【究極エビルプリースト】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:10:06

概要

リメイク版DQ4のクリア後の追加要素(所謂「6章」)で【ラスボス】となった【エビルプリースト】【デスピサロ】第4形態~最終形態の色違い。
登場当時はこのような呼び方はなかったが、スーパーライトをはじめソーシャルゲームを中心に通常のエビルプリースト(【だいまどう(DQ4)】系統)と区別するため、この呼び方が広く使われるようになった。
その後、ナンバリングタイトルであるDQ10オンラインでもこの呼称が使用されている。
なお、英語版DQタクトではAshtaroth
ここではこの姿のエビルプリーストについて総合的に扱う。なおストーリー上での扱いについては【エビルプリースト】の項目にまとめる。

DQ4(リメイク版)

原作となる本作での表記は単に「エビルプリースト」。なお【モンスターずかん】には掲載されない。
アナザーストーリーの「6章」で、エビルプリーストは自ら極めた【進化の秘法】を使って、自我を保ったままデスピサロをも上回るパワーアップに成功。
デスピサロの第4形態(頭部と両手が無い状態)と同じ姿から戦闘がスタートする。
戦闘中の部位欠損発生によるイレギュラーな形態のはずだが、なぜ最初からこうなっているのかは謎。
色は白色、しかし第4形態になると黒に変化する。
総合ステータスではHPの合計値や守備力はデスピサロより下ではあるが、攻撃力は圧倒的に高い。
一番情けない外見の形態での戦闘開始だが、「これのどこが究極の進化だよ(笑)」と舐めてかからないように。
真のラスボスらしく、第五章の時と比べ攻撃はかなり苛烈で、第五章の時に使ったマホカンタは一切使わない。
 
デスピサロの時と違い、メンバーの入れ替えはできないので、とにかく最強のメンバーで臨もう。
必ず入れないと戦闘できない【ピサロ】に加え、【ベホマズン】が使える【勇者】【フバーハ】を唯一使える【ミネア】の3人はほぼ必須だが、ミネアについては【ベホマ】、フバーハ以外の回復・補助手段が乏しいので、【けんじゃのいし】などを持たせるなどして用意をしないと立ち回りが厳しい。更に【みなごろしのけん】を持たせて【ルカナン】も出せるようにしたい。
残る1枠には【スクルト】【ザオリク】【ベホマラー】を使える【クリフト】、攻撃力と耐久に優れる【ライアン】、会心が狙える上に大ピンチで【せかいじゅのしずく】で真っ先に完全回復ができる【アリーナ】から選ぶといい。
攻撃手であるピサロが回復に回ると攻撃が中々できず、アリーナの場合、最終形態辺りから会心の出具合が勝敗を分けることが多い。そのため会心率の下がってしまったDS版以降では厳しいかもしれない。
攻撃呪文や【ルカニ】も有効だが、【マーニャ】【ブライ】はレベルを上げないとHPが低く、呆気なく死ぬため注意。
戦力不足を感じるなら【謎のダンジョン】【エッグラ】【チキーラ】と戦って魔界の装備品を揃えよう。
ピサロの能力アップはもちろん、自然なレベルアップによりコンプリートした頃には互角以上に戦えるようになっている事だろう。
頑張ってレベル50以上にしていればミネア無しでも倒せなくはない。
 
下手に消耗品を使わせてクリア後にセーブすると、消耗した状態でセーブされてしまう。この後にやる事はもう無いが、エッグラチキーラコンビの最速撃破などのやりこみを続ける場合は注意。
 
ちなみに隣には【ライノソルジャー】がいるはずなのに、戦闘には出て来ない。
以前の上司たるピサロが目の前にいるので戸惑ったのかもしれないが、先にライノソルジャーに話しかけると戦闘になるので消耗した状態でエビルプリーストに話しかけないように注意。
結局倒さなくても戦闘終了までどちらにも加勢しないが、さすがに意気地無しというべきか。あるいはピサロ&勇者一行とエビルプリーストの戦いが激しすぎて逆に割って入る余裕すらなかったのかもしれない。実際乱入したところであっさり蹴散らされるのがオチだが。

