【死の火山】

Last-modified: 2023-05-20 (土) 15:37:37

DQ5

【サラボナ】から南東に位置する【火山】のダンジョン。
【ルドマン】曰く「東南の洞窟」。西洋の世界観のドラクエでは珍しい東洋風の言い回しである。
火山とあり外見も山だが、【洞窟】として下へ降りて攻略する。
【結婚】関連イベントの一環として、主人公は【ルドマン】から言われた【ほのおのリング】を取りに、この火山の最深部へと向かうことになる。
【馬車】ごと入ることができる。
 
【フローラ】が「【溶岩】の流れる危険な洞窟」と言うとおり、溶岩がそこら中に流れる非常に暑苦しい見た目のダンジョン。
 
出現モンスターも、【メラミ】を放つ【ホースデビル】【かえんのいき】を吐く【ほのおのせんし】【メガンテ】を使う【ばくだんいわ】といった強力なメンツが勢揃い。
だがその一方で、【キメラ】【おどるほうせき】【ばくだんいわ】【ベホマスライム】(仲間で呼ばれた個体)といった仲間モンスターが勧誘でき、頼りになるモンスターも多くいるので、ハイリスクハイリターンの場所と言えよう。
馬車も入れるので、回復役の仲間を控えに入れておくといいだろう。
また、【ドラゴンキッズ】はメラ系とギラ・炎系両方に強いので仲間にいるとかなり楽になる。
【スライムナイト】も炎ブレスには強いのでボス戦では大活躍するが、道中のホースデビルのメラミは素通しなのでかなりガシガシ削られてしまう。
 
【溶岩】には2種類あり、明るいオレンジ色の高温溶岩には立入不可能。
表面がやや固まった暗いオレンジ色の低温溶岩は【ダメージ床】で歩くことができる。
こちらは【トラマナ】があればダメージを防げるが、この時点で使える可能性があるのは【スライム】のみ。
しかも、習得レベルに足りていない可能性も高く、結果として意外とダメージを食らうことになる。
馬車ごと入れるダンジョンなので、溶岩を渡る際は1人だけ外に出すというのも1つの手である。
ただし、この場合は不意打ちを受けるとかなり危険なので、外に出すのはなるべく頑丈なキャラにしたいところ。
 
ほのおのリングを取る前にボスの【ようがんげんじん】3体を相手にするので、最後まで油断はしないこと。
直前に【回復の泉】があるのだが、こともあろうに溶岩の奥という嫌がらせのような場所にある。
そのためどうしてもある程度の被害は抱えざるを得ない。
だが、前述であげた仲間モンスター勧誘のために効率よく戦闘を続けるなら、この泉は活用できるだろう。
また、DQ5の回復の泉は馬車内の仲間は回復しないという微妙に不親切なシステムになっている点にも注意。
 
ルドマンに会う前にもここへは行けるが、入ってすぐの所で戦士が道をふさいでいる。
溶岩の熱気に長時間耐えられるあたり只者ではない。
また、この時点でどう見ても既に【アンディ】が来ているのだが、気にしてはいけない。
そのアンディもこのダンジョンに挑戦したが、大火傷を負ってあえなくリタイアとなってしまった。
 
ダンジョンの構造からボスまで、本作でも屈指の難所であり、アンディのみならず、ここで何度も全滅する羽目になったプレイヤーも少なくない。最大の全滅要因は言うまでもなく爆弾岩である。
公式ガイドブックの適正レベルは主人公Lv20となっているが、これより多少高レベルで臨んだとしてもちょっとした油断で死人が出たり、全滅することも珍しくはない。
通常はまだ蘇生手段も限られている時期であり、リレミト・ルーラを使える主人公が死ぬと全滅が見えてくる。
安全を見るなら【キメラのつばさ】は1個は持っていった方がよいだろう。
一方で全体的に敵の経験値が高めで、メタルスライムも出るため、ここで仲間モンスター勧誘に粘っていると主人公のレベルがLv23~24ぐらいまでは割とすんなりと上がる(ちなみにここのエリアレベルは23)。
スライムをずっと連れているならトラマナ習得も現実的な範囲である。
踊る宝石も出るため、全滅にさえ気をつければお金もかなり貯まりやすいだろう。
 
余談だが、略して「死火山」と呼んでしまうと意味が真逆になってしまう(死火山とは活動が確認されていない火山のこと。なお、現代では使われない用語)。

リメイク版

グラフィックが大幅に向上し、溶岩がうねうねと動き、あちこちから火の粉が飛び交っていたりとリアルさが増しており、見ているだけで汗をかきそうになる。
ダメージ床のグラフィックが赤熱した岩とわかりやすい描写になった。
新たに【ほのおのせんし】も勧誘可能になり、ここに潜ってモンスター勧誘をする需要が増えた。
一方で、【かえんのいき】の火力が大幅に上昇したことや、敵の同時出現数が上昇したことで、雑魚戦・ボス戦ともに難易度が上がっている。
SFC版と違って馬車外メンバーが4人に増えているが、逆にいうと全体攻撃を同時に受ける人数は増えているし、メガンテを受ければメンバーの半数が壊滅することを意味する。
耐性持ちの仲間モンスターなど、対策がないとかなりキツい。

いたストシリーズ

SP、DS、Wii、30thで登場している。
ステージにいくつかある噴火スイッチを押すたびに全体の4つの島が離れたりくっついたりする。
分離状態では旅の扉や【ようがんまじん】などを利用しないと、その島でグルグル回ることになってしまう。
他のステージ以上に空き地が重要になってくるので、速めに確保して有効活用したい。
しかもチャンスカードにはバシルーラやテレポなど理不尽に他人の独占エリアのある小島へ飛ばされかねないカードがあるので非常に厄介。
ようがんまじんがいない独占された離れた小島に酒場呼び寄せなんかされるとガチで破産が見える。初手でスイッチマスにピタ止まりできる出目が出るように祈ろう。
 
エリア名は「【ほのおのツメ】」、「【ほのおのブーメラン】」、「【マグマのつえ】」など、
シリーズおなじみの炎系アイテム名から付けられている。
その中に「聖なる火種」という聞き慣れない単語が出てくるが、おそらく【せいなるたねび】と間違えたのだろう。
Wiiのイージーモードではステージの形がちょっと変わっており、
スイッチを押すたびに右上と左下の島が左上に寄ったり右下に寄ったりする。
 
BGMはSPだと通常はなぜか【冒険の旅】、目標金額突破時は【勇者の挑戦】となっている。
確かにDQ3にも火山はあるのだがDQ5の死の火山とは別物である。
しかし元々人気のある曲な上に豪勢なオーケストラバージョンなのでむしろ好評を博している。
DSだとDQ5のフィールド曲である【地平の彼方へ】が使用されている。
そしてWiiでは更に原作に忠実に【洞窟に魔物の影が】となっている。
30thではまた変更され、【ダンジョン(曲名)】【戦いのとき】になった。
 
30thの1人で挑戦モードでは、伝説の勇者コースの3戦目。
対戦相手は【テリー】【ゼシカ】【ネルゲル】、いずれかがプレイヤーキャラの場合はケフカ(FF6)が代わりに入る。

ドラけし!

ステージ6。ここから盤面にポータルが登場する。
レア枠は【メタルハンター】。隠しステージには【ばくだんいわ】
ボスは【ようがんげんじん】で、強ステージボスは【ほのおのせんし】