Dモードの演出では先にグレイグにアストロンをかけ、それをマルティナがぶん投げる。
そしてその投げられるグレイグは鉄の柱のようになっている。という【がんせきおとし】のような演出である。
表示されるメッセージは

「てつのかたまりとなった グレイグを…なんと! マルティナが チカラまかせに ほうりなげた!!」

である。………シュール過ぎる。
 
敵視点から見たら、強面のおっさんの鉄の像が超高速で突っ込んできてこちらを壊滅させていくというなんとも形容しがたい最期になるかもしれないというのは想像するに容易い。
こんなもので倒された日には死んでも死にきれないだろう。
どうせやるなら人間を裏切った親友主を騙った不届き者にトドメとして使い、引導を渡してやるのもいいかもしれない。