第一形態

デスピサロの第四形態の白バージョン。頭部と両腕が無く、腹部に顔が出現している状態。
1回行動で通常攻撃・【大きなキバでかみくだく】・いてつく波動・メラゾーマ・しゃくねつ・めいそうをランダムに使用する。
こちらは非常に強くなっているにも関わらず完全1回行動のため、この形態では特に苦戦することはないだろう。
「大きなキバでかみくだく」はコイツだけが使用する特殊攻撃で、通常の1.5倍のダメージを与えた上で麻痺の追加効果もある。
なお、この形態のみラリホーが有効。安全に行くなら【ラリホーマ】を唱えるか、【まどろみのけん】を道具として使っておこう。
ねがえりやあやしいひかりなどの反撃技を持っていないため、眠らせれば完全に無防備である。
眠らせたついでにバイキルトやフバーハなどをかけておくと、今後の形態が楽になる。

第二形態

デスピサロの第六形態の白バージョン。第一形態に両腕が生えると同時に、バランスを保つために脚も太くなった状態。
進化の秘法の究極を示すかのように、デスピサロの第五形態をすっ飛ばして登場する。
1~2回行動で通常攻撃・イオナズン・はげしい炎・しゃくねつ・【巨大な足でふみつける】をランダムに使用する。
2回行動だが、はげしい炎やイオナズンのお陰でしゃくねつの頻度が減ったり、いてつく波動を使わないため補助呪文で固めれば第一形態より楽。
ちなみに、巨大な足でふみつけるは【無属性規定ダメージ攻撃】の一種であり、ダメージは通常攻撃+50となっている。

第三形態

デスピサロの最終形態の白バージョン。第二形態に頭部が出現した。カラーリングからして某鳥山明作品の有名悪役キャラに似ているともっぱらの評判である。
さらにBGMも【邪悪なるもの】から【悪の化身】に変わるが、
これはまだ最終形態ではないので騙されないように。
1~2回行動(行動パターンが変化すると3,4回行動になる場合有り)で通常攻撃・イオナズン・メラゾーマ・巨大な足でふみつける・【たたきつけ】・しゃくねつ・いてつく波動を使用する。
通常攻撃は灼熱をする事前にやるだけであり、いてつく波動を使った後はランダムになる。
踏みつけに加えて叩きつけも無属性規定ダメージ攻撃。
こちらのダメージは通常攻撃の半分+150となっており、軽減不能分が大きい。
灼熱と叩きつけが痛いが、打撃や呪文は比較的ヌルいため、回復は何とか間に合うはず。
ローテーションが発生したらアストロンで回避する手段もある。

A通常攻撃→しゃくねつ→叩きつけ→踏みつけ→いてつく波動→Bパートに移行
Bメラゾーマ、イオナズン、踏みつけ、叩きつけ、しゃくねつ、Aパートに移行

第四形態

第三形態で五体満足になり(ついでにBGMも変更され)これで完成か、と思わせてからさらに変貌してドス黒くなった姿。
「見たかデスピサロ、これが真の究極進化だ!」と言わんばかりの最終形態。
1~2回行動(行動パターンが変化すると3,4回行動になる場合有り)でしゃくねつ・【かがやくいき】(強)・メラゾーマ・巨大な足でふみつける・叩きつけ・いてつく波動・【あやしいひとみ】を使用し、
HPが減ると【マダンテ】までぶっ放してくる(勿論これまでの恒例通り、後で【いのり】でMPを回復する)。
初回はかがやくいき、いてつく波動を使用して、踏みつけの後にマダンテを使用してくる(HPが一定値に達するまではカットされる)。
かがやくいきかマダンテが来ると確認したらアストロンを使用して回避する手段もある。
軽減不能な攻撃と全体攻撃を多用するため、危険な状況になったら勇者のベホマズンは惜しまず投入しよう。
あやしいひとみで眠らされたら、すぐにザメハで起こすこと。
特に注意したいのが輝く息である。「ぜんしんをふるわせ」と表示されてエフェクトも異なり、200以上食らうというこれまでとは完全に別格の脅威を誇る。初めて食らった時は驚くことだろう。フバーハがないと非常にキツい。ミネアの命を最優先にしたい。
守備力の高い防具を優先すると息攻撃の耐性がなくなってしまうので注意(はぐれメタルよろい、てんくうのよろい、ミラーシールド等は炎吹雪耐性が一切ない)。
後衛に回る女性陣はてんしのレオタードやみずのはごろもを、フバーハの仕様が強力なDS版では男性陣も守備力の高い鎧よりドラゴンメイルを装備した方がいいかもしれない。
さらにはぐれメタルの盾も装備し、盤石な耐性を持っておくと楽になる。特にてんしのレオタード+はぐれメタルの盾+フバーハ状態のミネアなら、しゃくねつの炎で平均約15、かがやく息でも平均40ダメージ程と相当耐えやすくなる。
ただしアリーナは盾を装備できないため、耐性持ちの装備がてんしのレオタードしか無いことに注意。
瀕死のキャラが出たら防御させるのも手。とにかく回復や補助を最優先にしないと、パーティがあっさり崩壊しかねない。
ピサロのバイキルトを使って短時間で討伐してもよいが、いてつく波動が来るのでムーンサルトで攻撃する手段もある。
ライアン、ピサロならはやぶさの剣で240程、アリーナならキラーピアスで1回でも会心の一撃が当たれば390のダメージが与えられる。
DS版なら、バイキルトを使う場合ピサロはドラゴン斬りで攻撃するのがおすすめ(メタル斬りではバイキルトが乗らないため)。守備力ゼロではやぶさの剣を装備すれば最大で400近くのダメージを入れられる。
なお極めたはずなのに守備力、耐性、行動回数はデスピサロに負けていたりする。
1回行動のターンが多いのもショボい…普通に完全2回行動の方が脅威が増し、やりごたえがあったと思うのだが…
運が良ければピサロを加えた直後に、特別なレベル上げもせず魔界シリーズを一切手に入れることもなくあっさり撃破もある。
これ以後はもう何もやることの残らない本当に最後の裏ボスなので、魔界シリーズを揃えた上で尚なかなか倒せないほど強いという方が面白かったと思うのだが…

Aかがやく息→いてつく波動→踏みつけ(→マダンテ→祈り)→Bパートに移行
Bメラゾーマ、叩きつけ、しゃくねつ、かがやく息、あやしいひとみ、Aパートに移行

ちなみに「魔族の内輪揉めなんだから一人でケリつけろや」とピサロ一人で挑ませる場合、あやしいひとみのせいでレベル99であってもまず勝てない。それどころかラリホーが効く第1形態でも、運やタイミングが悪いと麻痺攻撃で一発アウトになることもある。
 
彼一人で勝つには大量のドーピングと多少の運が必要。
 
ちなみに、こいつを倒すと【天空城】に行くことになる。
そして【マスタードラゴン】の話が終わった後、外に出ると5章とは別のエンディングを迎えることになる。
しかし、デスピサロ撃破後のものと違いは僅かで、【ロザリーヒル】のシーンがピサロと【ロザリー】が勇者たちを見送るものに変更されるだけである。

DQ10オンライン

通常のエビルプリーストに次いで、Ver.6.4期間中の2023年5月1日からコインボスとして登場。
第一形態の姿で待ち構え、戦闘開始とともにムービーで第三形態に変身、戦闘中に第四形態になる。
進化の秘法を使う上で、自我を保つため、まず魂を外部に保存し、秘法で肉体を進化させてから再び魂を憑依させたという設定になっている。
自我を保つために施した手段は後述のDQウォークの究極進化エビルプリーストとほぼ同じといえるだろう。
詳しくは【究極エビルプリースト】を参照。

モンパレ

モンパレシリーズでは悪魔系での実装である。表記は単に「エビルプリースト」。
ブラウザ版ではサービス終了が発表された直後のたんけんスカウトSPで実装された。
初期特技は「ダークマター」で、敵全体にダメージを与えながらたまにザキ効果というもの。
行動するたびに味方にマジックバリアをかけるという強力なパレードスキルも持っていたが、実装時期のためか話題になることもあまりなかった。

どこパレ

台湾版で先に実装されており、その後だいぶ期間が空いた後に日本でも正式に実装された。
固有特性は2回行動+いきなりマホカンタの「進化の秘法」。
強力な2種の特技「邪悪な祈り」「アビスハンド」を持っており、攻撃力も高い。

DQMSL

転生後のSSランク。「究極エビルプリースト」の名称が初めて使われたのがこの作品。
【新生転生】で色が黒くなると思われたが変化は無かった。

スキャンバトラーズ

超6弾の隠しボスとして登場。ソーシャルゲーム以外での出演は何気に初。
色は最終形態に根拠しており、真っ黒。HPは25000。
使用する技は以下の通り。

  • 魔力展開:自分の守備力を2段階、呪文威力を4段階上げる
  • エビルクロー:敵単体に攻撃しつつテンションを1段階下げる
  • エビルクラッシュ:敵全体に攻撃しつつ呪文耐性を3段階下げる
  • エビルオーラブレード:敵全体に呪文ダメージ
  • かがやくいき:敵全体にブレスダメージ

エビルオーラブレードはこう見えても呪文のようで、エビルクロー、エビルクラッシュが200程度に対し、こちらは2000程度与えてくる。
最終ターンにおいてはかがやくいき3連など飛んでくる。幸いにもバフ解除が無いので僧侶でいくと比較的楽になる。
 
なお前弾の【邪神レオソード】と同様に今弾でも、2019年6月1日より、HP35000の強化形態と戦うことが出来る。
出現条件はバトルステージのカーソルに合わせ、一度レバーを下に下げる。そしてトリガーを4回引いた後再びレバーを上にあげてトリガーを5回引くというもの。
ただし非常に強力なため、万全の態勢で臨みたいところ。最低でも、味方のHPが裏ボス戦開始の段階で7500以上残っていることが望ましい。攻撃の種類は以下に示す通り。

  • 真・魔力展開:自分の守備力を3段階、呪文威力を4段階上げ、さらに自身への攻撃を一度だけ無効化する
  • 真・エビルクロ―:敵単体に攻撃しつつテンションを1段階下げる
  • 真・エビルクラッシュ:敵全体に攻撃しつつ呪文耐性を5段階下げる
  • 真・エビルオーラブレード:敵全体に特大の呪文ダメージ
  • かがやくいき:敵全体にブレスダメージ

特に危険なのが真・エビルオーラブレードで、対策なしの状態では4500程度の大ダメージを受けることになる。もはやダークドレアムよりずっと強い。
これが毎ターン1回ずつ飛んでくるため、【鉄鬼軍王キラゴルド】のゴールドフィンガー等を利用して相手のバフを消す等の対策をとる必要がある。
その他の攻撃についても全体的に攻撃力が上がっているため、ザコ戦の時にバフをかけるなりして臨みたい。
幸い、こちらのバフを剥がしてきたり、即死を含む状態異常攻撃があるわけではないので、前弾の強化版邪神レオソードよりは戦いやすいと言えるだろう。

ライバルズエース

真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」で実装。
通常版と変わらず魔剣士専用のレジェンドレア。CVは引き続き島田敏だが、発するのは叫び声のようなものばかりでまともな言葉は話さない。

9/6/9 魔王系
スキルリンク:正面にいる全ての敵ユニットと敵リーダーに5ダメージ
この効果で死亡させたユニットの数分魔王デッキのカード1枚を手札に加える

効果は進化して使える「はげしい炎」の再現。あちらと違ってテンションさえ溜めておけば即座に放てるのが利点。
スタッツも高く魔王系シナジーも受けられるので、コストの重さに相応しいかなりのパワーを発揮する。
なお、召喚時BGMは【立ちはだかる難敵】だが、これは究極じゃないエビルプリーストのBGMである。
原作でのBGMだった【悪の化身】【デスピサロ】専用曲にするための配慮だろうか?
ライバルズでは意外と「立ちはだかる難敵」を聴く機会が少ないためありがたく聴くとしよう。

ウォーク

究極エビルプリースト

2019年11~12月に実施されたDQ4のコラボイベント3章にてボスとして登場。
戦うことになるのは進化途中の形態(リメイク版DQ4の第1形態)と、進化後の形態(第3形態)。

究極進化エビルプリースト

イベント「神官クリフト外伝」で2022年11月11日から登場。闇の覇者【りゅうおう】に続く魔王覚醒の第二弾。
姿はリメイク版DQ4での第4形態同様の色合いに変化し、更に黒いオーラを発している。
自身と同じ姿と記憶をもった分身を操って進化の秘法を完成させ、自身を復活させて合体することで生も死も超越した存在になろうとした。

タクト

2023年1月24日に「新・ドラゴンクエストIVイベント」にて実装されたSランクモンスター。原作の第3形態の姿。

ドラけし!

DQ4イベント「進化を遂げた魔族の王」後半で「K(究極)エビルプリースト」が巨大敵として登場。